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34話 獣人のお仕事



さて、あれから数日が経ち獣人のみんなも仕事についている。


リアーナさんとウォルバンさん率いる物資調達隊にホリー、ネア、トトの5人が加わり町の外に出て伐採や採掘、魔物討伐や果物集めを行っている。

それらをロイさんが買取ったり余った物はどこでも売買機で売って、欲しい物があれば各自ロイさんから購入するようにしているから一応流通っぽいものはできている。

魔物の解体や素材分けはウォルバンさんやロイさんもできるし結構できる人って多い。

どの素材が何に使えるのかを知ってる人がみんなに教えたりして自分達で作れるものを増やしていった。




ラヴィとリリスは洋服やアクセサリー作りをしてる。

俺が出した日本の服に感銘を受けたみたいでそれを参考に色々作ってるけど、布が栽培を始めた木綿だけでなく魔物の皮も使ってるから硬いんだよな。

日本のものは質がいいしそっち使った方が作るのも楽なんだけど、この世界の素材で作られた物には特殊な能力が付いたりするからすごい。

どれを使っても何かしら能力がつく。例えば魔物の皮などの素材で作られた服やアクセサリーは防御力が高くなるとか。

[鑑定機]っていうスマホみたいな機械使って調べたら分かるんだけど、




ーーーーーーーーーーーーーーーーー

[名称] ウルファンのコート [品質] B

斬撃防13 突撃防10 打撃防15 保温12

[説明] ウルファンの毛皮で作られた服。白銀の色合いが美しく保温性があり温かい。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー




こんな感じで表示される。

道具を使わなくてもスキルの鑑定を持つ人もいるけど、正式に証明するにはこの機械で書き出した証明書が必要らしい。

書き出しを押すと上から今の鑑定結果の書かれた紙が出てくるのだが、これが鑑定証明書になる。この[鑑定機]を使うと偽装できないからだ。




チュチュとチュッチュは故郷にいたときと同じように木彫りで色んな動物の置物を作ってるし、カーさんに教わり家具作りも始めている。

獣人のみんなって自分の一族のグッズ集めるの好きみたいで獣人の間で売れてる。

勿論俺も買ってる。だって可愛いんだもん。




カーさんは幅広く色んなことを知っていて様々なことをみんなに教えている。

その知識はものづくりから戦闘技術まで幅広い。年の功と言うがこの国一番の知識人じゃないか?

物に付与魔法で自分の持ってる属性の能力も付けれるみたいだし。すげーな。



イルには仕事なんて無理だろうからまだリハビリの最中だ。

もしかしたらできるようになるかも知れないがそれはまだまだ先のことだろう。





それと、みんなには国家カードも渡してるし給金も渡してる。

国家カードを渡したときは、みんな目をキラキラさせて大喜びしてたから可愛かったな。

チュチュやチュッチュだけじゃなくネアやリリスやトトもラヴィも走ったり壁よじ登ったり、ちょっと引くくらいテンション高かった。

ホリーはクールぶってても空ブンブン飛び回ってたし、カーさんは「カッカッカッカッ」って笑ってたし。


...うん、人間達はみんな引いてたし、俺もちょっと引いたな。



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