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5話『敵も異能使うのかよ……』


 眼下には凄惨な光景が広がっていた。

 横転したトラック、広がる赤い水、それらに上から転がっていく岩。


 飛び降りた後すぐにパラシュートを開いた俺は一先ず命の危機は去ったと安堵し、状況の確認を急いだ。そして見たのがそれ。

 事件だなんだと言っていたから、おそらくあれは落石ではなく、人の手によって起こされたものなのだろう。

 ならばそれを起こした者は……


 それについて考えていると、不意に地面が目に入る。大きい、いや、近いんだ。

 俺は特に詳しく見ることなく、着地の用意をして……して…………


「……あれ? これ、どうやって着地するんだ?」


 あと数秒で地面。そんな中で気づいてしまったその事実。

 しかし時は誰も待ってはくれない。


「え? ちょ、あれ? マジ?」


 慌てた俺は結局、目を瞑ることしか出来ずに、トラック付近の舗装された道路へと激突した……はずだった。


「………………」


 激突したと思われてから数秒。来るべき衝撃がいつまで経っても来ないことに疑問を抱いた俺は、目を開ける。

 すると、俺の足元には地面に横たわる一人イツヒトの姿が。


「………………」


 駄目だ、俺のキャパじゃ処理しきれない。なんか地鳴りっぽいのも鳴り止まないし、何が起きてるのやら……

 そして、呆然と足元の一人を見ていると上からパラシュートがのしかかってきた。

 むぐぅ、と呻きながら倒れる俺。

 その時、ちょうど俺が一人の上から退いたためか、一人が起き上がる気配がした。


「んばあ、普通に歩いとばんばいつんど横だんどっでね」

「…………はぁ、だから何言ってるか分からんって……よいしょっと」


 ――もう全部異能で片付けよう。


 そうやって思考に区切りを付けた俺は相変わらず理解できない言語にツッコミを入れつつ、外へ這い出た。

 全く、拉致されてから異常なことばかりだ。いや、異常とは普通ではないこと。今起こっているこの現実もあり得るという意味では普通ではないだろうか。ならばそれもまた普通であり、異常ではない。つまり俺が高所から飛び降りて、怪我必須の高さなのに無事なのも日常なのだ。うん、今日も地球は平和だなぁ。


「遊んでないで早く来い」


 そしてようやっと外へ這い出ると、皇帝カイザーから銃口を向けられた。

 皇帝はパラシュートをどこへやったのやら、その身一つでその場に佇んでいる。ちなみにその近くにはその、まるで女の子のように華奢な両足が曲がってはいけない方向に曲がっている彩禍の姿が……もう何も言うまい。


 ともあれ、みんな無事なようだ。このままだと俺だけ皇帝に撃たれて傷付きそうだし、さっさと立つことにする。


「んしょっと」


 すっくと立ち上がると、やはり怪我どころか痛みすらないことに疑問を抱きつつ、周りを見渡した。

 落ちてくる最中でも見た惨状がやはりそこには広がっていた。


 横転したトラックはまるで走ってる最中に横から衝撃を加えられたかのように地面にあとを残している。

 近くにはかなり大きな岩があることから、それがちょうど落ちてきたのだと予想できる。

 だが、地面に広がっている血の海は明らかに数人の人間のものではない。確実に十人以上は犠牲にならないと無理なほど、広がっていた。

 それが示すことは、トラックの荷台の中に人がいたということ。ちょうど岩は荷台に激突して大穴を開けていることだし、そんなとこだろう。


「…………」


 それにしても、と俺は彼らを見る。

 こんな惨状だというのに欠片も表情を動かさない彼らを。


 俺の元々いた場所では、こんなスプラッタなものを見ては嫌悪に顔を歪める人ばかりだった。いや、正確にはこのようなスプラッタな画像、か。実際に見たものはいないだろう。

 そこになんの思惑が、なんの物語があったのか知りもせずにただ見てくれが気持ち悪いから嫌悪する。

 いや、俺はそれを否定しているわけじゃない。むしろ正しいとさえ思っている。

 そうやって嫌悪することにより、同族殺しという愚かな行為を抑制してもいるのだから。

 だが、そのように大部分の人が嫌悪する中、そこにある物語を思い、ただ感傷に浸らず、事実を受け止めるだけの者を『異常』だと言うのは別なのではないのか、と思うのだ。その別が何かと問われればそれは言い難きものなのだが、何か違うと思うのだ。


「…………ふぅ」


 そこまで考えて、俺はふと息を吐き出す。

 また無駄な、答えの出ない思考をしてしまった、と。


 息と共に無駄な思考を外へと吐き出した俺はしっかりと目の前の光景の、今の状況の把握に精を出す。

 すると、思考がクリアになったからか、視野が広くなり、『アレ』が目に入った。

 崖の上の森の中、ひっそりと佇む、二つの人影が。


「……なんだ?」

「やっと戻ってきたか、愚図め。取り敢えず状況の把握は出来ているようだし、手短に用件のみ言う。よく聞け。『この事件の犯人はあの崖の上にいる二人。いつも通り生きた状態で捕まえろ。手足の数本は良い』。分かったな」

「は?」


 突然、皇帝カイザーに言い放たれた言葉はちゃんと聞こえているにも拘らず、中々俺の中へと入ってこない。

 しかし皇帝はそんな俺を、用件は伝えた、とばかりに置いて歩いていく。あいつらのいる、崖へと向かって。

 また、視線を崖へと向ければ既に彩禍さいか一人イツヒトが崖を走っていた(・・・・・)


 彩禍はその綺麗な手が擦り剥けるのも気にせず、ガツガツと岩肌に体を這わせて登り、一人はただ真っ直ぐ崖の上に立つ存在を見て、そこへ向かって登っていく。

 二人で違うことといえば彩禍は傷付くたびにすぐさま治っていくのに対し、一人は崖や自身になんの影響も与えてないところだろうか。

 普通岩に手を這わせたりすれば、砂が落ちたり、小石が剥がれたりするものだ。しかし一人が登る場所はそれが一切ない。なんの影響もないのだ。


「…………異能、か」

「…………だ。ば……かり、…………」


 呆然と、目に入ってくる情報に驚いていると、今度は耳に新たな情報が入ってきた。

 俺の聞いたことのない声。それは即ち今ここに置いて生きているあいつらの声。

 俺は視線を上へと動かす。

 先ほどよりも前へ出てきたのか、二人の人がよりくっきりと見えた。


 一人は黒いローブを羽織り、長い黒髪に目を隠された根暗そうな青年。


 一人は頭の天辺に狼のように立った耳を持ち、ヤンキー座りのようにおすわりをしている少女。服は前後に開きがなく、頭から着る服――プルオーバーを着ていた。


 そのうち、よく観察してみれば青年の口がぶつぶつと何かを呟いているのが見て取れる。


 皇帝カイザーが崖を歩いている(・・・・・)ことに若干諦めにも似た感慨を抱きつつ、俺は耳を澄ませた。


「……から。お前らは間違っている。そんなことワタクシは認めない。ワタクシは『麻薬』の密売を否定する。人に必要? 死ぬ人が出る? 迷惑がかかる? そんなの全て詭弁だ。自らを正当化するための詭弁だ。だからワタクシはそれを否定する」

「『麻薬』? あのトラックは麻薬の密輸をしてたってことか?」


 彼の言葉から予想出来たその事実に、俺はついつい言葉に出してしまった。

 しかし普通はそんな小さな声、あいつに聞こえるはずがない。ここから崖の上までいくら離れていると思ってる。いくら耳が良くても無理だ。

 そう、無理なはずなんだ、


 だが、そんな俺の考えを嘲るかのように、彼の前髪に隠れた瞳が俺を見つめる。チラと覗いたその瞳は昏く、冷たく、濁っていた。

 彼の唇が動き出す。


「そうさ、そうだよ、貴様の言う通りだよ。あのトラックには麻薬が大量に入っていた。そして今回はかなりヤバイやつだったのか、かなり厳重な警備だったね。だがワタクシにかかればこの通り。そうだよ、こんな悪は肯定されてはならない。だからワタクシがこうやって否定する。何かおかしいかな?」


 コロコロと、話が飛ぶ彼の話し方は理解が遅れる。

 だが、彼が間違ったことを言っていることだけは単語からでも理解出来た。

 だから言う。言ってやる。未だにこの超展開に追いつかない頭の中、目の前の事案だけはしっかりと処理してやろうじゃないか。

 俺は、俺を見つめたままの彼に向かい、息を吸って、声を張り上――――


「一番乗りィ! ちょっと君ィ、捕まってェ!」


 突如響いた中性的な、音程の狂った声。

 それはとうとう崖を登りきった彩禍さいかの鬨の声だった。

 彼は音程の狂った叫び声をあげ、その肩ほどの長さの緑髪を振り乱しながら、青年へと手を伸ばす。


 常人ならその並々ならぬ気迫に気圧され動けないだろう。肝の据わったやつでも驚きで一瞬行動が遅れるだろう。

 しかし青年は、いや少女は違った。


「『倒せ』」


 青年がそう呟いた瞬間、少女の姿が消え、気付いたら彩禍の体が吹き飛んでいた。それはもう、崖から盛大に。

 彼はそのまま自由落下していき、俺の近くへと背中から落ちた。


「グブォ!」


 何か鳴ってはならないような音が聞こえた気がしたが、今はそれどころじゃない。それに彩禍ならあの程度大丈夫だろう。銃弾を受けても平気なのだし。

 それよりも俺の主張だ。俺の主張が遮られたままだ。

 だから、俺は再度顔を青年へと向け、声を張り上げるべく、息を吸っ――――


「邪魔だなぁ、邪魔だよぉ。貴様達は何者だ? 何故ワタクシの邪魔をする? ワタクシは正義を実行したのみ。それ故貴様達に襲われる謂れはないぞ? あぁ、そうか、そういうことか。貴様達はこの国の名ばかりの治安維持組織、警察のものか。ならば納得もいく。彼らは正義と悪の定義を無視する存在。自らを絶対の正義とし、それ以外を悪と断じて連行する悪とも言えない消えるべき組織だ。あぁ、話が逸れたね。つまるところ、貴様達はワタクシの敵ということでいいかな? いいよね? よし貴様達は今からワタクシの敵だ」

「りょうかいしました。ごしゅじんさま」


 長々としたセリフを吐き終わると同時、また聞きなれない声――おそらく少女のもの――が聞こえ、その瞬間少女の姿が消えた。姿は見えなかったが、声は聞こえた。その、悲壮と諦観の篭った、悲しい声は。

 そして、俺は少女が何処入ったのか、視野を広く保っているとある一点で変化が起こった。

 そこへ焦点を合わせると、そこには一人が狼少女へと手を伸ばしている姿が目に入る。なお、少女はというと一人の首へ爪を突き立てるも、全く刺さらないことに困惑していた。


「――ふ~ん、異能か」


 またも聞こえた青年の言葉は、しっかりと的を射たもので。

 しかし俺は、何故それを、という気持ちを抑えつつ今の状況をしっかりと把握する。


 今は一人の手から逃げ延びた狼少女が崖の上へと戻り、何やら崖の淵へと爪を突き立てているところだ。

 何をやっているのか。

 そんな疑問はすぐに解決された。

 少女が突き立てた爪を思い切り振り上げると、突き立てていた地面がそのままくり抜かれ、一人イツヒトへと落ちていった。


 そしてその人を簡単に潰せる大きさの岩は一人へと衝突し…………止まった。

 あのときの弾丸と同じだ。一人に当たったと思ったらその勢いがゼロになって止まる。

 だが、今回は一人が下にいる。つまり、衝撃はゼロになっても力はかかり続ける。

 その結果どうなったかというと……


「おおお? だはがんやぁ!」


 謎言語を叫びながら岩と共に落ちていった。

 本当に謎の多いやつだよなぁ……

 なお、一人はそのまま俺からちょっと離れたところで岩の下敷きとなった。まあなんだかんだ生きてそうだけど。……短時間なのにすっかり慣れちゃったな……


 そして残るは崖に垂直に立っている(・・・・・)皇帝カイザーのみ。

 彼は二人がやられたことにあのとき見せた不安になるような不敵な笑みを浮かべると、二丁の銃をその手に出現させた(・・・・・)


「やはり今回は当たりか。最高にスリルがある。さあ、もっと余を楽しませよ! なんなら余を殺してみせよ! さあ! 殺り合おうか!」


 瞳が爛々と輝いている気がするような声音でそう叫んだ彼は、また崖の上で地面に爪を突き立てている少女へと銃口を向け、発砲した。

 しかしこの崖はかなり急。凹凸もそこそこある。尚且つ少女はやや奥にいる。普通なら当たらない。いや、当たってはならない。この世の物理現象が信じられなくなる。

 だが、結果は俺の思いを裏切ってしまった。


「ほう、そこから当てるのか。それが貴様の異能か? さながら、必中とでもいうつもりか?」


 青年のその呟きで分かってしまった結果。あり得ない。あり得てはいけない。

 しかし現に青年は結果を口にした。いや、それが嘘という可能性もあるが、それはほぼないだろう。

 そして皇帝はというと、


「ふははっ、違うぞ。原理は簡単だ。先に撃った銃弾に後から撃った銃弾をぶつけて方向を変えただけだ。難しいことじゃない」


 そんなことをのたまって不敵に笑う。

 しかし待って欲しい。それは『だけ』なんて言葉で片付けて良いことじゃないことに気づいて欲しい。

 銃弾は初速が音速を超える。そしてそれをコンマ何秒の差で、どれくらいの角度で、撃てばいいのかなんて機械でもなければできやしない。そもそも、それでうまくいったとして、本当に上手く弾丸が弾かれるかなんて分からない。弾かれるとしてそんなに真っ直ぐ行くわけもない。


 ……あり得ないのオンパレードだ。皇帝カイザーの言葉はあり得ないの積み重ねの上に成り立っている。

 …………いや、それは言い過ぎか。この世は可能性の積み重ねだ。例えあり得ないと言われることでも極小さな可能性は存在している。故に皇帝の言葉は『あり得ないの積み重ね』ではなく、『可能性の積み重ね』なのだ。

 俺が自らの認識をしっかりと改めていると、まるでそれを証明するかのようにそれは現れた。


「ふーッ、ふーッ」


 手負いの獅子のように、いや実際そうなのだろう。崖から体を覗かせた少女の肩のあたりは真っ赤に染まり、纏っている白いプルオーバーには小さな穴が開いていた。あれ? なんでそれが見えているんだ?

 …………いや、今はそれどころじゃない。

 少女は目を血走らせ、皇帝を睨む。しかし、その瞳に凄みはない。なぜなら、そこには生き物にあるべき光が、生きることに全力な生き物にある光がなかったから。


「……ほぅ」


 皇帝もそれに気付いたのか、小さく声を漏らす。その声に含まれているのはどんな感情か。人のことばかり考え、読み取ってきた俺でさえそれは読み取れない。


 そしてその場に沈黙が降りた。

 両隣で空気を読まない彩禍《変態》と一人《馬鹿》が何か言っているが、沈黙だ。静寂だ。


「………………ふむ、ここは一旦引くとしようか。はえたかってきた。貴様達もそれは望まないだろ?」


 やがて、青年が口を開き、そんなことをのたまった。

 人をこれだけ殺し、あまつさえ俺らも殺そうとしてきたやつが何をのうのうと言っているのだ。

 と、思ったのだが、よく考えればこんな人外の戦いに俺が巻き込まれる可能性もあるわけだし、そう考えれば青年達が帰るのは万々歳と気付いた。はよ帰れ。


「というわけだ。【三号】、帰るぞ」


 そして、俺の願いが通じたのか、青年が崖の淵から奥へと踵を返す。よしっ! 帰れ帰れ! 俺を巻き込むな!

 彼に続くように三号と呼ばれた少女もこちらを警戒しながら下がっていく。三号と呼ばれた時、少女が微かに哀しそうな眼をした気がしたが……気のせいかもしれんな。

 そして、二人の姿が見えなくなったと思いきや……


「何を言っている。まだまだこれからだろうが」


 皇帝カイザーがそう言いながら発砲する。

 それはどこへ向かっているのか。全く予想出来ない故にいつかこちらへ飛んでくるのではないかと俺は戦々恐々の思いで佇んでいた。


 そして声は遠くなるものの、俺の耳はしっかりと彼らの会話を捉えていた。集中するとやたら聞こえるなぁ。便利だからいいけど。


「クハハハ、何故逃げる?! 余はまだまだ動けるし満足もしていない! 付き合え!」

「……貴様、しつこいな。それにワタクシは戦う気など毛頭ない。それに三号はあの有様。負けるのは目に見えてる。だから退却するんだ。見逃せよ」

「いや、戦いに絶対はない。つまり貴様らにも可能性は残っている。それが意味すること、それすなわち余と戦え!」

「……なんて面倒な奴なんだ……三号、ワタクシが時間を稼ぐ。その間に――――」


 そこまで聞いて流石に聞こえなくなってしまった。

 しかし最後に聞こえた限り、皇帝は逃げられそうだな。まあ俺を巻き込まないならいいか。

 それにしてもあの少女だ。外面ではただ無感情を貫いているようだったが、その瞳の奥底にはしっかりと悲壮と諦観が漂っていた。あの瞳を俺は知っている。生きることさえ、存在さえ、全てを否定され、何もやりきれなくなった者の目だ。


 …………まあ、今は置いておくか。今の俺にどうこうできるものじゃないしな。

 全く、超展開過ぎで何も分からねぇ俺を置いていくなよ、皇帝め。


「…………はぁ、何やってんだか」


 そして俺は小さくそう呟くと、ようやく全てが終わった、とホッと息を吐くのだった。



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