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10話『異能はえげつない』

 日の出と言うものは清清しいものだ。

 薄っすらとした、目に強くない暖かな光。音の少ない世界。見当たらない人影。

 まるで自分がこの世から一人だけ残されたかのように錯覚してしまう。

 しかしそれがなんとも気持ちの良いもので。

 だから人々は時たま早起きというものをするのだ。


 俺は周りを見渡す。

 茶色に緑、時々赤などの色がポツンとあるそれはまさしく自然そのもの。

 そう、現在俺はあの学校《監視場》の裏手にある山へを歩いている。

 道中で見る自然豊かな景色はなんともいえなく、俺の感情を揺らした。景色だけじゃない、音も、匂いも、空気も、全てが俺に感動を与えてくれる。

 はあ~、なんて心の安らぐひと時なんだ……


 しかし往々としてそのような時間は長くは続かない。


「さて、ここにて戦闘におけるルールを説明する」


 俺の前を歩いていた皇帝カイザーが不意に立ち止まると、こちらを振り返ってそう言った。

 そう、俺はこんな早朝からこいつらと戦う(・・)ために、早起きをしてこんな場所まで来たのだ。

 冗談じゃない。昨日の戦闘を見てこいつらと戦いたいなんて微塵も思わない。思いたくない。思えるわけがない。

 だが、俺に決定権などはなく…………学校でぐずっていたらその場でドンパチやり始めそうだったからね。仕方なく時間稼ぎの意も込めてここまで来た次第だ。


 俺はその時の様子を思い出し、深いため息を吐くと皇帝へと視線を動かした。あまり待たせると弾丸が飛んでくるからな。昨日もあの後『どうせ本気で撃ちはしないだろう』という俺の愚かな考えのもと少しばかり反抗したら脚を撃たれたのだ。

 なお、傷は彩禍さいかが俺の傷口をパシンと叩くと、数分後には治っていた。


 皇帝は俺がちゃんと話を聞く体勢になっていることを確認すると広げていた腕を体の横に直して話し始めた。危なかった、あと少しで銃が出てくるところだった。


「今回の戦いにおいて一番知っていて欲しいのは、殺し合いではないということだ。理由は分かっていると思うが、まだただしが異能に気付いていないからだ。分かっていれば多少無理しても死にはしない」


 皇帝の言うとおり異能にさえ気付けば簡単に死ぬことはなくなるのだ。

 というのも、異能に気付き、使えるようになると身体が『進化』し、ちょっとやそっとじゃ死ななくなるのだ。


 こんな感じで皇帝の説明は続いた。

 そして、それらを纏めてみるとやはりというか、そこまで複雑なものではなく、自由度の高いものだった。

 一言で表せば、『殺さなければ何をしても良い』だ。

 細々としたルールで、エリア外への逃走禁止、不必要な自然破壊の禁止、などがあったがそれは、出来るだけ守ってくれ、程度の拘束力だ。多少なら許してくれる。


「…………整理出来たようだな」


 頭の中でやってもいいこと――と言ってもほぼなんでもありなのだが――を整理し終えた俺が視線を皇帝へと向けると、彼はそれを待っていたかのように喋り出した。

 彼の鋭い双眸にやや気圧されるも、俺は言葉を返す。


「……あぁ、大丈夫だ」


 違う、本当は大丈夫じゃない。

 大丈夫と返したはずの俺の口は震えていた。

 当たり前だ。殺し合いじゃないとはいえ、あんな人外染みた戦いをする奴らと戦闘するんだ。怖くないわけがない。

 しかし俺はやらねばならない。俺が拉致された理由でもあり、敵も持っているであろう異能というものを知るために。


 俺は深く深呼吸する。

 そうだ、落ち着け、いつでもクリアな思考を保つんだ。こんがらがったら一度全部吐け。

 もう一度、今度は頭の中を正しく整理すると混乱していた頭が、思考が綺麗になっていく。

 そして思考に余裕が出来た。

 すると、こんな考えが浮上してくる。


 別に戦わなくてもいいんじゃないか?

 外から見ていてもヒントは掴めるのでは?

 そもそもそこまで危険を犯してまですることなのか?


 ………………あれ?やっぱ戦わなくてもいいんじゃ――


「――戦闘開始」


 皇帝の呟き。

 それは小さな声にも関わらず、早朝の音が少ない森の中では大きく響いた。

 そして、皇帝が言い終わると同時、俺の元へと彩禍さいかが駆けてくる。さっきまでの大人しさが嘘のように、素早く。


「君と殺し合うのは初めての経験だね! 本当に殺したらいけないから殺し合いじゃないのかもしれないけど、細かいことは気にしちゃダメだよ! ただ今はこの新しく素晴らしい経験を存分に味わわないと!」


 凄まじい早口を捲し立てながら駆けてくる彩禍。体制を低くし、常に方向を変えれるようにしているあたり手慣れた感じがある。

 両手に武器はない。それは今回のルールに反するからだ。つまり皇帝にも銃は……


「ッ!」

「ダメだよダメじゃんダメじゃないか! 今はボクを見て! ボクを感じて! ボクのことだけを考えて!」


 考え事をしている間に接近された彩禍から貫き手が放たれる。

 それは俺の腹を穿つのではないかという速度と鋭さがあった。

 人間じゃねぇ……


 ふっ、と小さく息を吐きながら俺は体を捻って回避。

 貫き手は脇腹辺りの服を切り裂きながら進む。

 全く、末恐ろしい……確かに余計なことを考えている場合じゃない。


 俺は心のありようを変える。


「ほぅ……」


 皇帝の小さな吐息を置き去りに、俺は極限の集中状態に入る。

 しかし漫画などのように都合よく時間が遅くなることはない。

 だから俺は未来を予測する。

 今を見て、過去を見て、未来へと繋げる。


 彩禍の脚が踏み込まれる。貫き手を引き戻すのだろう。

 だが今はまだ前方へと力が乗っている。脚もほんの少しだが浮いている。

 ならばこれは使わねばもったいない。


「ハッ!」


 俺は短い吐息と共に彩禍の腕を力強く引っ張った。


「うぉお?!」


 そして希望通り彩禍は前方へとバランスを崩した。

 ――チャンス。

 俺は引っ張った腕の反動を利用し、反対側の腕を持ってくる。

 そして勢いのついた平手を、俺は彩禍の後頭部へと思いっきり叩きつける。

 それだけじゃない。叩き付けた平手をそのままに、彩禍を地面へと投げつけた。


「ぶゅッ!」


 地面へと叩きつけられた彩禍は奇妙な声をあげる。

 が、当然これで終わりなわけがない。

 彩禍の厄介なところは少しでも時間を与えると回復されてしまう点だ。

 幸い今は頭を強打したことにより上手く動けないだろう。


 だから追撃をしかける。


「……………………」

「ふぎゅッ! みゅッ! びゃッ! ばぅッ!」


 ひたすらうつ伏せになっている彩禍の頭をその場に落ちていた石で殴る。殴る。殴る。

 丸みを帯びた石で頭蓋骨をかち割る勢いで殴る。

 きっと端から見たら原始人がタイムトリップしてきた、とでも思うだろう。いや、服装で分かるか。


 俺は馬鹿な考えを捨て、反撃がないことを良しに、ひたすら無言で彩禍を殴り続ける。


「……………………」

「ぎゃッ! あぅッ! あぁッ! あぁんッ!」

「……………………」

「んッ! ふぅッ! はぁッ! もっとッ!」

「ちょっと皇帝カイザー?! この子変なんですけど?!」


 おかしい、俺は彩禍を再起不能にすべく思いっきり頭を殴っていたはずだ。

 それこそ頭をかち割るくらいに。

 現に彩禍の緑色の髪には赤黒い血と思わしき液体がネットリと染み付いている。

 うげぇ、グロい……


 そして側で見守っていた皇帝は一部始終を見て、俺の言葉も理解してから、口を開いた。その間に三回ほど殴っているのですが……


「何か問題があるか?」

「やりづらい! なんで俺はこいつを悦ばせてるの?!」

「だからこいつを選んだ。お前は攻撃が出来る。そいつは新たな経験が出来る。まさにウィンウィンの関係ではないか」


 おかしい、あきらかにおかしい。

 てかそもそも戦う俺の目的って異能の力を開眼させる的なサムシングじゃなかったっけ? なんでこいつをタコ殴りすることになってんの?!


 釈然としない。


 俺は振り上げていた腕をダランと力なくぶら下げ、ため息を吐く。

 これを行うことに意味はあるのかもしれない。しかし今の俺にそれが分かるでもないし、そもそも俺はこんな非人道的なことを好んでやりたくはない。

 ゴトッと血だらけになった石が落ちた。


「はぁ、はぁ、ど、どうしたの? 何か、あった?」


 未だうつ伏せの状態から変化のない彩禍が顔だけ横に向けて俺を見上げる。女の子のようなその小さな顔が今まで俺の殴りつける衝撃で地面に埋まっていたかと思うと、なんていうか、こう、嗜虐心が…………ってアホか。

 俺は少しばかりトンでいた思考を取り戻すと焦点を彩禍に合わせた。

 彼の目はなんでもっと殴ってくれないんだ、と訴えかけているようにこちらを見つめている。変態め。

 だが俺にもう気力は残っていない。

 俺は彩禍に背を向け、歩き出した。


「え? あ? んん? …………あ、そういうことか」


 彩禍は数秒考えるように唸っていたかと思うと、なにやら納得したような声を出した。

 今更何に気がついたのやら……もうやる気のない俺には関係のないことだな。

 そうやって無視して歩いているのだが、気付けば(・・・・)俺の肩に彼の手が置かれていた。

 いつの間に、どうやって、何をするんだ…………様々な疑問が俺の中を渦巻く中、彼はひどく嬉しそうに、しかし惜しむように喋りだした。


「そうだったね、これはボクじゃなくて主に君の経験のための戦闘だったんだ。ならボクがそれらしいこと(・・・・・・・)をしなくちゃ! だから、君にボクの経験を(・・・)あげよう(・・・・)!」

「何を――――」


 彼の意味不明な言葉に返そうとした俺は頭に捻じ込まれる『何か』に口を閉じざるを得なかった。

 一体、何が…………

 

「ッた! いてぇ!」


 突如走る激痛。

 そして脳裏にある映像が流される。視界と映像が重なって気持ち悪い。

 その映像は拷問を受けている様子だった。

 まず指を一本ずつ折られる。

 しかも折った指に何かを刺したり、何かで叩き潰したりと壊しにかかっている。

 それらは最初こそ小さな、違和感でしかなかった。

 しかし時間が経つにつれ、その違和感は実感となり、痛みとなる。


「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!」


 そして折られた痛みで叫ぶ俺に、折っているやつは何かを喋る。

 しかし俺にはそいつが何を言っているのか分からない。

 痛みのせいで聞き取れないわけじゃない。おそらく映像は映像であり、音はないからだ。実際、皇帝カイザー達が何かを喋っているのは感じ取れた。これは痛みで聞き取れなかったが。


 やがて、全ての指が折られた。最初から最後まで痛みのせいで自分の指を見ることは叶わなかったが、多分全部だろう。もしかすると一本だけを集中して壊していたのかもしれないが……


「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」


 動機が速い。体が熱い。目がグラグラする。

 頭が、脳が危険を伝えてきた。これ以上は危ない、と。

 現に今も痛みのショックで気がどうかしそうだ。


「――らいでいいかな?」


 不意に、映像が消えた。視界が一つになる。

 そして、呆然とする俺の耳に彩禍の声が入ってきた。

 俺は一つになった視界の中、自分の手を見下ろす。

 十本の、十と数年使い続けた、自分の指があった。

 折られてない、刺されてない、叩き潰されてない、正常な、自分の指が。


「あ……」


 俺は気の緩みからか、その場に倒れ伏した。

 未だにあのリアルな痛みは鈍痛となって指に残っている。

 人間とはここまで残酷になれるのか……

 俺にそれを分からせるには十分すぎる内容だった。


 倒れた時のベチャッという感触から俺の顔はかなり酷いことになっているのだろう。具体的に言うと涎塗れ涙塗れ。

 そんな俺に皇帝は気遣いの欠片もない言葉をかけてきた。


「酷い有様だな。まあ愚者が彩禍の異能を受けたらそうなるであろう。むしろ死ななかっただけ良い方か。ともあれ、それが彩禍の異能だ」


 俺はその言葉に背筋が凍った。

 あれが異能。そして中身は違えど、同じようなものが一人イツヒト皇帝カイザーにも宿っている。

 それがどれだけ恐ろしいか。


 彩禍の異能は触っただけで他人に拷問を経験させることが出来る。

 それは現実には影響を及ぼさないが、痛みは感じれる。つまりショック死などで殺すことも出来るわけだ。

 俺はその異能の素晴らしさに、使い道に、感嘆した。


「あぁ、おそらく貴様の考えている彩禍の異能は違う」


 だが俺の思考を読んだように、皇帝は否定してくる。

 俺の嫌う否定を行った彼に、どういう意味だ、という言葉を込めた視線を送ると彼は話し出した。


「彩禍の異能は他人に映像を触感付きで見せることじゃない。『自らが経験したことのあるモノを他人に追体験させることが出来る』というものだ。追加情報として、経験させる時間は操作出来るらしいぞ。例えば彩禍の一生、つまり生まれてから経験してきた【全て】を一瞬で追体験させることも可能と言うことだ。まあ今回は反応を見るために時間は操作しなかったようだがな」

「……は? つ、つまり、彩禍は、あれを経験、したのか?」

「あぁ、貴様が何を見て感じたのか余は知らんが、少なくとも触感まで感じられたならそれはあいつが自らの肉体で経験したことだな。ついでに言えば、貴様の経験したそれはあいつの受けたそれを和らげたもの。つまり、貴様が経験して叫んだそれは、あいつの経験したそれの一部でしかないということだ」


 皇帝の言葉、特に最後の一言に俺の頭は混乱する。

 あれが? 本物の? 一部でしかない? あんなに? 痛くて痛くて? 死にそうだったのに?

 だが少し考えればありえるのかもしれない、と思えた。

 彩禍の特異な身体能力は驚異的な自己治癒力。

 だからあの俺を(・・)痛めつけていた人物も彩禍を痛めつけるのに躊躇いがなかったのかもしれない。

 これは人間じゃない。実験動物だ。なんて言い聞かせて。


 俺は数秒で落ち着きを取り戻すともぞもぞと体勢を直す。

 鈍痛の響く中、なんとかあぐらをかくことに成功した。体にはなんの異変もないのにこれとは…………拷問の後あいつは動けたのか?


「どうだった? 貴重なボクの経験を薄くさせてまでキミに与えてあげたんだよ!」


 そんな俺の思考に割り込むように彩禍の声が後ろから聞こえた。


「ッ!」


 俺はもう大丈夫と知りながらも、素早く前方に飛びつつ、立ち上がり、身構える。鈍痛は俺の中の危機感に敗北し、すっかり消えていた。

 視線の先にいる彩禍はその小さく可愛らしい顔を小さくかしげ、急に動いた俺を不思議そうに見つめている。

 あぁ、あんな可愛いやつがあんな酷い拷問を受け、かつこんな表情豊かに生きていけるのか。世界はなんとも広く、残酷なのだろうか。


 俺は警戒して身構えていた体から力を抜く。

 そして気持ちを落ち着かせ、いつもの俺になると、苦笑した。


「あれが彩禍の異能なのか?」

「うん! そうだよ! ボクはボクの経験した事柄を相手に触れることで相手に譲渡することが出来るんだ!」

「ん? 譲渡するって言った?」

「うん、そうだよ? それがどうかしたの?」

「それってつまりは彩禍の中からその経験がなくなるってことなんじゃ……」

「うん、その通りだよ。ボクは自分の中の経験、即ち人生、つまり財産が消えていくことに凄く惜しい気持ちを持っているの。だけどそうやって惜しいと思う気持ちと同じくらいに、他の人にも新たな経験をする、つまり人生にいろどりを与えたいと思っているんだ!」


 彩禍の言葉はなんというか、おかしい。

 自らの経験、それはつまるところ記憶を与えることであり、俗に言う一般人であったなら自分の記憶が消えていく、自分が亡くなっていく感覚に発狂してしまうだろう。

 けれど、彼にとってはそれが普通であり、他人にどうこう言われるものではないことも確かだ。

 ならば俺はただそれをそのままに受け止めるだけであり、否定なんてものはしない。


 それを踏まえて彩禍の言葉を考えてみれば、なるほどこれほどあいつに似合う異能もないなと思う。

 そして、それと同時に皇帝の言葉が俺の中で反芻される。


『生まれてから経験してきた【全て】を一瞬で追体験させることも可能』


 人格、性格とはそれまでの環境が作り出す。

 故に、今までの自分と違う、他人の人生が自分の中に入ってきたら、それは今までの人生観が崩れ去ることとなり、もはやそいつは【自分】が【自分】と認識出来なくなるだろう。


 そう、彼は【自分】を犠牲に相手の人格、性格、記憶、全てを破壊することが可能なのだ。

 ただ、それを行うと彼も廃人……いや、ただの肉人形・・・となってしまうのだが。


「さて、そろそろいいか? いや、返事はいらないがな。次やるぞ」

「え゛」


 突然の皇帝の言葉に呆然と立ち尽くす。

 え? まだやるの? 終わりじゃ? 死にかけたよ?

 だが皇帝は容赦しない。呆然と立ち尽くす俺を嘲笑うかのように意地悪な笑みを浮かべる。


「なぁに、死ななかったじゃないか。一番死亡率の高かった彩禍で死ななかったんだ。なら余と一人イツヒトでも死にはしない。まあ、腕の一、二本は無くなるかもしれんがな」

「腕は二本しかないってば! え? 俺この歳にして腕なしになるの?!」


 俺の必死な叫びも虚しく、彩禍がなんとかするさ、なんて言って皇帝は一歩下がる。


 全く、人使いの荒い。確かに彼の言う通り死亡率の高いのは異能がどんなものか欠片も分からなかった彩禍であるのは俺も思っていた。彩禍に比べれば一人や皇帝はいいだろう。

 つまり、皇帝の言うことは正しい(・・・)。俺が死なない可能性だって十分にある。むしろそっちの方が高い。


「んだんだ、やべんだオラどが!」

「はぁ、こうなったら仕方ないよな……俺の、俺の中にある、俺だけの異能を感じよう」


 俺の異能発現のための戦いに付き合うとしますか。

































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