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薄暗い部屋

作者: 市宵 千春

薄暗い部屋 光はわずか


閉め切られたカーテンの外では


朝の雨が降り続いている


薄暗い部屋 現実味ない


ただ散らかったあれこれを眺めて


どう片付けるべきか悩ましい


薄暗い部屋


壁を叩いて返事を待った


幾度も壁にもたれかかった影の姿が


力無くいま 泣いているのだ


薄暗い部屋 壁を叩いた


居たら返事をしてほしいんだ


もしきみが答えてくれたのならば


わたしもきっと平気でいられる


浅い影ばかり 薄暗い部屋


わたしだけの部屋


今日も誰かの孤独を悲しむ


薄暗い部屋


太古の昔から


ただ時間を彷徨っている



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― 新着の感想 ―
好きです!!特に 浅い影ばかり 薄暗い部屋 の部分で、孤独がより一層深く表現されているような気がします!!孤独に呑み込まれるようなそんな恐ろしさを感じました!!!
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