孤独少年
突然だが問う、孤独と鼻にだろうか? 一人であること? 友達がいないこと?
いいや、どれも違う。この物語は真の孤独を見つけるための物語だ
ピーチクチク~♪
鳥が鳴いている、もう朝か...
俺は起き上がった。体が重い。うう…
今日も学校か... 行きたくないな
いっそみんな消えてしまえばいいのに。
素早く朝食をとり家を出た。
俺は昔は大手企業を経営する父親に育ててもらった。だが、父親は事故であっけなく死んで死まった。
父親は多額の遺産を残しこの世を去った。俺は父の遺産を少しずつ使い一人暮らしをしていた。
学校では煙たがられ、街を歩いていても他人の視線が気になる。そのため、いつも家に引きこもっていた。
今日は中学校に入学してから2回目の登校だ。俺は小学校は大学の付属小学校に通っていたが親が死んでしまった、手続きができず地元の中学校に通うことになった。
はじめのうちはみんな話しかけてくれていたが、返事の仕方が分からず、どんどん孤立していった。
それでも、頭がよかったこともあって、優秀な奴たちは話しかけてくれていたが、俺が中間テストでぶっちぎりの1位を取ると、一気に離れていった。うらやましかったのだろう。
まあ、これはこれで気楽だが...
「部活何ににする~」
誰かが話しているのが聞こえた。
そうか、もうそろそろ部活も決めないとな。
そういえば今日から体験入部が始まるはず。
その日の放課後は、パソコン部に行くことにした。
パソコン室の前に立って待っていると、一人の先輩が寄ってきた。
「ごめんねー今開けるからね」
そういって鍵を開けてくれた。
いかがでしたか?
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