試験編
はーい。結構投稿さぼってしまってたルールールーです。すみません。これでも反省してます。
今回はちょっと退屈な話かもしれないです。次の話からようやく事件が発生しますのでまっていてください!
実技試験 戦闘区域
試験官たちによって結界が解除された瞬間どのチームも我先にと駆けだした。もたもたしていれば呪妖を狩りつくされる可能性もある。もっとも呪妖の数に上限があるかは俺のしったところではないが。
「このぐらいのスピードで疲れないか?」
「僕は問題ないです」
「私も大丈夫です」
ついさっき呪式の開示をしあったが茜の呪式が気になる。
「そういえば駆さんの呪式ってなんなんですか?」
秀明がきいてくる。
「身体能力解放の呪式かな」
「…便利そうですね」
「秀明今地味だなとかって思っただろ!」
「そんなことはないですよ?」
「まあ実際地味なんだけどさ」
「かける!ここら辺でいいんじゃないか!?」
彩乃が聞いてくきた。
「そうだなここで彩乃の使おうか」
「共鳴呪式 やまびこ」
彩乃が呪式を発動させる。彩乃の呪式は索敵にものすごく便利なものだ。戦闘時にはすごく頼りになる。
「周囲に4体で一番近いのは前方左からくる。」
「俺が先行する。」
「気をつけろよ!」
「先行させて大丈夫なんですか?」
「問題ないよ。あいつの呪式地味に聞こえるけどすごいんだぜ。」
「解放呪式 呪力解放」
来た。頭が真っ白になってくるこの感覚。己じゃない何かが呪力を流し込んでくる感覚。
「ねえ。苦しくないの?」
!?
「だれだ」
「…今は何も言えないよ。でも呪妖の落胤が近くにいる。これは警告。住まわせてもらってるお礼…」
意識が現実に引き戻される。すると目前に呪妖がいた。
“おい駆!問題はないか?”
彩乃の意識共鳴か。
“準備体操がてら殲滅しとく。”
“大丈夫なのかよ”
“問題ない”
「解放率10%」
―― 一閃 ――
スパン
敵の体が両断される。支給されたデバイスを確認すると2点と表示されていた。
「駆!倒したのか?!」
「ああ他もあんな感じなら普通に勝てるだろう」
「じゃあ次は僕も一緒にはいりますよ?」
「ああ」
彩乃によればさきほど検知した他の呪妖はすでに倒されたらしい。だから他のところに向かうことにした。
「あ、あの。」
茜が話しかけてきた
「どうした」
「場所さえ教えてもらえれば私の能力で飛べます。」
一瞬思考が止まった。転移系の呪式はものすごく希少だからだ。単純に驚いてしまった。しかし転移系ならばなぜさっきそう言わなかったのだろうか。説明が難しいわけでもないだろうに。
「そうか。彩乃教えてやってくれ」
彩乃が場所を伝える。
ガチャッ
空間が歪み目の前の空間に穴が開いた。
「行きましょう。呪妖近くのビルにつないであります。」
穴をくぐるとビルの中に出た。そして目の前の窓からは呪妖が見えている。
「彩乃。何体だ。」
「5…体?」
彩乃が釈然としない様子で言う。
「どうしました?」
「いやなんか5体のうち2体の様子が変なんだよね。他と違うような」
「どう違うんだ?」
「なんというか…」
彩乃がそこまでいいかけた次の瞬間地面が大きく揺れた。地震ではない。近くで巨大な爆発が起きたのだ。
「なんだ?!」
茜...転移系の能力だったのか...。あっ!今そこのあなたありふれた能力って思ったでしょ!そんなことはないですからね!?じゃあ次回をお楽しみにしててください!
パアラム(バイバイ)!