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めらんこり!  作者: 春夏秋
7/7

問1 A


------------------------



「とりあえず俺の話を聞いてくれるか?」



起きたら見知らぬ場所でさっきまで戦っていた奴に

いきなり話しかけられる......その立場が自分なら....

ゾッとした



「混乱してると思うけど一つだけいいかな?」



自分が出せる最大限の愛想のいい話しかけ方で言った


そうすると彼女はベットから起き上がり

こちらを見てゆっくりと頷いた



「俺は敵じゃない...それだけ分かってくれる?」



困り顔をしながらまたゆっくりと頷いた

まだ俺を信用していないのは明白だった


でも何か言葉を発していないとと気が狂いそうだった

俺はすぐに口を動かした



「まず...自己紹介する...ね 俺は乙桐(おとぎり)(たき) 高校1年生です」



心が落ち着かない

言葉が上手く出てこない...変な喋り方

この少女が何か知っている

それを聞き出したくてしょうがなかった

また俺はしきりに口を動かした



「実はここ1ヶ月の記憶が無いんだ...信じてくれ」


「俺が君を殺そうとしたってどういうこと?」


「君の後ろに居た悪魔は俺を襲った悪魔?」


「この力ってどういうことなの?ねぇ!ねぇ!!」



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「待ってください!落ち着いてください!」



思ったよりも高い声

その声が聞こえた瞬間ハッとなって正気を取り戻した



「......ごめん......」



優しく俺を慰めるように

彼女は話した



「乙桐さんの話信じます.....私がこんな事しなければ......」



ふぅ......よかった......

でもこんなあっさり信じてくれるものなのだろうか

殺す殺される、そんな状態だった二人が話し合いで

どうにかなる事なんてあるのか?



「なんで俺の事信じてくれるんだ?」


「実は彼が見ていたんです......もう出てきていいよ」


「あっ......」



彼女の後ろから"悪魔"が煙のように浮かんできた

背筋がゾッとして震えが止まらない

やっぱり俺は殺されるのか?



「自己紹介がまだでしたね 私は結友(きゆう)(かえで) それでこの子がアリエスです」


「ったくこんな奴が次の候補なんて見る目ないな」



これは一体.....どういう事なんだ?






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