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めらんこり!  作者: 春夏秋
6/7

Q



龍頭(りゅうとう)落とし!」



気合いで思い切り振りかぶった斬撃で

謎の人物はうつ伏せで倒れ込んでいた


切った手応えがあった

野菜を切る時の包丁のような生々しい感覚



「俺が殺したのか......」



いや...待てよ? 刀で切ったはずなのに血痕が

ひとつも無い...こいつまだ生きてるのか?



「おい...大丈夫か?」



フードをめくると黒いマスクをしていた女性がいた

マスクを取り何度か話しかけたが

返事がない...しかし小さく呼吸していた



女の子...正直性別もない神とかの存在を想像してた

でも今の斬撃で血も出てないのは多分俺の見た

何か"悪魔"的な物がこの世にはいるんだろうな...



その時心の中で(人を殺してない)と安堵していた

俺は人を殺す程強くない...心のどこかで

こいつを殺したくないと思っていたのだろう



俺の記憶の無い1ヶ月間

俺がこの女の子に殺されかけた理由

心とは裏腹に言葉を発してしまう事


そしてこの腕や脚が治った"力"と悪魔の事


彼女に色々と聞きたいことがある



とりあえず家にこの人を運びますか....

おんぶしてみると意外と軽いな...小柄だからか?

俺の家までジャン......



って高すぎる!

力の調節についても聞かないとな......



------------------------



なんとか自宅に着き

担いできた彼女をベットに寝かした


ぐはぁ...疲れた...

女担いで家なんか入ったら母親に色々言われて

めんどくさいだろうから窓から入ったけど...

この窓結構小さいな...よく入れたなこの人.....



自分の部屋の時計は深夜の4時を指していた



とりあえずこの女の子が起きるまで俺も起きてよう

寝てる間にまた襲われるかもしれないからな



しばらく時間が経ち 5時頃

鳥が鳴き始めると同じ時に彼女は目を覚ました


聞きたいことが山ずみなんだ...暴れないでくれよ...



「とりあえず俺の話を聞いてくれるか?」



------------------------

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