拝啓 勇者様、こちらは今日も平和です。
初心者が気分で書いてます。
短いものをちょろちょろ書けたらなと、
どうも最近暇すぎる
魔族の平和を目指し魔界を統一してから早228年、
実力で魔族のトップに上り詰め、長い時間をかけて魔族の地を広げ国として確立させた。
その間、人間にちょっかいをかける一部の過激な同胞を多少手荒にも諫め、人間との争いに目を光らせつつ、今までなかった政治や法を作り上げた。
その甲斐あってか、ここ100年近く同胞たちも人間に飽きたのか大人しくしているし、
60年前まで人間界からも討伐隊などという連中が来ていたが、最近はなくなり今では人間を見ることはなくなった。
国の政治も確立され、人間達と違い対立国もないので昔のように国の発展のため論議する機会も減った。
魔族の地だ、魔力も満ち足りていて、資源問題に陥ったこともない。
実に平和だ、平和すぎて最近は城下に出るのも飽きてきた。
あの時望んだものがここにある、全てを成し遂げた結果だ。
「魔王様、、お言葉ですが、いくら本日のご予定がないからと言って、
王座でその様にお座りになられるのは如何なものかと」
考え事をしているうちに椅子からずるずると落ちていった俺は、
それを見かねた右腕権秘書のマンドにため息交じりに指摘をされた。
「そう固いことを言うな、暇なんだよ」
「、、、王よ、、」
「すまんな母上、小言はまた今度にしてくれ」
「母ではありません!」