なんにもしたくない
『何もしないをしよう』
というキャッチをみたことがある。
旅行の広告だった気がする。
曖昧な記憶だけどググらない。
そういう時代のキャッチじゃないから。
『ゆっくり休んでください』
よくいわれる。
よくいう。
おつかれさまでした、のフレンドリーバージョンだ。
汎用性がたかい。
まぁ、この場合はいいかたなんかどうでもいい。
いつもどこでも休みたい人がいっぱいいるってことだ。
しかし、実は休むということはすごく難しい。
有給がとれないとか、そんな低レベルな話じゃない。
例えばソファに寝っ転がっている人がいるとしよう。
実はこの人、休んでいない。
頭のなかで、昨日の失言を後悔しまくっているのである。
休め。
例えばボーッとテレビをみている人がいるとしよう。
実はこの人、休んでいない。
そろそろ腰をあげて夕飯の支度しなきゃなー、と葛藤している。
休め。
(デザートがいちごババロアなら応援する)
例えば寝ている人がいるとしよう。
実はこの人、休んでいない。
電車にのりおくれて遅刻する夢をみている。
休め。
現実に遅刻するのは30分後だ。
いっそ会社に勤怠連絡してから朝マックしていこーぜ。
とかく休むには才能か経験値がいる。
休んでる場合じゃないんだよなー
とか考えてはいけない。
甘ったれるな。
5分したら動こう
とか考えてもいけない。
全身全霊をかけて休むのである。
休むことを極めると歩きながらでも休める。
お皿を洗いながらでも休める。
にこやかに会話をしながら休めるようになれば達人レベルだ。
呼吸をきくと休めているかどうかわかる。
休めてないと呼吸が胸からおりない。
顔の筋肉が強張る。
掌、足裏に汗が滲む。
口が乾く。
かわいそうに。
休めていない人は緊張している。
休めばいいのに。
なんにもしたくないなら、
すー、すー、すー、すー、
呼吸だけしていればいいよ。
過呼吸になるくらいに酸素吸いまくろう。
呼吸をめんどうくさがるとさ、頭がいろいろ処理をはじめちゃうから。
めんどうくさいから。
なんにもしたくない人にとっては、とにかく息をすることが大事だと思われる。




