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初めての視点変換
~実栞~
チャプン…
本当にこれで良かったのだろうか…
せっかく私を助けてくれたあの人が来てくれているのに、私はお風呂なんかに入ってる…
相手に失礼ではなかっただろうか？
そういう不安ばかりが頭に浮かぶ…
実栞「痛ッ…」
今日の傷がお湯に滲みる…
でも我慢して耐えないといけない…
そうしないと迷惑がかかってしまう…
おばさんにも…あの人にも…
そうだ…今思えば、まだあの人の名前…
聞いてなかったな…
お風呂からあがったら…
聞いてみようかな…
そう思い私は、唐突にお風呂から上がった
