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最後に見た景色
何をどう間違えたのかわからないまま、アスファルトから見上げる空は、いつも見ているはずなのにこの時、やけに鮮やかで吸い込まれそうな青空だった。
身体のあちこちが熱く、痛い。
動かそうとすれば、激しい痛みがはしり、結局何もできない。
ガラクタのようになってしまったバイク
いくつもの破片、部品がアスファルトの上でキラキラ輝いていた。
近くにトラックが止まっている。
もしかしてあのトラックとぶつかったのか。
熱い
痛い
どうなるんだ・・・?
わからないままただ、時間が過ぎていく。
何処からか、サイレンの音が聞こえる。
もう、無理。
眠い。
頑張って空に手を翳す。
まあ、終わりか。
ここで。
呆気ないものだった。
ああ、本当に、呆気なかった。