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単純な自分

久遠トワ(くおん とわ)

女子高校生。風紀委員に所属している。

人間観察が趣味。

ラベンダー色の髪とパステルカラーの紫のような色の瞳をしていて真面目そうな見た目をしている。


星鏡ネモ(ほしかがみ ねも)

女子高校生。トワと同じクラス。

特に委員会に所属はしていない。

「ちょっと近寄りづらいよね」とよく噂されている。

深緑色の髪にエメラルドグリーンの瞳をした、自然を象徴しているような見た目をしている。


棚裏ネリネ(たなうら ねりね)

主人公と同じクラスの男子高校生。トワと同じく風紀委員に所属している。

人間の感情や考えていること見抜くのが得意。

大体の人をフルネームで呼ぶ。

パステルカラーの水色のような髪色をして、深い海を映すような青色の瞳をしている。

(ネリネ視点)

「全然大丈夫だよ!安心して!!」

「ネモちゃんは元気そうだったよ!」


(よかった……さすが久遠トワだな)

そしてその後、久遠トワから電話がかかってきた。


「もしもし!ネリネくん!聞いて〜!」

「どしたどした!いいことでもあった?」

めちゃくちゃ楽しそうな声してる。星鏡となんかあったのかな……

友達が楽しいのはいいことなはずなのに、心がズキズキする。

「今日夏祭り中止になっちゃったからネモちゃんの家に上がらせてもらえることになったの!」

その言葉を聞いた瞬間、ゾワッとした。

星鏡が、とられてしまう。

今はどうしても冷静を保てない。やっぱり俺は……

「ええー!いいな!どうだったの?」

そう聞いたら

星鏡が少しだけ本音を言ってくれたこと。

星鏡のたくさんの感情を見れたこと。

そのあと楽しく世間話をしたこと…。

全部楽しそうに話してくれた。そして満足したように電話を切った。


ああ、そっか。

星鏡はもう、俺の知らないところで誰かに心を開いてる。

とてもいいことなのになんでこんなに心がズキズキするんだ……

なにも考えたくなくてスマホを伏せて天井を見上げる。

「………別に、いいんだけど」

まだ外で降っている雨の音だけが部屋に響く。

ポツポツと降るその音が切なく寂しいような音をしていた。

「全然よくないよ………」

涙が出そうになりながらそう呟いて近くにあったクッションに顔を埋めた。



次の日、今日は休日だった。

俺はなんとなく散歩に行こうとして外に出た。ただ散歩しようとしてただけなのに。

気づいたら星鏡の家の近くに来てしまった。

「……はぁーあ、俺、なにしてんだろ」

俺の足どうなってるんだろ。星鏡にオートエイムでもついてんのかな。

だめだ、どうしても星鏡と話したくなってしまう。

(なんなら、もう完全に嫌われてしまおうか)

全てを投げ出す気持ちになってしまい、星鏡とのメッセージのやり取り画面を見る。

もう3年ほど連絡はとっていなかった。最後のやりとりは、別れ話で終わっていた。

(あのときの俺、最低すぎるな)



「あの、ネリネくん。別れたいです」


というメッセージに、


「いいよー元気でねー」


とだけ俺は返していた。

その一言を送るのに星鏡はすっごく勇気がいたはずなのに、俺はこんな一言で返して。

(そういえばあのとき、星鏡に別れたいって言われたことが辛くてゲームやりまくってたな)

あんなに最低な態度取ってたのに辛いなんて矛盾してた。

一度切れたら元には戻れないような星鏡との関係を軽く見て、いつでもできるゲームを優先してしまった。

なんで俺は…

すると星鏡からメッセージが来た。でもメッセージの画面を見ていて即既読をつけてしまったことに後悔する。


「今日ちょっとだけ話せないかな」


このチャンスを逃すまいと、俺はすぐに返信した。

「もちろん」

話す場所は近くの公園になった。

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