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すれ違い

久遠トワ(くおん とわ)

女子高校生。風紀委員に所属している。

人間観察が趣味。

ラベンダー色の髪とパステルカラーの紫のような色の瞳をしていて真面目そうな見た目をしている。


星鏡ネモ(ほしかがみ ねも)

女子高校生。トワと同じクラス。

特に委員会に所属はしていない。

「ちょっと近寄りづらいよね」とよく噂されている。

深緑色の髪にエメラルドグリーンの瞳をした、自然を象徴しているような見た目をしている。


棚裏ネリネ(たなうら ねりね)

主人公と同じクラスの男子高校生。トワと同じく風紀委員に所属している。

人間の感情や考えていること見抜くのが得意。

大体の人をフルネームで呼ぶ。

パステルカラーの水色のような髪色をして、深い海を映すような青色の瞳をしている。


雛罌粟 スミレ(ひなげしスミレ)

ネリネと中学からの友人。

しかもネモの幼馴染である、男子高校生。

クラスは違うが、ネリネとは関わりはある。たまに一緒にゲームしたりする。

ネリネとスミレの間ではネモのことが好きだと言うことは共有しているほどの親友。

同じころ、ネリネとトワでは。

「まって?あれってネモちゃん??」

前見たのと同じ、夏の海のような水色の綺麗でかわいい浴衣を着た、美しい深緑の髪色の人を見かけた。髪型は三つ編みをしていて、雰囲気は違ったけどネモちゃんみたいだった。

「たしかに、星鏡っぽいね」

するとネモちゃんの隣にグレート茶色が混ざったような髪色に、暖かい橙色の目をしたかわいらしい人がいた。10、いや、20センチ以上はネモちゃんより身長が高そうだった。

「隣の人って知ってる?」

「うん、星鏡の幼馴染のスミレだと思う」

「スミレ……?スミレって確か、隣のクラスの雛罌粟スミレくんのこと?」

「お!そうそう!」

ネリネくんの瞳が輝いた。

「たしか中間テストも期末テストも一位取ってたよね!?」

「そうなんだよー!ほんとスミレは頭いい」

尊敬してるんだろうなっていうのがすごく伝わってくる。

………そして『スミレ』って呼んでるしね。

「雛罌粟さんとは友達?」

「うん!中学からの友達なんだ」

「え!すごー!!」

ネリネくんが楽しそうに友達の話をしてくれたからか心が温まる。

心を開いてくれたように感じて少し嬉しいな。

すると、ネリネくんが緊張を和らげるかのように手を握っていることに気づく。どうしたのかと思って顔を見てみると耳が赤くなっていた。

ついからかいたくなった。

「ネリネくん?もしかして、ネモちゃんに見惚れてる?」

「なっ!?」

まさかの図星だったようだ。

ネモちゃんへのその気持ちを紛らわすために、私に雛罌粟さんのことを教えてくれたのかな?

「ネモちゃんかわいいもんね〜正直私も見惚れてる。かわいすぎて」

正直な感情を吐いた。

「うん……ほんと、かわいい」

その言葉がネリネくんから聞けて嬉しい。

最近やっと自分の気持ちに素直になれてきたのかな?

すると焼きそばが出来上がったみたいで、渡された。もちろんお金は払っている。

「わぁ〜!美味しそうー!!」

そのとき、誰かとぶつかってしまった。後ろに倒れそうになる。

でも、ネリネくんが見事に手を掴んで引っ張ってくれた。

「ここは人多くて危ないからあっち行こう」

そう言って私の手を引っ張ってくれた。

「ありがとぉぉぉ」

涙目になりながら感謝する。

でもネリネくんはまだ耳の赤みが続いていて笑いを堪えるのに必死でもあった。

(めちゃくちゃネモちゃんのこと好きじゃん)

たしかに私とネリネくんはライバルでもあるが、友達だ。

だから嫉妬はしない。というか、できない。

個人的にネモちゃんとネリネくんが恋人になってくれた方が私も幸せ。2人ともかわいいんだもん。

まあ、でもこれは建前に近いかな。

本当は、私は昔から対立が苦手だから……かな。

友達のためなら諦めれる。

(だから、2人が結ばれてくれた方が罪悪感なくて自分的には楽だな……)

そんなことを思いながらネリネくんと手を繋いで、私は身を任せて、ネリネくんは引っ張ってくれた。

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