【コント】事故物件
下ネタな作品のため、R15指定とさせていただきました。
苦手な方はご注意ください。
GETUP!GETLIVE!漫才・コント大賞参加作品です。
加藤(独り言)
「部屋で住人が亡くなった賃貸住宅って事故物件って言うんだよな。竹中、マジなのかな? エロい美女の霊が出る事故物件賃貸に入居しようって。いくら彼女いる歴0年だからって」
(突然、ドアをドンドンッと激しく叩いて竹中が駆け込んでくる)
竹中
「で、で、出たぁぁ!!」
加藤
「おっ、本当に出たか。で、幽霊はべっぴんさんだったか?」
竹中(背後を何度も振り返りながら)
「ついてきた! ついてきた! ぺちぺちぺちぺち足音させながら!」
加藤
「おい、ちょっと待て。まず落ち着け。お前、ちょっとここ、3mでいいから走ってみろ」
(竹中、不思議そうな顔でとりあえず走る。ぺちぺちぺちと音がする)
竹中
「ほら! ほら! 足音が! 足音があぁぁ!」
加藤
「お前、そのぺちぺちって音な、走った時にち○こが左右に揺れて太ももに当たる音だ。右左右左、ぺちぺちぺちぺちってな」
竹中(下半身を見る)
「うおぉぉ! 俺、ち○こ丸出しじゃん!」
加藤
「気付かなかったのか? 下半身スッポンポンだぞ?」
竹中
「お前な、それどころじゃなかったんだ! 出たんだぞ、幽霊が! 幽霊だぞ! 追っかけてきたんだぞ! ぺちぺちぺちぺち!」
加藤
「だから! それはお前のち○この音だから! 男がち○こ丸出しで全力疾走したら大概ぺちぺちって音すんだよ! で、どんな幽霊だった?」
竹中(今一度、少し走る。ぺちぺちぺちと音がする)
「……。」(ち○こをジッと見つめる)
竹中
「俺さ、今日は入居初日だったから身も心も清潔に一日を過ごそうって、真っ先に風呂に入ろうとしたんだよ」
加藤
「いいね、新たな門出の禊。それで?」
竹中
「脱衣場でまずパンツ脱いで……」
加藤
「なんで真っ先にパンツなんだよ? 普通、上着からだろ! まぁいい、話、続けて」
竹中
「そしたら……」
加藤
「そしたら?」
竹中
「誰かいた! 風呂場の中に誰かいた!」
加藤
「出たか、エロい美女幽霊!」
竹中
「そう、出た! 浴槽の中に色っぽい下着姿の霊が……、いや、おっさんが! 腹の出た、無駄毛ぼーぼーのハゲたおっさんがエロい女性下着つけて正座してた」
加藤
「おっさんか? 髭もぼーぼーか? 変態オヤジか? ひぇー、そりゃ怖い」
竹中
「だろ? だから俺、聞いたんだ。『お前は誰だ!』って」
加藤
「いや、きっと美女の霊だよ。多少オヤジ顔の。きっと男性ホルモンが多すぎて髭ぼーぼーになっちゃったんだよ。これから無駄毛処理しようってとこにお前が飛び込んじゃったんだよ」
竹中
「『(低くて太い声で)鬼頭権左衛門だ!……わよ』って言ったんだよ。男だ! おっさんだ! 変態オヤジだ! うわあぁぁぁ!(取り乱す)」
加藤
「『……わよ』って女言葉使ったんだろ? ずいぶんゴツそうなお嬢さんの幽霊だな」
竹中
「お嬢さんなわけねぇだろ! 鬼頭権左衛門だぞ! 権左衛門がブラとパンティ姿で正座してんだぞ! 想像してみろ!」
加藤
「うん、怖い。そりゃ、めっちゃ怖い。今までの住人が速攻で逃げ出すワケだ」
竹中
「俺、どうしたらいいか分からなくなって「助けてぇ!」って叫ぼうとしたんだよ」
加藤
「正解! それは多分、正解!」
竹中
「そしたら逆にヤツが『(オッサン声で)キャー、助けてぇ!』って叫びやがった。『襲われるぅぅ!』って。それで俺、一目散に逃げ出したんだ」
加藤
「どうしてお前が逃げるんだよ?」
竹中
「お前は馬鹿か!? 考えてもみろ! 叫び声に誰かが駆けつけてきたらどうなる? 風呂場でち○こ丸出しの俺と可愛らしい女性下着姿のハゲたおっさんの男二人、誰がどう見てもしっかり変態だ!」
加藤
「そりゃ、滅茶苦茶シュールな状況だ。怖すぎる。まさしくホラーだ。っていうか、お前、その時点で自分がち○こ丸出しって自覚してるじゃねぇか!」
竹中
「そんなこんなで権左衛門が追っかけてきたんだよ! ぺちぺちぺちぺちって」
加藤
「追っかけてきてねぇよ! だからそれはお前のち○この音なんだよ! いいかげん理解しろ!」
(突然、竹中の携帯が鳴る。)
竹中
「もしもし? はい、はい、えっ? ダブルブッキング?」
加藤
「なんだ? どうした?」
竹中
「賃貸管理会社からだ。手違いで部屋の契約を鬼頭とダブルブッキングしちゃってたとか……」
加藤
「幽霊じゃなかったんだ。物件契約の事故だな。どうすんだよ。携帯、スピーカーに切り替えてみて」
(スピーカーに切り替える)
電話
『鬼頭様は法的には女性の方で、竹中様とはお二人でお風呂に入られる仲だと伺っております。ご結婚のご予定もお有りと……』
竹中
「確かに風呂場で二人にはなったけど……。うおぉぉ! うおぉぉぉ! (狂ったように叫び出す)」
加藤
「頭壊れたか。いろんな意味で事故ってるな。しっかりしろ、大丈夫だ。大丈夫だ。」
電話
『私も結婚式に招待されてしまいました。この度はご結婚、真におめでとうございます』(電話プツンと切れる)
竹中
「……。」
加藤
「……。」
(二人、無言で見つめ合う。)
竹中(つぶやくように)
「俺……、やっと彼女ができちゃった」
加藤
「いいかげんにしろ!」
下ネタコント、失礼しました。m(_ _)m




