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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

探偵怪奇譚

作者: 名も無き小説作家

俺はこの街で探偵をしている。

この街では昔からよく怪奇事件が起きてるんだが

何故か俺はそんな事件の依頼を受ける事が多く

なんとかその事件を解決して来た、

今日もそんな怪奇事件の解決依頼が舞い込んだ。


とある雑居ビルの一室

探偵はこの一室を探偵事務所にして暮らしていた。

部屋中に電話が鳴り響く。

「・・・もしもしうちの事務所に何の用ですか?」

男は今の今まで寝ており、今も起き上がらず電話対応する

「この電話番号は探偵事務所の電話番号と聞いて

掛けてるですが、依頼をしたいんですが・・・」

探偵が電話を取ると電話口から呆れた女の声がする

「ああ、依頼なら受けるから内容を教えてくれ」

「大丈夫なんですか?不安になる対応だと思うですけど」

「大丈夫だ、依頼はちゃんと調査する」

(やっぱりこんな対応してると怪しいだろうな

俺の事務所は胡散臭いだろうしな)

探偵は自分の対応と自分の事務所の胡散臭さを思うが

直そうとは思わず探偵はそのまま話しを進める。

「・・・わかりました、依頼内容は、、、」

女は探偵を怪しみながら依頼内容について伝えた。

「・・・なるほど、わかりました、依頼を引き受けます」

「よろしくお願いします」

「はい、お任せを」

探偵は依頼を引き受けて電話を切り事務所を出た。


俺は依頼を引き受けて事務所を後にした。

愛車のソアラに乗り街の郊外に向け車を走らせた。

今回の依頼はとある怪奇事件の調査依頼だった、

なんでも依頼人の住む当たりではくねくねと呼ばれる妖怪が

表れるらしい、くねくねは正確に見たら呪われ気が狂うそうだ。

その姿は白く長くてくねくねした動きをしているとしか

言われておらずそれ以上確かめると発狂すると言われている。

それと出現場所は田園や川辺だと言われているらしい。

そんな都市伝説をの解決が今回の依頼だ。

車を走らせて居ると白いくねくねした物が

視界の端に見えた気がした。

やれやれ今回も厄介な依頼になりそうだ、、、


情報の有った村にたどり着いた俺は村長の話しを聞きに行く

「それでくねくねがこの村に出現したらしいですね」

「あまりあれには触れてはならぬよ、探偵さん」

「そう言う訳にもいかないですよ」

「ウ~ム、場所はお伝えしますけども

どうなっても知りませんよ」

「わかりました」

村長に場所を聞いた場所に向かう途中で不思議な物を見つける。

川辺を車で走らせてると川の辺りに光輝く石が見え、

車を停めて見に行くといつの間にか小さな女の子が座っていた。

いろいろと思う所は有るが女の子に話しかける。

「どうしたんだ?お嬢ちゃん」

「貴方を待って居たの!これあげるね!!」

女の子は有無を言わさず俺に何かを渡してくる。

その何かは綺麗な青色の勾玉のついた腕飾りだった。

女の子にこれは何かと尋ねようとして女の子の居た場所に

目を向けるともう女の子は居なくなっていた。

あの子は何だったのか、不思議に思うが現場に急ぐ。

そして村長の情報が有った場所にたどり着く。

ふと視線の端に再び白いくねくねした物が目に入る。

そっちに目を向けるとそこには白い激しくくねくねと

動く細い蛇のような異形な物がしっかり見えた。

そう思った瞬間、白い蛇は目の前にいつのまにか居て

こちらを睨み付けて居た

くねくねと思われる白い蛇の額にはもう一つの瞳が有り

その巨体から負のオーラが見える。

「な!?」

噛みつこうとしてくる三つ目の大蛇が噛みつこうとしてきた。

俺は咄嗟に勾玉のついた腕飾りを握っていた腕を突き出すと

青い龍が飛び出て三つ目の白い大蛇に噛みつき

それによって大蛇と龍は姿を消した。


後から聞いた話しではこの村には二つの神が祀られて居たという

一つはくねくねの元に成ったと言われる白い三つ目の

大蛇の祟り神だと言う。

もう一つは青い龍の姿をした水神だと言う。

俺を助けてくれたのはこの村の水神だったのだろうか?

それとも祟り神に殺された人々の思いだったのか?

今でも俺には解らなかった。

あの女の子を見た川辺に花を手向けた後俺は事務所に帰った

女の子にわたされた、あの勾玉の腕飾りを持ったまま、、、












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