登場人物の簡易紹介
個人的メモでもある。
ネタバレは一応、無い。作中で攻略対象が判明したら増える。
<主要人物>
◆オーメルト・シェペル・トゥウィリク(ゲーム本編時・17歳)
乙女ゲーム『花と星の輪舞曲』の主人公のライバルキャラ。
トゥウィリク辺境伯の娘。15歳離れた弟が居る。
ツユクサ色の髪、シトリンの様な黄色い瞳を持った、見た目は勝気そうな少女。
ルートにより、平民落ち・国外追放・幽閉・死など、様々なバッドエンドを網羅している。
プレイヤーからは、「開発者は彼女に何の怨みがあるんだ」と言われる程である。
……そんな彼女に転生してしまった少女。
本屋から出た所で暴走した車に轢かれ死亡。享年18歳。
彼女は前世の記憶を持っている。
しかし、困った事に彼女は乙女ゲーム『花と星の輪舞曲』の内容をきちんと知らない。乙女ゲー、というよりも恋愛ゲームは苦手でやった事が無い人種。どちらかといえば戦闘や育成メインのRPGやTRPG、音ゲーを嗜んでいた。
ただ、友人が教えてくれただけの知識しかない。
では、なぜこの世界が前世にあったゲームの世界だと気付けたのか?
理由は簡単。
オーメルトが個人的に好みの見た目をして、少し調べていたからである。ヒロインに会うまで気付かなかったけれど。
ともかく、『オーメルト』のお先が真っ暗なのだけは知っている。
RPGの世界に転生なら良かった……!!と心底思いながら、彼女は穏やかな未来にするために奔走する。
◆イルス・ガオルグ・フィエディスタ(ゲーム本編時・17歳)
攻略対象の1人で、ゲームでは正統派王子枠。金髪碧眼。高身長で180cmある。
基本穏やかな口調。
フィエディスタ王国の第2王子。
オーメルトとは6歳の時に婚約者となる。辺境伯家と繋がりを強くするための政略結婚。
しかし、「婚約者ではあるが、臣下である。それはそれでちょっと寂しいので、友人となりませんか?」という事から、国を支える良き友人という関係になっている。
友人ではあるけれど、同時に好きな人。
前世で知っている()ゲームだと気付き、焦ったオーメルトが相談してきたことにより、彼女が転生者であると知る。
君は、地の頭は良いのにあほの子だよね。
国の王子として真面目に政務に励む面を持つが、ゲーム内より、多少はっちゃけている所がある。
「右の子の筋肉良いよね(イ)」「分かります(オ)」
◆シューエル・ファン・エーデローワ(ゲーム本編時・17歳)
攻略対象の1人。ゲームでは腹黒騎士枠。
燃える様な赤い髪に、宵闇の様な瞳を持つガタイの良い美丈夫。185cm。
基本敬語。親しい仲でも敬語だが、多少くだけたものになる。
公爵家の一つ、エーデローワ家の次男。
イルスの護衛騎士。オーメルト、イルスとは幼馴染。
祖父は前フィエディスタ王の弟のため、少しだが王家の血が流れている。
幼馴染達大好き人間。
オーメルトに親愛を。イルスに敬愛を持つ。
2人のためならえんやこら。けど、叱る時は叱る。あと、仲間外れにされるのが嫌。まぜろ。
オーメルトが転生者である事を知る(吐かせた)人物その2。
◆エンダルシア・コーエウ・バルドフェイン(ゲーム本編時・18歳)
攻略対象の1人。ゲーム内では麗しの生徒会長様。
ミルクティー色の柔らかい髪色、南国の海を思わせる様な瞳を持つ、見た目だけなら、穏やかで静けさを好む美形。179cm。
オーメルト達と初対面をした時、極度の緊張とよくわからない台詞から大笑い。その場の皆をひかせたという実績を持つ。
次代の宰相なので、頭は良い。優秀なのは優秀。しかし、オーメルト達と居ると、それが剥がれ、笑い上戸になる。
普段は見た目通りに振る舞っている。けれど、気を抜くと小刻みに震える。
◇フローラ・ヴェル・エルゲンス(ゲーム本編時・17歳)
エルゲンス侯爵家の義理の娘。
『花と星の輪舞曲』の主人公でヒロイン。
強力な癒しの力を持つ「聖なる乙女」。
元は市井で暮らす娘だったが、15歳で力が発露し、それに気付いた侯爵家が後ろ盾となると同時に養子へ迎える。
詳細の書かれた登場人物紹介は完結したら別に上げる予定。