003
能力の秘密が明らかに……?
「ねぇ」
僕は空から落ちてきた男に向かって厳しい口調で言葉を発する
「屋根どうしてくれるの?」
「あらま、もういなくなったのか団長さんは?」
どうやら僕の事など、どうでもいいらしく男は辺りを見渡す
……仕方ない
「達也、武器の使用の許可を」
「できれば家、壊したくないんだけどなぁ……まぁ、仕方ないか」
今更だが能力の説明をしたいと思う
団長の能力は、武器の製造……つまり武器を作る事が出来るのだ
『ボランティア』の人間は戦う力があると判断されると団長と面会し、適正とされるその人専用の武器をもつ事が許される
武器の種類は様々だ
刀だったり、ハンマーだったり、槍や弓、斧の人もいる
因みに何故団長にそんな能力があるのかは、知らない
聞いたこともあるが笑ってバカにされながら誤魔化されてしまった
だが、重要なのは武器ではない
ボランティアの人は武器を握る……いや、触れるだけでいい
その時点で適合者は能力に目覚める
武器も様々なら能力も様々だ
電撃だったり、怪力だったり、面白い奴は髪の毛の色や長さを自由自在に調整出来る人もいた
能力……いや、ここは魔力と呼ばせてもらおう
何故限られたの人にだけ武器が適応するのか……早い話が能力者になれるのかは不明だ
団長に聞いたこともあるが教える以前に『知らない』とのことだ
話をまとめると、『超能力を引き出す武器を団長は作れる』という事だろう
さて……説明が長くなってしまったな……
僕は能力を使った
リカに武器の使用を許可する
あと、屋根直すの手伝ってね♡
超久々更新