Aug30
終わる夏 今後迎える試練への決意
8/30
傘もなく降りしきる雨の中駅まで走る
秋の空気が厳しく纏い全部を冷やす
凍えながら手を伸ばす
今日もあなたと会えない
日が落ちる街が変わる
見えなかった心の部分
わかっているのはつもりだった
雨が激しい時ほど止む時は潔く
虹が見えると約束されているなら
いまどれだけ辛く凍えそうでも
与えられた試練この手に
溢れたアスファルトの雨水
何処へ向かう
普段ないはずの逃げ道が
偶然見える時だってある
救いと信じ甘えていいから
雲間から天使が舞う
濡れた髪服を乾かす
体温さえ戻し心温まる
風が今夜は強くレースがドレスのよう揺らめく
甘い純白のドレスはためくたび寒さで身が痺れ
去年の今頃はこんな寒くなかった
眼を瞑った中で愛しい寝息だった
今年は寒さで一足早く窓を閉める
虫の音途絶えた部屋静かすぎて眠れない
心から笑いあえる日まで
きっともう少しだから
いまはすべきことをして
小さなゴールを重ねて
大きな出口を信じて
今度笑いあえた日には
きっとそう少しでも
自信がついた自分がいて
すべきことのすべてを終え
小さなゴールを増やして
大きな出口に一歩近づき
君をもっと勇気づけられる
私でありたい