第三部イントロダクション
【アルカディア運営チームからのお知らせ】
2039年4月の、大型アップデート内容をお知らせ致します。
①領地システムの実装
ギルドが領地を所有する事が可能になります。
条件は幾つかございますが、大規模ギルドがその地域に対して多大な貢献をする事で、その地域の領有権を得る事が可能になります。
詳しい条件については、是非プレイヤーの皆様でお探ししてみて下さい。
ギルドは、所有した領地に施設を建築する事が可能になります。
頑張れば、貴方だけの街を作る事も可能になるでしょう。
ギルドメンバーの力を合わせ、立派な都市を作りあげましょう。
①についての補足・その1
既に一部のプレイヤーが、本システム実装前から自力で町を一つ作り、実効支配している現状について運営チーム・開発チームで協議を重ねた結果、当該地域はそのままそのギルドの支配領地といたしました。
火山の麓の街と、その周辺地域はギルド【C】の領地となる為、当該ギルドのギルドマスターはお手数ですが、ログイン後に領地所有の申請、及び街名の登録を行なって下さい。
①についての補足・その2
運営・開発チームが用意する街は、スタート地点の【城塞都市ダナン】および、各地の小規模な集落のみとなります。
今後はプレイヤーの皆様が、未開の地に自分達の手で街を作り、新たな理想郷を創造していってください。
また【城塞都市ダナン】及びその周辺のフィールドは中立地域となり、領地化する事はできません。
②ギルド戦争の実装
各ギルドの総力を挙げ、領地を賭けての戦争が実装されました。
ギルド戦争は、ギルドメニューのギルドマスター専用ページから【宣戦布告】を選択し、対象ギルドに対して戦争を挑む事が可能になります。
領地を所有するギルドは【本拠地】となる城を設定する必要があり、ギルド戦争中に本拠地を制圧されるか、ギルドマスターが死亡することで領地を全て奪われます。
また領地を所有するギルドは【防衛拠点】となる砦を建築する事ができ、攻撃側は【防衛拠点】を全て落とさなければ、【本拠地】を攻撃する事はできません。
攻撃側が【防衛拠点】を制圧した場合、対象の砦とその周辺地域の領有権を得る事ができます。
③秘奥義の実装
特定の奥義を使用後に、続けて発動可能な【秘奥義】を実装しました。
習得条件は以下の通りになります。
1.秘奥義習得の条件となるスキルのレベルを一定以上に上げる
2.元となる奥義の熟練度を一定以上に上げる
以上の条件を満たした後に、秘奥義の前提となる奥義を使用した際に低確率で習得できます。
また、一部の秘奥義の習得には、特殊なクエストをクリアしたり、特定のNPCに師事する必要があります。
④各種バランス調整
モンスターの強さやアーツ・魔法の威力等のバランスを調整しました。
アップデート内容は以上になります。
領地システム・ギルド戦争を楽しみにしていたユーザーの皆様には、実装に時間がかかり大変お待たせした事をお詫び申し上げます。
今後ともアルカディアをよろしくお願いいたします。
アルカディア運営チーム
◆
2039年、4月。
VRMMORPG「アルカディア」は更なる進化を遂げた。
数ヶ月前より告知があったが、諸事情により実装が先延ばしになっていた領地システム、そしてギルド戦争が遂に実装されたのだ。
かつて、おっさんがエリアボス【オロチ】、そして炎神イグナッツァを打ち破ってから四ヶ月以上が経過し、その間に様々な事があった。
新進気鋭の冒険者たちの参入。
新たなギルドの台頭。
新エリア、新スキルの登場。
グランドクエスト……七柱神との戦い。エルフや獣人などの封印されていた種族の解放。
様々な経験が、彼らプレイヤーを成長させていた。
そして遂に、戦いは新たな局面を迎える。
今度の相手は、魔物でも、神や邪神でもない。
今度の敵は、これまで共に戦ってきた、人間。
これより語る第三部では、そのプレイヤー同士の戦いがメインとなる。
――戦え、友のために。
「シリウスよ……お前もしかして、まだ俺に勝てるとでも思ってんのか?」
「くっ……!例え勝てなくても、僕の盾は決して砕けはしない!」
――戦え、仲間のために。
「往くぞ者共、天下を取るのは我ら魔王軍だ!」
「オーケー魔王様!行くぞ天使、突撃だ!」
「了解」
――戦え、誇りのために。
「俺はおっさんではない!通りすがりの仮面ガンナーだ!」
「ならせめてメメント・モリ仕舞ってから言えよ!?」
――戦え、己のために。
「見たか【C】!これぞ我等が技術の結晶、機動要塞【相模】の力だ!」
「相模だぁ?コンドームみてぇな名前の癖に随分と頑丈じゃねぇの!」
――戦え、その先にある答えを目指して。
「見せてやるぜ……人喰い鴉の本気ってヤツをな!」
謎のおっさんとMMO 第三部 おっさん戦場に舞う
お待たせしました、もうすぐ開始!
予告の内容は変更される場合があります。予めご了承ください。




