SHOT0: MBQ
こんにちは、salfareと言います。
名前の由来はとある小説に登場する単語の覚え間違いなのですが、気にしないでくださいww
適当にかっこいいでしょ？
この作品を執筆中に中学３年生です。
中国在住で忙しい中頑張ってます。（日本人ですよ？ww）
ぼちぼち投稿して行くので、お時間あったら読んでみてください。
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以後お見知り置きを！
SHOT0: MBQ
闢暦584年
社会のほとんどの物が電子的に制御され、ネットワークがすべてを管理する時代。日本が誇る天才科学者相模麟太郎博士による超小型ブロック式低質量量子、別名MBQ(Micro Blocked Quantum) の発見と、これを人工的に生成する永久稼働機関の開発によって生活に必要なあらゆる『物』が量子に分解・再生成できるようになった。この技術は相模博士の意思により全世界に瞬く間に広がり、一年以内にMBQ人工生成永久稼働機関は世界で１０万機を超え、MBQによって製造された日用品なども流通し始めた。三年が経つ前には身近な物と呼べる物はすべてMBQで作られた物になっていた。食器から椅子、机にいたるまですべての家具がMBQ製になり、電気を良く通すその性能のおかげでテレビやエアコン、洗濯機などの家電製品もすべてMBQ製に変わって行った。MBQはその中心に超小型の記憶機関を持っており、電気信号によって指示を与えることによって何のどの部分のどんな役割を果たさなければいけないのかを記憶させることが出来る。これにより、一度分解しても簡単に再生できるのだ。ただし、電気信号によるプログラムに特殊な機器が必要なことにより、MBQのデータの改竄は個人にはまだ不可能であった。
そして闢歴590年。日本は、MBQによって生成された兵器[New Age Weapon by MBQ]、略してNAWMを開発・量産し、世界の軍や警察などに全面的に供給。量子分解できることによる非使用時の携帯性能の改善と、ナイフ、ガン、クロー、アーマーなどの豊富なバリエーションによりNAWMは高速で全世界に浸透して行った。また、軍などには部署ごとにMBQのデータ改竄用の危機も支給され、軍人個人の使いやすいようにNAWMに細かい調整を加えられるようになった。日本ではNAWMに限り護身用の武器の所有が認められ、民間人にも高速で浸透。しかし彼らが持つ武器は殺傷能力の極めて低いタイプに制限された。幸か不幸か、これは人々に取ってNAWMがさらに身近な物となるきっかけになり、授業科目にNAWMを用いた実習を組み込む学校も現れだした。
こうして人々はゆっくりと、しかし確実に、『引き金の重さ』を忘れていった。軽々と人に向けて引き金を引くことの恐ろしさを知らないこども達が少しずつ増えて来たのである。これが同年の八月二十三日の悲劇に繋がるのである。
MBQの発見以降最悪の事件と言われた『823事件』。それは人類に、引き金を引くことの恐ろしさを思い出させた。
原因はドイツのテロ組織『SCHWARZER REGEN』によって行われた世界最大級の通信衛星『ゆりかご13号』のハッキング。日本全国のネットワーク通信を一手に引き受ける超大型通信装置の『ゆりかご13号』にウィルスを送り込み、日本全国規模でのNAWMの内部データ一斉改竄が行われた。改竄内容は、
『殺傷能力の全面開放』。
引き金を軽くしていた殺傷能力の抑制が外され、身近だった護身具は一瞬にして一撃で人間を葬り去る殺人兵器へと変貌した。あまりに突然の出来事。ふざけたゴッコ遊び感覚で遊んでいたこども達からは悲鳴が響き渡り、鎮圧に入った警察や大人の中がさらに容赦なくこども達の小さな命を断って行く。ハッキングが完了した午前十一時からNASAが『ゆりかご13号』を奪還した午後三時までの四時間でこの系統の事件は日本全国で830件以上報告され、日本は十二歳以下のこどもだけで2600人以上の人口を失った。人々は自らの行為に恐怖し、NAWMに反対するデモに国民は震え上がった。
SHOT0は基本的にはプロローグ、時代背景と設定の解説です。
教科書っぽくてうっとうしいかな？ww
まぁ、すぐにアクションも入ってくるんで、長い目で見てやってくださいww
