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第一話 ~ラノベ的なテンプレ(異世界召喚)~

主人公の一人称視点です。

主人公は心の中では自分、会話では俺と一人称を使い分けています。

「お~い、れん!一緒に帰ろうぜ~」

校門を少し過ぎたあたり、何故かつきまとってくる完璧超人バカが声をかけてきた。


自分の名前は辻村つじむら蓮。あること・・・・を除けば何処にでもいそうな高校生だ。

声をかけてきたのは小野寺 おのでら竜真りょうま。所謂完璧超人というやつで、何故かつきまとってくる正義バカ。イケメン、頭脳明晰、運動神経抜群と三拍子揃っていて、ファンクラブもあるという物語ラノベのユーシャサマみてぇなやつだ。


「お~い、れ~n「断る。俺は一人の方が良い。」…………ちぇっ。今日もかよ」

五月蝿い。ちぇっとかヤメろ。マジでキモい。………毎日断ってんだから諦めろよな。

そう言って何故か隣を歩いてくる竜真。オィ断ったろ。そしてこっちを見、

「ふふっ」

笑った。

オェっ……吐き気が……

「なんだよ」

「いや、隣歩いてんのに何も言わねぇんだなと思ってさ」

………どうせ言ったところで、俺はここを歩いてるだけだとか言うんだからなに言ったって無駄じゃねぇか。

そんなこんなで数年前からあまり変わらない竜真バカに肩を落とした時、



真後ろから魔力が溢れだした………



パキパキ………パキパキ………


「なぁ……何か変な音しないか?」

「しらん。少なくとも俺は関係ない。」

………と思う。

こんな所さっさと離れたい、が。

「お、おい……なんだよ……あれ………」

竜真が振り返ってしまったので、しぶしぶ自分も振り向く。

そこには………空間に穴が空いていた。

その穴を見る………

………狙いは竜真バカみたいだ。なら、俺はしらん。

「な、なぁ……俺、だんだんあの穴に吸い込まれてる気がするんだけど………うわっ!」

どうやらあの穴が本格的に竜真を吸い込みだしたらしい。

「安心しろ。捜索願いくらいなら出してやる。」

「てっ、ちょっ、おい!まっ、こなくそ!」

………何故自分の腕を掴む?オイオイ、自分も吸い込まれるじゃねぇか……

「やば……」

「うわあぁあぁ⁈」

次の瞬間には、もう吸い込まれる直前だった。


……あ、こりゃ、自分も………



終わったな。

自分の視界は、既に真っ黒だった……


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