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美咲の空の日常

作者: リン
掲載日:2026/01/16

「ねーなー」

 美咲はいつものように理由のわからないことを言う。

「だーなー」

 そしてソラはわからないままわからないことを言う。

 それが友だちであり、親友であり、心の友であったりする。

「昨日、女の子のバッグにぶらさがってるマスコットがマスカットだった」

「どんな味したんだ?」

「するわけねーだろ。おもちゃだぞ」

「さいきんのおもちゃは香りがするんだ」

「そーだったのか」

「ウソに感心してくれる、そんな美咲が好きだ」

「ウソと知らないで、真に受けているあたしもあたしが好きだ」

「両想いと言うな」

「そーともいう」

「そんなわけで」

「どんなわけだ」

「転がる・九官鳥・懲らしめる」

「あたしには簡単な三語だな」

「まとめるの、わたしだけどな」


「転がる都々逸の 九官鳥が挟まるサンドイッチ お昼ご飯が懲らしめる」



転がる都々逸の 九官鳥が挟まるサンドイッチ お昼ご飯が懲らしめる


ドイツの逆立ちに 声真似する英会話 授業時間の給食当番のエプロンを締めて


わたしは お玉を振り回す 演奏家たちの前の下 そこは観客席でフィルハーモニーなプライバシー



「いつもながら何をいいたいかは知らん」

「知らんほうがいいこともあるしないこともない」

「わかったふうなソラがいい」

「そんなわたしもわたしでいい」


 学校からの帰り道。

 それは誰もが通る道。

 そしてだれもがもう通れない道なのだ。


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