表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
気がついたら、隣の彼女が好意を抱いていた。  作者: ラブコメに憧れた作者 愛楽(あいらく)
8/55

8話 休めなかった昼休み

正直、作者は三角関係というのが好きです。なぜなら展開が早くなるから…。でも、どちらかは…

誤字、誤字などございましたら、報告お願いします。

俺と北条(ほうじょう)さんと朱音(あかり)は購買前からピリピリした空気で教室の前まで戻って来ていた。


「それじゃあ、わたし、ここで戻るね。大地(だいち)、その女には、気をつけて。」


「朱音。北条さんの何を気をつけろって言うんだ…」


「そうだよ!ただ、ただの幼馴染なら私たちの関係をとやかく言う必要ないよね?」


北条さんは、ただと言う言葉を2回言うことで強調して伝える。なんでそんなに強調しますかね?

少し怖い笑顔で北条さんが言うと、朱音が悔しそうに言葉を返す。


「今はただのかもしれないけど、いずれは…」


段々と語尾が小さくなっていく。いつも、少し心配になるぐらい白い肌が今は健康的な赤色に染まっていた。

それじゃ戻るね。そう言って、朱音が自分の教室に戻っていった。

それを確認した北条さんも教室に入っていく。


「あ、神谷くん!帰る方向も一緒だし、今日も放課後一緒に帰ろうね!」


教室に入った北条さんが振り返りながら言う。


「え!?い、いいの?お金とか取られない?」


「ちょっと!それはいくらなんでも失礼と思わないのかな!?」


「た、確かにそれは失礼すぎました。ごめん」


「また変な敬語になってる!!まぁ、一緒に帰ってくれるなら。許す…」


「な、なら、一緒に帰ろうか」


「う、うん…」


頬を染めながら語尾が小さくなっていく北条さん。

可愛いな。なんて思っていると、教室にいるクラスメイトの視線が俺たちに刺さる。少し生暖かい視線が増えた気がする。

そんな中、北条さんが自分の席に向かう。

俺は恥ずかしさから、少し頬を染めながら自席に座る。

はあ、昼休みだったのに休めなかったな…。そう俺は考えていると昼休みが終わった。


「まだ、ご飯食べてないんですけど…」


俺はそう言いながら、手元に残った激辛ピザパンと朱音からもらった小さな弁当箱、北条さんからもらったパンを見ていた。北条さんからもらったのは多分、あんぱん。パンの頭にゴマがついてる。ラベルがついてなかったので、もしかしたら自作なのかもしれないな。

とりあえず、俺は日持ちしそうな激辛ピザパンは帰ってから食べるとして、朱音の弁当と北条さんのパンを午後の授業の合間に急いでお腹に詰め込む。そうすると眠気が襲って来た。昨日の夜ふかしとお腹の幸福感で限界だった。

俺は今日、最後の授業の号令をかけ終わると、席に座る。

そのままうつ伏せになり、眠ってしまうのだった。



「…って。起きってってば!!おーい!聞こえてるー!?聞こえてたら起きてるか…。とりあえず起きて!!」


ユサユサと体を揺さぶられている俺は、とりあえず体を起こす。そして寝ぼけた目で少し赤い顔をした北条さんがこちらを見ているのを確認する。


「あ、起きた!!ほら、一緒に帰るよ!」


「…夢か」


「あ、おーい!寝るなぁ!!」


俺は寝起きをこんな美少女に起こしてもらえるとは思ってなかったので夢と判断し、二度寝しようとする。

そうすると、もちろん、北条さんは一生懸命起こそうとしてくる。


「それならき…。…!? おはよう。北条さん」


俺は、夢なら許されると思って欲望のまま、白雪姫の王子様役を北条さんにさせようと思い、これが夢ではないことに気づく。

疑問を感じた北条さんは口にする。


「き?何言おうとしたの!?ねぇ?教えてよ!!」


「起きたから帰ろうか!さあ!帰ろう!」


「え、ちょっと!押さないで!!鞄も持ってないんだからぁ!」


「あ、それはごめん」


俺は誤魔化すように、北条さんの思ったより小さな背中を押して帰宅を(うなが)す。

北条さん鞄、持っていなかったのか。俺が周りを見ると放課後の教室で、鞄を取りに行っている北条さん以外残っている生徒はいない。時間を見るともう18時近くなっている。学校の終わりが大体16時過ぎなので、大体2時間は待たせていることになる。

こんなに待たせてしまったのか…。

俺は申し訳なく思っていた。

そんな時、北条さんが鞄を持って帰ってきた。


「それじゃ、帰ろう?」


「うん。ごめんね。こんなに待たせて…」


「ううん。待つのはもう慣れたから大丈夫だよ!ほら!行くよ!」


彼女は本当に気にした様子もなく笑顔でそう言ってくれた。相変わらず、綺麗でサラサラな髪だな。俺は北条さんの黒髪を追いかけるように教室を出る。

俺たちは放課後の教室を後にするのだった。

北条さんの見た目とか作者もイメージ未だに固まってないんだよね…

これから少しでも覚えていけるように容姿関連を入れていこうと思います。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ