転生しました。
海神ポセイドンは呆れ顔で俺を見つめた。
「人間が転生するならやはり人間のままがいい」
ほら、早く行けとばかりにポセイドンは俺を促す。
「新しき世界で必死に生きろよ、雑魚」
ポセイドンなりの応援だったのか。
目を覚ますと誰かに顔を踏みつけられていた。
いてっ、誰だよ。
しかも素足だ。
俺は瞼を持ち上げる。
ポセイドンの奴、転生先を異世界にしたのか?
まさか、転生先はきちんと日本のはずだ。
「あっ、誰か起きたよ」
女の子の声が耳元で聞こえた。
「見慣れない顔ですね‥‥」
「我ら総理の仲間かな?」
「まさか、この男が?」
「私達の仲間?」
どうやら女の子達はたくさんいるようだ。
目を開けるとそこなはカラフルな髪色をした可愛らしい少女達がいた。
「誰だ‥‥?」
彼女らは怪訝そうな顔で俺に聞く。
「はじめまして。谷沼だ」
彼女らはびっくりして俺を見つめる。
「伊藤、黒田、大隈、山縣、吉田、池田、田中に。今すぐ教室に戻れ」
年老いた教官らしき男が少女達を呼ぶ。
伊藤に黒田にその他?
日本史で聞いたことがある名前だ。
まさか、この美少女らは日本の歴代内閣総理大臣達なのか?!
史実では全員おっさんか爺さんのはずだ。
「伊藤と黒田はそいつを職員室まで案内しろ。大隈、山縣、吉田、池田、田中達は教室に戻って自習しとけ」
年老いた教官は彼女らに命令をする。
「まさかここは?」
俺の問いに教官が答える。