表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【異種族三獣士】 ~ 幼馴染が世界を救う? ~  作者: 剣咬 影虎
《第0章:動き出す歯車》
3/6

Episode#03# はめ込まれた歯車


100年の時を得て、各大陸が、世界が【天神教】の手により支配されてしまった。

組織だったそれは、世界を支配し得る大帝国にまで上り詰めた。

逆らう者は容赦なく処刑される為、従わなければならなかった。

魔物達は捕らえられ、労働力とされ強制的に使役される。


 『世界が…壊れた』


突如現れた、”神を語る”者達により支配された人間の手で、

壊されていく世界を嘆くのは、”神と同位”の存在の魔龍達。


 『かつて、世界を救ってくれた【三獣神】、この世界の今を知れば、心を痛められる事だろう。』

 『その【三獣神】様はもう、お役目を終え……もういない』


そう、かつて世界を救ってくれた【三獣神】は、役目を終え天寿を全うした。

見守る役目を与えられた【天使族】からは、何も通達はない。

そして、もうこの世にいない神を語る者達が、世界を変えてしまった。


 『天使共の所業、目に余る物ばかり…世界を守る役目を全うするはずなのに。』

 『聞けば奴ら、異世界の者達をも巻き込む様だぞ。』

 『なんと愚かな事を…』

 『三獣神様の末裔となる者が、現れるといいのだが…』

 『それは誰にも分らぬこと…』


魔龍達は頭を悩ませ、そして決意した。


 『待つしかあるまい、この世界を救ってくれる者達…末裔が現れる日を。』

 『ならば我らは、その礎となり糧となろう。』

 『これからの世界を託すべき者達の為にも。』


魔龍達は待ち続けた。

新たに現れるであろう【三獣神の末裔】を、世界を救ってくれる【転生者】達を。


滅びゆく運命の歯車に、【転生者】という希望の歯車が組み込まれようとしている。

きっと世界は救われる、平和な日々を取り戻す事がきっとできる。

その為ならば、この命を使うなど造作もない事だ。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ