第62話その2
[ユギカザ・リードギルフ]タイプ:炎
職業:ギルフォードライ王国国王(人間族)
装備:魔札道具『レッドブラックランス』(鎗)
プレートアーマー『ドラゴンマジシャン』(鎧)
所持魔法:不明
※人間領国国王。四十六歳。
ギルフォードライ王国の国王。赤い髪が似合う、熱い男である。ロキヒノ・リードギルフやトモヨ・リードギルフ兄妹の父親。
基本的にノリと勢いが優先する熱血漢だが、ただ熱いだけでなく理知的で冷静な一面も兼ね備えている。
家族には甘い所があり、トモヨが救世主カナタ・トオノとの結婚を主張しても、疑問は呈するものの反対は実はしなかった。カナタの事を知った後は、彼の事もすっかり息子として認識している様子。
国王としてダークネス軍の標的にされる事も、毅然とした態度で受け入れていた。
トランド・ハークロの送り込んだ暗殺者からの攻撃を、カナタの手配したサモンドスレイヴによって救われている。
ユギカザさんは、いかにもロキヒノの父親って感じだよね?ロキヒノそっくり。
「まあ、お兄様がお父様に似ているわけですが……」
ノオトくんは、逆に似てないや。
「ノオトお兄様は何なんでしょうかね?お父様のノリと熱血なおバカな部分がロキヒノお兄様に、冷静で知的な部分がノオトお兄様に行ったのでしょうか」
相変わらず、辛辣だね……。俺も、結婚したらこんなボコボコにされるの?
「カナタさんはドMではないので、そんな風にはしませんよ。むしろ、わたしにガンガン甘えて下さい♪」
ママ……!それはそれとして、ロキヒノはドMなの?
「怪我して喜んでいる人ですよ?」
あ、納得。
[ミチヨ・リードギルフ]タイプ:氷
職業:ギルフォードライ王国王妃(人間族)
装備:特になし
所持魔法:不明
※特殊能力『戦場の歌姫』所持(味方を歌声で広範囲強化)
人間領国王妃。四十四歳。
ギルフォードライ王国の王妃。ロキヒノ・リードギルフやトモヨ・リードギルフ達三兄妹の母親。
優しく穏やかな性格の美しい女性。三人の子持ちとは思えないほどの若々しさで、体の線も崩れていない。本人によると、未だに高校の時の制服が着られるとか。
声に魔力を乗せて歌う事で、味方陣営を広域強化する能力を持っている。それは、舞台役者の公演で培った物らしい。
自分を「王妃様」等の他人行儀で呼ばれる事を、やけに嫌う傾向がある。
それはそれとして、いいよねおっぱい……。
「最後の一行は、カナタさんの仕業ですね……?」
あはは、つい……。
「うぅ……。わたしだって、あと何年かすれば……」
だから、それまで楽しみに待っているよ。
「でも、それまでえっちはしないって言うのでしょう!?そんなの、断固認めません!絶対、数日中にカナタさんを落としてみせます!」
数日中とか、天地が引っくり返ってもあり得ないよ!?
「既にカナタさん的には天地が引っくり返って世界が変わってますから、あり得ない事でも問題無く起こりますよ」
確かに、既にあり得ない事起こりまくりだけど……。
でも、本当にトモヨちゃんはミチヨさんに似ているよね?見た目もそうなんだけど、特にその優しくて穏やかな佇まいが。
「それはまあ、そうですね。わたしは、お母様の血を受け継げてよかったと思います」
うん、そうだね。
「この血を絶やさない為にも、是非子作りを……!」
すぐそういう所に持っていくー。万年発情期なの、君?
「わたしをこんな風にしたのはカナタさんです!カナタさんが側にいるから、わたしも発情するんですよ!」
どうしろと?
「えっちしろ、です♡」
[ノオト・リードギルフ]タイプ:水
職業:ギルフォードライ王国第二王子(人間族)
装備:魔札道具『センスある扇子』(扇子)
所持魔法:チョクメイ『吹き込みマッスル』
※人間領国ギルフォードライ王国第二王子。十六歳。
第一王子ロキヒノ・リードギルフの弟で、トモヨ・リードギルフの兄。ロキヒノとは違って控えめで線の細い、大人しい少年。学校の成績は、ロキヒノ以上トモヨ以下という感じ。少し影が薄い。
トランド・ハークロの陰謀に気づいてその謀略の会話を録音して、トランドを追い詰めた功労者。
戦闘は、からっきし。
兄が大好き。
ところで、ノオトくんのこの「兄が大好き」って……。
「妹のわたしが言うのもなんですが、山が無くて落ちが無くて意味が無い方ではない方の三文字の意味かと……」
……マホの逆バージョン?
「どちらかと言うとメィムさんかと。……業が深いですよね、ウチの家族……」
君も大概だよ?
「わたしは、健全な男女交際じゃないですか。ちょっと、愛する人が他の女の人に愛を振り撒く事に寛容なだけですよ」
いつか爆発しそうで怖いんだって……。
あと、王家の秘宝ってバカにしてる?何なん、この『センスある扇子』って?ユギカザさんの槍も、名前は『レッドブラックランス』だったけど、色は青の刃に白い柄の槍だったよね?普通、『ブルーホワイトランス』じゃねえの?
「わたしの秘宝も、黒いのに『ピンク・ブロッサム』ですしね。……名前を付けた人は、逆張りが好きだったんでしょうね?」
君達、先祖も含めてどっかズレてない?
「どうでしょうか?わたしは、カナタさんに全てを捧げるだけの、どこにでもいる普通の女の子ですから」
君、結構重いよ?
[ゲン・ムレイザー]タイプ:闇
職業:自由人(魔王族・サモンドスレイヴ)
装備:糸
マスター:カナタ・トオノ
必殺技:ストリングス・ヘブンズ
ストリングス・ネット
ストリングス・ショット
ストリングス・カオス・ホール
※特殊能力「飛行」所持
召喚口上「幻のように、絡み付くナイトメア!夢の中へと誘う、マリオネット!全ての闇と悲しみを、その静寂でリセットしろ!サモンドスレイヴサモン!『ゲン・ムレイザー』!!」
カナタ・トオノが呼び出すサモンドスレイヴの一体。
全身白のスーツとハットで決めた伊達男。飄々として軽い男のように見えるが、心の中には熱いモノを秘めている模様。
超極細の糸を武器と使用していて、その強度は魔物を縛り上げて引き裂いてしまうほど。その糸で、ダークネス八武衆のラントボルも一時動きを止めた。
キャラ被りしているダークネスをかなり嫌っている。
本名、ブラック・ト・ギリアム。
[桃浦金竜之介]タイプ:地
職業:チンピラ(人間族・サモンドスレイヴ)
装備:日本刀
マスター:カナタ・トオノ
必殺技:特になし
※カナタ・トオノが呼び出すサモンドスレイヴの一体。本名=カード名のタイプ。
赤い着流しを着た、人間族のサモンドスレイヴ。鋭い目付きに、柄の悪そうな風貌。常に肩をいからせて歩く様子といい、完全にチンピラである。
性格は粗暴で戦う事、と言うか暴れる事が大好き。マスターであるカナタの事は、かなり認めている様子。
同じデッキの仲間の『ブレイドラ・レンゲリス』のトーリ・サッカーの事を、同じ人間族かつ同じ得物を使う者としてかなり敵対視している。あまり仲間を仲間と思っている様子はなく、『ゲン・ムレイザー』のブラック・ト・ギリアムの事もハネ公と蔑んでいる。ただ、デッキの重鎮でもあるマホ・ブルームの事は姐さんと呼んで恐れている模様。
前哨戦での戦いでコンビを組んだロキヒノ・リードギルフを、気に入ったようだ。
[シノビ・マイスター]タイプ:地
職業:忍者(人間族・サモンドスレイヴ)
装備:忍術
マスター:カナタ・トオノ
必殺技:変わり身の術
影忍びの術
※特殊能力「気配遮断」所持
召喚口上「影になり、光となりて敵を討て!千里を駆けて、闇夜に光る流れ星!忍びなれども、忍ばずいけ!サモンドスレイヴサモン!現れろ、『シノビ・マイスター』!」
カナタ・トオノが呼び出すサモンドスレイヴの一体。
全身黒の忍装束に身を包む、見ての通りの忍者である。当然のように、「ござる」言葉を愛用している。
カナタが、力比べの間のユギカザ・リードギルフの護衛の為に召喚。力比べから間を置かずに始まった前哨戦中もユギカザを護衛し続けて、カナタからの指示をユギカザにそれとなく伝えていた。
ユギカザを襲った暗殺者を撃退、人間族を絶滅から救った影のヒーロー。
本名、カゲトラ・フウマ。
「桃浦さんという方の召喚口上の記載がありませんが?」
ああ、桃浦は一回目は召喚制限で召喚できなくて、前哨戦の時は長々とやってられなくて口上は省略したんだよ。
「ああ、まだ使われていないから記載が無い、と。……考えていないわけではなく?」
……俺は考えてるよ、俺は!
「微妙な言い回しですね……」
んー、なんの事かなー?
[ヒューム・ハンドレッド]
※エフィー領の四十七士。筋肉マッチョ。
[ササツ・サッサー]
※ナゲエ領の四十七士。サの人。
[ハオ・サヂン]
※キコエ領の四十七士。音楽プレーヤー。
[リンゴ・ハリスン]
※イワン領の四十七士。気さくな老人。
[ウイング・スカイ]
※ズーカー領の四十七士。キャプテン。
「四十七士の人は十把一絡げですか」
いや、ほとんど知らない人達だし……。まあ、今後関わる事があれば、プロフィールも更新されて行くんじゃないかな?
「そうですね。では、サンプルとしてカナタさんのプロフィールを更新しておきましょう」
へ?
[カナタ・トオノ]タイプ:闇(自己申告)
職業:人間世界の救世主(人間族)
装備:デッキケース(60枚デッキ入り)
魔札道具『パスケース』(ブラフ用)
トモヨ・リードギルフ(嫁)
所持魔法:サモンドスレイヴ『ダブル・ジョーカー・ドラゴン』
チョクメイ『エクストリーム・ジョーカー・フルバースト』
チョクメイ『ダブル・ジョーカー・サイクロン』
メシモノ『ローリングバルカン・キャノン』
メシモノ『プレート・シールド』
チョクメイ『そよ風ドライヤー』
ナモト『コップ一杯の水を』 他計60枚
※特殊能力「異世界のカード知識」所持(この世界ではほぼ役に立たない)
特殊能力「召喚・魔法の重ね掛け」所持(理由不明)
ダブル・ジョーカー・ドラゴンにより身体能力等の強化あり
地球という異世界からエクディウムに異世界転移してきた男性。二十歳ですが、ちょっと女顔で少年と呼ぶのが相応しいかわいらしさをしています。
性格は女の子を大切にする優しい系ですが、男女交際に踏み出せないヘタレでもあります。
複数のサモンドスレイヴを同時に召喚でき、魔法も複数使いこなすエクディウムの生物には無い能力持ち。
わたしの旦那様です♡
これ、備考欄を増やしたのトモヨちゃんでしょ?
「はい。カナタさんに書かせたら特になしとか書きそうですし」
あと、装備品の欄にトモヨちゃんの名前があるんだけど……?
「はい。わたしはこれから先、どこまでもカナタさんについていく装備品ですから、存分にお使い下さい」
使えたって……。
「わたし達みたいな女の子が、カナタさんの元いた世界でどう呼ばれているのかは、もちろんご存じですよね?その使い方でいいかと」
蔑称を自ら体現しなくても……。
「カナタさんにさえ愛されていれば、他はどうでもいいんですよ」
……君の想いに応えられるように、俺も頑張るよ。
「はい。一緒に、成長して行きましょう。……つきましては、慣れる為にもまずは初めてをですね……」
サトシ達ダークネス八武衆や魔物連中は、また今度の機会だな。
……ん?何か言った、トモヨちゃん?
「聞こえてましたよね?だって、カナタさん地獄耳系の主人公じゃないですか!」
んー、なんの事かなー?
「アミバらないで下さい!今日こそ、わたしと初夜を~!」
あーあー、聞こえなーい。見ざる言わざる聞かざるー。




