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異世界探して右往左往しても見つけたい!  作者: キングスロード田中
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第62話

 ちょっとまとめー。

  と、その前に。トモヨちゃんー。


「はい、何でしょうか?」


  君のタイプって、何かな?


「わたしですか?カネです」


  カネ?つまり、「金」って事ね?


「いえ、カネです」


  ……?だから、キンでしょ?


「字は同じです。ただ、パーナさんの見立てによると、わたしにはなぜかお金が集まってくる性質があるそうなんです。ですので、タイプは「金」(キン)であり「金」(カネ)だという事で」


  金が集まってくる?……どこかの英雄の王様かよ。


「問います。あなたが、わたしの旦那様ですか?」


  それ、別の王様……。


「どうですか?便利な嫁でしょう?」


  君、どこまでも理想の嫁だね。



 [トモヨ・リードギルフ]タイプ:金(キン並びにカネ)

 職業:救世主カナタの妻(人間族)

 装備:魔札道具『ピンク・ブロッサム』(チョーカー)

  王家のドレス

 所持魔法:サモンドスレイヴ『サクラン・ミストレス』

 ※特殊能力「カナタの人生を夢で見る」所持(理由不明)

  サクラン・ミストレスにより強化されている模様(詳しい内容は不明)

 人間領国ギルフォードライ王国の王女。十歳。

 飛び級で既に高校を卒業していて、王国の法律では成人している。理知的で聡明という落ち着いた大人っぽい雰囲気と、よくカナタ・トオノや兄のロキヒノ・リードギルフをからかう子供のようないたずらっ子っぽい様子を併せ持っている。

 次元を越えた世界のカナタの人生を追体験する謎の力を持っていて、カナタの正体を最初から知っていた。その為、出会った当初から好感度はマックス、カナタとの結婚を熱望している。

 五歳時にサモンドスレイヴ『サクラン・ミストレス』のパーナ・ヨモグリーと出会って一体化、召喚士となっていた。

 男性経験はありません♡



  ちょっと待った!?トモヨちゃんの職業欄は、「ギルフォードライ王国王女」だよ!?あと、最後の一行加えたの誰!?


「当然、わたしです」


  トモヨちゃん、あのね……。


「今はもう、わたしは王女というよりはカナタさんの妻ですから」


  まだ結婚してませんよ?なら、せめて婚約者にしよう。


「どうせ、すぐ変わりますから」


  あと、最後の一行はいらないよ?


「まあ、そこもすぐに変わりますよね?」


  すぐには変わりません!



 [サクラン・ミストレス]タイプ:地

 職業:桜の木の精霊(獣生族・サモンドスレイヴ)

 装備:特になし

 マスター:トモヨ・リードギルフ

 必殺技:サクラ・ストーム

  サクラ・ウォール

 ※特殊能力「ライス・ヒーリング」所持(大地の魔力を癒しの力に変換)

  「未来予知」所持

 召喚口上「花に太陽!生命を育む、自然の力!自由と平和を守る為、その恵みと共に、我に力を与えたまえ!サモンドスレイヴサモン!咲き誇れ!『サクラン・ミストレス』!!」

 トモヨ・リードギルフが呼び出すサモンドスレイヴ。

 植物系獣生族で、桜の木の精霊。

 元々トモヨに渡された王家の秘宝である魔札道具に入っていたサモンドスレイヴで、五年前のトモヨの誕生日に彼女の前に現れた。

 大地の魔力を吸い上げて癒しの力に変換する、回復能力を持つ。また、稀に未来を見通す事ができるようで、それをトモヨが父親に伝えた事が、予言者トモヨを作り上げる要因になってしまった。

 トモヨと一体化しており、彼女の助けになっている。

 本名、パーナ・ヨモグリー。



「ちなみに、わたしは最初パーナさんを「サクラちゃん」と呼んでいました。最初は、本名を教えてくれなかったもので」


  ああ、『サクラン・ミストレス』だから最初の部分からサクラか。……ん?あれ、トモヨとサクラってどっかで……?

  なんで、「ちゃん」から「さん」になったの?


「なんとなく、「パーナ」という名前にはさんを付けた方がいい気がして……」


  ……なんでだろう?なぜか納得できる。不思議だ。


  ついでなんで、トモヨちゃん?勇者のタイプは知ってる?


「ロ○コンでしょう」


  いや、それは性的嗜好でしょ。……まあ、いいか。



 [アダル・クリスピーナ]タイプ:ロ

 職業:勇者(人間族)

 装備:魔札道具『黄金剣』(剣)

  ゴールドアーマー『キンピカ』(鎧)

 所持魔法:サモンドスレイヴ『アクセル・スピーダー・ドラゴン』

 ※特殊能力「ブースト耐性」所持(アクセル・スピーダー・ドラゴンの強化に耐えられる)

 人間領国ギルフォードライ王国四十七士の一人。二十四歳。

 生まれて間もなく両親を亡くし、中央評議会議長のトランド・ハークロの経営する孤児院で育った男。

 身体能力だけでも一級品で四十七士の序列二位になるほどだったが、更にサモンドスレイヴのアクセル・スピーダー・ドラゴンを召喚する力を持つ。

 育ての親のトランドに絶対服従な所があり、その指令がなければ能動的に動く事ができない人形のような存在だった。

 八歳の頃のトモヨ・リードギルフに一目惚れし、カナタ・トオノとの婚約パーティーの席上でトモヨに結婚を迫るという奇行を演じていた。

 必殺技『トリプル・ブッキング』と、アクセル・スピーダー・ドラゴンのブーストを受ける事で常人には見る事すらできない高速移動をする事ができる。



「カナタさんは偉いですね。あんな勇者のプロフィールまでまとめて差し上げるなんて。勇者のプロフィールなんて、「変態」の一言でいいんですよ」


  トモヨちゃん、ホントに嫌ってるね勇者の事。


「あんな人の話を全く聞かない人なんて、嫌われて当然ですよ。しかも、カナタさんをバカにしましたし」


  まあ、確かに人の言う事を聞かないよね、彼。


  それじゃあ、トモヨちゃん?そろそろ、俺の膝の上から降りようか?なんで、来て速攻そこに座ったのかは知らないけど。


「嫌です♪」


  人の話は聞こう、トモヨちゃん?



 [アクセル・スピーダー・ドラゴン]タイプ:風

 職業:元魔竜四天王(魔竜族・サモンドスレイヴ)

 装備:アクセルブレード

 マスター:アダル・クリスピーナ

 必殺技:マキシマム・アクセル・グランドツアー

 ※特殊能力「アクセル・ブースト・オン」所持(自身の魔力を他に与えて強化する)

 召喚口上「最速を超える究極の速度!そのスピードで、全ての絶望を振り切るぜ!我が下に来い!サモンドスレイヴサモン!『アクセル・スピーダー・ドラゴン』!!」

 アダル・クリスピーナが呼び出すサモンドスレイヴ。

 生前、ダブル・ジョーカー・ドラゴンの下で戦ってきた魔竜四天王の一人。「速」の称号を持つ、スピードに命を賭けるドラゴン。一応部下ではあるが、ダブル・ジョーカーとは友人関係であるようで、互いに本名で呼びあっている。

 力比べで、救世主カナタ・トオノを倒す為に召喚された。しかし、カナタがダブル・ジョーカーを召喚した事で状況が一変。結局、勇者共々倒されてしまった。

 その流れで、始まったバトル・ファイオー前哨戦に人間を守る側で参戦。王城を守り抜いていた。

 本名、ストッパー・テラ。



「『アクセル・スピーダー・ドラゴン』さんは、気持ちのいいキャラのドラゴンさんですね。どうしてあんな人が、勇者ごときのサモンドスレイヴなんてしているのでしょう?」


  さあ……。聞いたら、馴れ初めとか聞けるかもよ?


「カナタさんが一切絡まない話に興味は無いので、別にいいです」


  ドライ……。



 [トランド・ハークロ]タイプ:ロ

 職業:中央評議会議長(人間族)

 装備:魔札道具『パスケース』

 所持魔法:チョクメイ『タマヤーポム』

 ※人間領国ギルフォードライ王国中央評議会議長。五十歳。

 中央評議会の議長を務めていた男。

 代々議長を務めてきたほどの政治家一家の息子で、その血筋だけで議長になっていた。

 野心の強い男で、王家の男子を断絶させた上で王女のトモヨ・リードギルフを色々な意味で手中に収めて王になろうとしていた。

 自らの領域で孤児院を経営していて、その中では王として君臨していた様子。その中で優秀な者を勇者に、次点の者を暗殺者へと育てた。

 ダークネス八武衆のサトシに殺された。



「……この人の喜び組の話は……」


  捜査中でしょ。まあ、不愉快な話にしかならないと思うから、そこは俺らが追及しなくてもいいと思う。


「うぅ……。こう言うとアレですけど、死んでくれてよかったと思います」


  まあ、実は君は狙われていた本人だしね。


「カナタさんがいてくれなかったらと思うと、ゾッとします」


  あのオッサン殺したの、サトシだけど。

「カナタさんがいなければ、わたしはどんな目に遭わされていたか……」


  うーん。男相手だと、似たような事になるかもよ?俺とかも。


「はい!いつでもお待ちしています!」


  ……いいんだ、それで。




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