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第3章:新たな一日の始まりⅢ


 そうこうするうちに、シェイルとユミルが戻ってきた。


 ディオネは自分の席に戻り、ユミルと話し始めた。シェイルもゼロと話そうとするが、ゼロは眉間にしわを寄せ何かに悩んでいたので、解決するまで待つことにした。


 しかし、休憩時間が終わりに近づいてもゼロに何も変化はなかった。シェイルは耐えかねて、ゼロに声を掛ける。



「ゼロ、。何をそんなに悩んでいるの? もうすぐ終わっちゃうよ、休み時間」


「……。ん? 何か言ったか」



 シェイルは溜め息をつき、あきれながらも、再び同じ質問を告げる。



「もう、何を悩んでいるのって言ったの」


「いや、大した事じゃない」



 まあいいや、とシェイルは開き直り、決めておくようにと言われたことについて話しを変えた。



「ゼロは決めた? 機体の種類」


「ああ。三つ目の機体がいい。シェイルは?」



 シェイルは肩の力を抜き、ゼロを見つめ自然とゼロの手を握る。ゼロも口元を緩めた。



「私もそれで良いよ」



 ユミルが、二人の様子を見て思わず口を開いた。



「とても一週間で、出来た仲とは思えないわ。ラブラブねお二人さん。でもあんまりイチャイチャしていると悪い教官に目を付けられるぞ!」



 そう言われてシェイルは、顔を赤く染め、ゼロから手をなごりおしそうに離す。


 休憩時間が終わり、ルミリオンが指示を出し始めた。



「それでは、一つ目の宇宙用を希望する者はA-50、二つ目の水中用を希望するものはD-65、三つ目は、ここに残れ。以上、各自移動を始めよ」



 全体の三分の一程が退出していき、それに伴って教官たちの中から退出する者もいた。移動が済むと、ルミリオンに変わって男性の教官が教壇に立った。



「皆さん、こんにちわ。私は、機体担当のライマットです。今日は、機体の基礎知識についてお話しいたします。もしかするとすでにご存知のことも出てくるかもしれませんが、復習だと思ってしっかり聞いてくださいね」



 ライマットは、教卓のスクリーンを操作し、戦闘機を写し出す。



「皆さん、机の画面を見てください。これが戦闘機、詳しく言いますと全空間対応型戦闘機です。第一種戦闘機とも呼ばれたりします。ちなみに第二種戦闘機は、無重力下専用戦闘機、第三種戦闘機は、水中及び液体下専用戦闘機と呼んでいます。

第一種戦闘機の特徴は、空中、宇宙、水中の三つの空間で戦闘可能ということです。もちろん難点もあります。

宇宙で戦闘を行う場合、翼を持っている分表面積が広く被弾しやすくなります。水中では、水中用のエンジンではないので、ステルス性能が極端に低いですし、翼が大きな抵抗となってしまいます。また、空中、宇宙、水中でおのおの機体のバランスを変える必要があり、そのための余分なコンピュータが、必要になります。しかし、それらの難点を踏まえても全空間対応とはとても魅力的なのです」

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