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僕のサヨナラを歌に乗せて  作者: 焰ありさ
1/1

彼女の歌は今宵も響く


ねぇ、歌って。

ねぇ、笑って。

ねぇ、本当に覚えてないの?



夜なのに明るい この街が

ぼやけて見える

今夜で僕の明日が変わる

選ぶことなんて望んでなかった

この僕になんて重いものを持たせたんだ

心が霞んでく 周りが輝いて見えて

きっとって いつかって

自分を責め続けて

大丈夫なんて 嘘をついて

ずっと生きてきたんだ

僕は

きっと輝けるって

意味のなかったことなんて

きっとないはずなのに

どこへ どこへ 明日はどこへ



もうすぐ夜中の1時。

駅前の小さな噴水に腰をかけて彼女は今日もギターと歌っていた。

僕は勝手に彼女を歌姫だと思っている。


ただの通りすがりな僕のことを、彼女は知らない。

彼女は毎日ここで歌を響かせ、僕は毎日遠くで耳を傾けている。

どんなに眠くても疲れていても、何故かこの声を求めてしまうんだ。

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