怠惰な日常
実質初投稿です。
昔別作品を投稿していましたが、一週間で失踪した前科を持っています。
部屋は、薄暗かった。
時刻は午前11時過ぎ、天気はおそらく晴れ。
カーテンなどしていないのに、西向きの窓は部屋を照らさない。
室温は一桁だろう。息が白い。
ただ、その部屋は。
彼の現状を表すかのようだ。
◆◆◆◆
「あぁ…暇だなあ…」
なんかやることあったっけ?
いやまあ、やるべきことは多いけれども…
ゲームも飽きたしなあ、だいたい作業だし。
「…あー、寝るか。」
いつから独り言増えたんだっけか。
いつのまにか増えて…いや、昔からか、小学の頃から割と…
どうせすぐには寝れないんだよなあ…
「喉乾いたな…とはいえ飲むものもないか…」
枕元に大量のからペットが…ヒキニートらしいか…?
一人暮らしなら大変だよなあ、今は親の脛かじってられるけどさあ…
飲み物取りに行くのも面倒だ、このまま寝るか。
さあて、今日も今日とて寝れない一時間が始まるぞ…
考えてみると酷いものだ。高校すら行かず、バイトもせずにヒキニート。
ネットで金策をしようとしてみたが、3日も続かず断念。その後金策はしてない。
運動もせず、暖かいベッドの中でスマホ三昧…まあ今しかできない幸せではあるのか?
幸せな気はしないな、仕事に追われる人生の方がいいかもしれない。
ただなあ、バイトとか、怖いし…大体ブラックだろうし…
入ってすぐ辞めたりなんかしたら、この辺田舎だから、噂がすぐ広まってバイトが出来なくなりそうだ…
うーむ、やっぱり諦めよう。
こんな生活で変われるとも思えないし、このままで生きていけるとかあり得ないだろうけど…
まあ、今考えなくてもいいさ。
就職とか考えるだけで気が狂いそうだし。
◆◆◆◆
そして彼は眠る。
起きていても、起き上がっている事は少ない。
ただ、眠くなれば寝る、不規則な生活。
不健康な生活は心身共に蝕む。
動かず、筋肉は衰え、最早歩くだけで息切れをするほどで。
考えず、思考能力すら低下し、何を考えていたのか、自分でもわからず。
…ただ、変わりたいとは思っていた。
それでも彼は、自分の嫌なことをする、ただそれだけの事が。
自分の意思では、一切出来ないのであった。
そして何時の間にか、彼の意識は途切れる。