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序章

 深い森の中、はしゃぐ子供たちに囲まれ、若い娘が歌う。

 囁くような、それでいて幸福に満ちた声で結ばれた音の調べは、風に柔らかく溶けていく。

 腕に抱かれた幼子は心地よさげにまどろんでいた。


 娘の瞳は深い緑。

 娘が抱く幼子の瞳は、更に深い緑。

 子供達を見回し、最後に腕の中の子供に、ふふ、と笑いかける。


 あの人とこの子達に出会うために私はここに来たのだ。

 それは神の采配によるものかもしれないが、許されるならば自分で選び取った未来なのだと誇りたい。


 ここは神の国ではないのだから。

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