世界観 裏解説
この物語の世界観解説です。
主人公が知り得ない情報も設定として記載してありますが、読まなくても支障はないです。
フレーバー程度にお納めください。
《転生先の世界 『世界樹の洞』》
主人公の転生した世界。
神々が座し現世への干渉を続けている。目的は(神から見た)理想郷へと現世を導く事。
なお、神々の意見は纏まっていないので各柱が好きに動いているだけ。
慈悲の女神が現世の戦乱と混沌を悲観し、300年前に世界中にダンジョンを作り出した。(周囲の神々曰く、教育ママのヒステリー)
《神》
この世界を運営する存在。
創造神や主神は存在せず、各柱が各々の裁量で世界に干渉している。
横の繋がりはあるが、上下関係を明確に定められているのは従属神とその長くらいで同格の神も多い。(例えば、大地の神は土、岩、泥濘の神等の長である)
新しい神も生じるが、滅多に起こることではない。人が成り上がる場合もあるが、大抵はどこかの神の従属神としてその神の庇護を受ける。
《ダンジョン》
端的に言うと神罰。
神託により幾度となく止められていた戦争を、各々の利益のために辞められなかった人類に訪れた試練。
戦争を始めると大氾濫、放置しても大氾濫。
頑張って潜り続けないと蠱毒と化してどんどん中の魔物が強くなるのはバグだが、女神は仕様と言い張っている。
国家運営上の癌。これのせいで国防の観点から常備軍を都市に張り付けるしかなくなった。資金、人材、時間を呑み込み続ける施政者の見る悪夢のような存在。戦争バカの先祖はかなり恨まれている。
なお、女神は愛しい人類が戦争しなくなってニッコリ。
各地のダンジョンのボスはこの世のすべての命を憎んでおり、人間絶対殺すマンと化している。
その正体は、慈愛の神が管理していた対極たる憎悪の力の塊。魔物の形をした神力である。
憎悪の神はいないので仕方ないから慈愛の神が管理していたが、有効活用した。
ダンジョン産の魔物はその神力で生成された生き物であり、魔石を介して擬似的に使役されている。
創造神話とロジックは一緒なので、ダンジョンから出て暫くすると憎悪の力から離れて自然な魔物になる。
ちなみに魔物に国境は関係ないので、隣国が下手を打つとペラッペラの国境警備兵を擂り潰して、魔物が津波のごとく押し寄せる模様。
国境警備兵は誰よりも隣国の平穏を祈っています。
《王国》
主人公が住む千年王国。
300年前まで5賢帝時代のローマ帝国みたいなチート国家だった。
肥沃で広大な国土、陸路は国境をほぼ囲う外輪山脈により大軍の進攻は実質不可能。海運の要衝で港を開けば必ず儲かるような立地で無敵艦隊保有。
半島国家としての理想形と言っても良い。
遥か昔から王家も貴族も、外征派閥と穏健派に分かれて小競り合いするだけで、内乱すら起こらないある種異常に呑気な気質の国民性だった。
売られた喧嘩は言い値で買うが。
300年前のダンジョン発生でも、被害を押さえられた国家の1国。
現代においても世界有数の金満国家で最近の悩みは、山向こうの国家で起こった大氾濫のせいで外輪山脈自体が大魔境と化しつつあること。
《スキル》
慈愛の神の慈悲、或いは損害賠償とも言える。
マジギレしてダンジョンを世界にばら蒔いた女神はやっちまったと反省し、憎悪の塊を抑えるのに使っていた力が自由に使えるようになったので、自分の権能を使い人間に力を与える事にした。
実は人間に伝えた神託は帳尻合わせの言い訳だけど、なんだかんだ戦争はしなくなったのでヨシッ!
スキルとは能力及び成長補正である。
祝福の儀式では、この人の持つ特技や嗜好を汲み取り、それに合わせたスキルを付与する。自力習得も可能だが、スキルを獲得するまでは補正が入らない。
女神は寛容なのでテイムモンスターやサモンモンスターも自力獲得ならば、主人の魔力パス経由でスキルを習得できる。
そして主人であるテイマーやサモナーにも獲得したスキルの成長補正は魔力パスを通じて多少適用させるので、実は主人公はモンスターを増やし鍛えれば鍛えるほど強くなれる。
しかし、常識としては『地属性のサモンモンスターがいると地属性魔法が習得しやすくなるらしい』という噂程度の伝承しか無いので有効活用は難しい。
《人》
知性を有する存在の総称。
現在は人類、エルフ、ドワーフ、各種獣人が人として認識されている。
知性を有する魔物との違いは、魔石の有無とダンジョンボスからの影響、それにダンジョンで魔物として発生するか否かである。
普段は平静に交流できても、いざ大氾濫が起こるとたちまちダンジョンボスの手先として、こちらと殺し合いになるので差別され人の生活圏から追いやられている。
一部低位のゴブリン等は交流を持てているが、それは人間側の『いざとなればいつでも殺せるから利用する』という冷酷な集団心理が大きい。
でも、人間同士でも殺し合ったり差別したりは普通にするし、魔物サイドも『毛がなくて食べやすいサル』ぐらいの認識の種族も多いので、距離を置いて正解かもしれない。
《魔物》
体内に魔石を有する生物、及び敵性動体の総称。
基本的な気質は種族によって定まっており、魔力属性も亜種や変異種でない限り特定のものとなっている。
人類側では魔石の大きさによって大まかなランク付けが成されており1等級から8等級までが設定されているが、比較的対処可能な3等級までの魔物以上はかなり曖昧なランク分けで、手に負えない災厄クラスの魔物は全部1等級に押し込んだとも言える。
体内の魔石に魔力を貯蔵し、肉体を変質させる『進化』を行うことが出来る。上位の魔物になるほど進化に莫大な魔力を必要とし、その分魔石も大きく力も強大になる。




