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いつか訪れる話

作者: 無銘

…話をしよう。

これはとある少年が思いを伝えられなかった話

ある日少年は少女に恋をする。だが少年は最後までそれを恋とは自覚できなかった。

少年は少女に興味を抱いた。友達とまでいかなかったが、それでも良き知り合いだったと少年は思っていた。

とある日、少女が持病のために入院をし、少年は初めて少女の持病を知った。だが、少年は何も出来なかった。そして、それの持病が治らないことを知ったのは少女が持病のため亡くなった後の事だった。

少年はその時に初めてどうしようもない哀しみに襲われた…が、時が経てば次第に記憶からも薄れていった。


…時が経ち、少年は青年へと成長していた。が、その成長の途中で彼の身内が何人も亡くなった。

一番ショックだったのは祖父の死だろう。彼の祖父は突然死だった。昨日までは普通に喋っていたのに朝を迎えたら祖父はベットからいなくなっていた。その時に少年だった頃、彼が興味を示していた少女が亡くなった事を思い出した。

彼はその時初めて、亡くなった少女に恋をしていた事を自覚した。その時の青年は涙が止まらなかったそうだ。



…さて、「彼」の話はもう終わりだが、これは「あなた」の物語でもある。例え、「彼」や「彼女」ではなくとも「あなた」がいずれ、それかもう体験する(した)であろう話。「出会い(はじまり)」と「別れ(おわり)」は表裏一体である。だから「あなた」は今を精一杯生きてください。たとえそれが悔いの残る結果だとしても、それで涙を流す結果になってもやり遂げてください。

それが悔いを残した「わたし」から言えるたった1つの「言葉」です。


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