最初の最初。
*男子視点
*一目惚れ
*一話完結型
-----------------------------
きっと僕は間違ってなくて。
きっと僕はこれから後悔も反省もしない。
好きになった事を、間違いだと思わない。
今後行動に移す事も、きっと間違いなんかじゃない。
それは寒い日のことで。
彼女を見たのは数年前。
一目、見た瞬間、僕は彼女釘付けになってたんだ。
高校からの帰宅で仲間とふらりと立ち寄ったファーストフード店。
あら、可愛い子。
ニコニコ笑顔で『ご一緒にポテトは如何ですか?』だなんて、的を射抜かれた。
ポテトと、ナゲットと、それからあれとこれと…うん、以上です。
会計済ませて彼女をちらり。
同じ歳か年上だろうか、慣れた手つきで作業をする、横顔が綺麗。
あら、目が合った。
…この笑顔が0円なんて勿体無いのに。
商品を受け取ってぎゃあぎゃあ騒ぐ仲間の所に戻って、一息着いてからポテトを一口。
あ、名前聞いてなかった。
今度聞いても良いかな、怪しまれないかな。
直後。
ぱし、と頭に衝撃。
話を聞いてないことを指摘された。むう。
仕方ないだろ、彼女が可愛いのが悪い。
うん、また来よう。
綺麗な笑顔を見に、また。
-------------------------
とある一目惚れのお話。
可愛い可愛い女の子の店員さんが店長さんに怒られてるのを見てしょぼんとしてしまう系瑠威です。
こうして常連が増えたり、増えなかったりするのかな?
書いててバイト探さなきゃなって実感させられました。←