ハンバーガー(二百文字お題小説)
お借りしたお題は「ハンバーガー」です。
田守優子は私の一番の親友だが、かなり独特な子だ。
久しぶりにランチをする事になり、ハンバーガーショップに寄った。
「ハンバーガーは太るから、なるべく食べないようにしているの」
注文するなりそんな事を言い出す優子。じゃあ、別の店に寄ればよかったのにと言うと、
「私はともかく、あんたは痩せ過ぎだから、ハンバーガーを食べた方がいいよ」
優子の視線が、私の貧相な胸にある気がするのは僻みだろうか?
ということでした。