詩 生きてる世界が死んでいく、ある日突然に死んでいく
色あせて死んでいく
ボロボロになって死んでいく
鮮度が落ちて死んでいく
意味をなくして死んでいく
生きてる世界が死んでいく
死んだ世界になっていく
どれだけ注意していても
どれだけ大切にしていても
どれだけ守ろうとしていても
生きている世界は死んでいく
唐突に前触れもなく死んでいく
明日の事を考えてても
昨日の事を考えていても
愛しい誰かを考えていても
嫌いな誰かを考えていても
等しく平等に死んでいく
生きている世界は平等だ
誰もの世界が平等に
ある日突然死んでいく