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天地の落とし穴~異世界たちが覚醒し、人類は激動の時代へ~  作者: 天地新生
アイルス・インベル編
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第65話 久しぶりの再会

「よく来たシン、わしについて来るが良い」



 青白い火からハクアの声がし、俺たちを誘導してくれるようだった。



「アキラ、アカリ。この火の指示に従ってくれ」



 青白い火はすぐに動き出す。



 俺たちはそれについて行き、俺たちを囲う妖怪たちを迂回するようにして進む。



「逃がさねえぞ!」



 アオカガが斧を俺たちに投げてきた。



 俺は一度馬から降り、斧を弾いてから足に妖力を込めてまた馬に飛び乗った。



「ナイスです、シンさん」



 青白い火は森を抜け、俺たちを元の小道に戻した。



「一気に進むぞ」



 青白い火はスピードを上げて小道を駆け抜ける。



 俺たちも遅れないようにスピードを上げて進んだ。



 しばらく進んだところで、俺が見慣れた景色が目に入ってきた。



「そこを森の中に入ってくれ」



 俺たちは森の中へ進んだ。



 そして、すぐに一軒の小屋にたどり着いた。



 俺たちが馬から降りると、小屋の扉が開いた。



「久しぶりじゃな、待っておったぞ」



「ハクア!会えて嬉しいけど、ちょっと厄介なことになっちゃったんだ」



「話は中で聞こう。皆の者、入れ」



 俺たちは馬を外に置いて小屋の中に入った。



「腹が減っておるのではないか?米を炊いて魚を焼いたから、飯を食え」



「ああ、食べながら話すことにするよ」



 ハクアは相変わらず変にマイペースだが気が利くようだ。



 俺たちは、ハクアの手料理を食べながら話をすることにした。



 俺は順を追って話した。



 魔族がいたこと、和合隊は魔族の存在を知っていたこと、妖怪の善し悪しも見極めていたこと。



 それに、和合隊の強さ、妖力を知る者の割合、妖怪の数。



 それから、俺は直近の出来事を話し始める。



「それで、厄介なことになった事の発端なんだけど……」







 その頃、ナラクの橋付近では。



「久しぶりだな。ベニカガ、アオカガ」



「貴様は!?」

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