表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
君にさよならを  作者: 秋月奏楽
4/5

彼女にも友達にも

やっぱり好きだよ。

でも辛いや。


……もうやめたいよ。





やっぱりすきだな、あの人のこと。


『……そっか』『あいつと話したよ』『君の話をしたよ』


私の話……?

何を話したの?


『辛いかもよ?』『それでも聞きたい……?』


きになるな。


『……』『あいつの中で君と付き合ったことは無かったことになってるみたいだよ』


あ、あはは……無かったこと……かぁ……。

それは……辛いなぁ……。


『大丈夫……?』


……正直かなり辛いや。

まるであれは私の夢で、妄想だって言われてるみたいだ。


『この話聞いてもあいつのこと好きなの?』


好きだよ。でもさ、アタックするのはやめようかなって……。


『どうして?』


好きでもない人に、元カノとすら認識できない人にうろちょろされても迷惑でしょう?

それに私正直に言うともう辛いんだ。


『そっか』


うん。

あの人のことを好きって思ってるだけでいいかなって。


『大丈夫?』『それで後悔しない?』


大丈夫。私なりに精一杯考えてたことから。


『それならいいんだけどさ』





『相変わらずぎこちないね』


あはは。好きな人の前だとやっぱり緊張するや。


『そんなに?』


うん。……それに少し避けられてるからさ。嫌われるのが怖くて。


『……そうだね』


……笑い合える友達に戻ろうって言ったのは君なのにな。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ