永遠なんて
『すき』『愛してる』『君が1番好き』
そう言った君は。
『君といると疲れるんだ』『冷めちゃった』
私を拒絶しました。
『進路とか大事な時期だから』『我儘言われると困る』
もう好きじゃないのね。
嫌いになったの?
『嫌ってはないよ』『友達に戻ろう』
私は今振られてるんだね。
『好き同士じゃないのに付き合ってるのもね?』『このまま付き合ってても、君の嫌いなところばかり見てしまう』
そう……そうだね。
嫌われるのは嫌だな。
『恋愛はwin-winの関係だと思うんだ』
そうだね。それは私も思うよ。
『別れたいんだけど……』
……うん。
好かれていないのに付き合ってるのは辛い。
でも私はあなたのこと好き。
『……知ってる』
『別れたの?』
うん。
私は疲れるんだって。
『話、あいつから聞いた。そこまでじゃないと思うんだけど』
あの人にはあの人の許容範囲があるから。
私はそれを越えちゃったみたい。
『大丈夫?』
大丈夫……だよ。
私、アタックしようかなって思ってるんだ。
嫌われてはないみたいだから。
『強いね』
強くないよ。
ほんとは今すぐやめてしまいたい。
……でも私はあの人に愛されていたい。
『……そっか。あんまり無理しないでね』
うん。
ありがとう。