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俺は妹を妹として好きなだけで、シスコンではない。第2話

あ、あのね、お兄ちゃん、実は友達と喧嘩しちゃったの」


「喧嘩って学校からでるまでは元気だったじゃねぇか」


「その時はずっと我慢してたの!けどもう、自分にとどめて置くことが出来なくて...も、もう、涙がぁっぅひっく、えっぐっ」


「待って、泣くなよ相談にものるし、一緒に考えてやるから、だから落ち着けって!」


「うえぇ~ん、ひっぐ、..本当に?...」


「ああ、相談にものるし、一緒に考えるから、だから泣き止んでくれ」


『じゃないと視線が痛い!』


「ううう、お兄ちゃんありがとう♡ひっぐ」


「まず、何があったんだ?」


「あのね、今日友達の良いところをグループで話し合い、クラスの雰囲気を良くしようっていう、道徳の授業があったんだけど私なんだか爆弾発言しちゃったみたいで...」


「ほうほう」


『何でほめあいで喧嘩になるんだ?ここはかなり考えたほうが良さそうだ』


「それで、お前はなんて言ったんだ?」


「私は三咲ちゃんっていう友達のことを、優しくてカッコよくて、でも乙女で可愛いです♪って」


「ほおほお、それで三咲ちゃんはなんて?」


「な、なに言ってんのよ~み、美海奈‼️べ、別に乙女じゃねぇーし!って」


『あー、なんかわかったかも、言い方がたどたどしいから多分照れてるは、後は、みんなに乙女って知られて恥ずかしいか、か』


「多分それ。照れてるだけだぞ」


「ええー!!私の勘違い!!?」


「それか、皆の前で言われて恥ずかしいか、でも、その言い方だと、100%照れてるな」


「まじか...」


「多分明日ぐらいに、普通に話しかけてみ、多分忘れて普通に接してくるから」


「分かった♪ありがとうお兄ちゃん♡」


「おう」


『やっぱり妹の笑顔は元気がでるな、一生懸命考えたかいがあるな!...そこまで真剣に考えなくても、わかったなぁ』


こうして妹は普段通りに戻り、朝飯の残りを晩ごはんとして食べ、今、茶の間でホラーの番組を見ているのだが...


「お、お兄ちゃん今回は結構怖いね」


「そうか?俺はこういうの好きだから、むしろ大歓迎なんだが、」


「隣にいってもいい?」


「なんでだ?」


「お兄ちゃんの近くにいけば怖さもなくなるかなぁって」


「ま、まあ別にいいけど」


「ありがとう♪」


こうして二人でホラー番組を見ていると、だんだん妹との距離が近くなり差が3cmくらいまで近くなった。


「おい、美海奈少しち、近いぞ」


「ええー怖いから隣良いって言ったじゃん!」


「そうはいってもだなぁ…」


「なになに?もしかしてぇドキドキしてるぅ?」


「ばっ、馬鹿なこと言うなよ、み、美海奈にドキドキなんてするはずないだろ!」


「そのわりには、普段私のこと呼ぶとき、お前とかなのに今は、名前でよんでるねぇ?」


「ギクゥ」


「私にドキドキするなんて、お兄ちゃんへんたーい」


「いや、妹と言っても女子高生がめっちゃ近くにいたら男の子として無理だぁ~」


「まあ、さすがにからかいすぎちゃったかな」


「わ、わかってくれたならもう少し離れて…」


「無理!!」


「ですよね~」


「お兄ちゃんは私のこと嫌?」


「嫌なはずないだろ、こんなにも可愛くて優しいくて、出来た妹が」


「おお、べた褒めされると少し照れる..」


「まあ、俺はお前のこと、はっきり言うと大好きだしな…あ、妹としてだぞ」


「え、え、あ、う、うん」


やけに美海奈の顔が赤くなったのは気のせいというやつだろうか。


「あ~、本当にあったかもしれないすごく怖いときもあればそうでない時もある話、終わっちゃた」


「あ~今回はまあまあ怖かったな」


「お兄ちゃんの怖さの基準が分からん」


「そうか?」


「まあそんなとこも頼れて格好いいけどね♪」


「て、照れるじゃねえか」


「照れてるお兄ちゃん可愛い~♪」


「かっ、からかうなよ」


「また、照れたw」


「うるせー!!」


とまあこうして1日終わったと思ったその時だった...




              二巻END...





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