主な登場人物
3期までに登場して4期にも出番がある主な人物と、その現状のまとめ。
:メイン:
リーファ=イーラ
主人公。元盗人で手癖と言葉遣いは悪いが一応女。大陸西方で生まれ育ったが、16歳の頃、シンハ(後述)に拾われ、王立図書館司書の養女となる。髪は焦茶色、目は琥珀色。
王都警備隊に入隊志願して一度は不合格にされるも、特別試験をクリアし、現在は一隊員として真面目にお仕事中。
21歳の現在、いくつかの事件を経て観察眼と分析力の鋭さが評価され、そろそろ一人前。
精神的にも保護者から自立しかけているところ。
シンハ=レーダ
大陸東方の農業大国レズリアの国王。太陽神の加護が並外れて強いため、東方では稀な黒髪と緑の目を持ち、何もしなくても妙な威圧感がある。
料理やお菓子作りが好きで、隙あらば城から抜け出すため脱走王の異名あり。リーファの保護者。
ちょっとだけリーファを王妃にしたいと考えたこともあるらしいが、理性で諦めた。そして当人にもきっぱりハッキリ振られた。合掌。
ロト=ラーシュ
国王付秘書官、別名脱走王捕獲係。金髪碧眼の爽やか好青年。型破りな国王に振り回されて常に胃痛もち。
司法学院卒で、ちょくちょく捜査にも知恵を貸している。
リーファに片恋中なのは公然の秘密。『黙す人々』でリーファの決意を知り、ようやく少し思い切りがついて前進すべく涙ぐましい努力中。恋愛スキルは谷底レベルだが。
ディナル=イーラ
王都警備隊隊長。リーファの義理の叔父。渋々ながら徐々にリーファの能力を認めてはいるものの、厭味で険悪な態度は相変わらず。
フィアナ=イーラ
ディナルの娘。魔法学院に研究員として勤める才媛。可憐な外見だが性格は合理的でキツくて馬鹿には容赦ない。リーファの捜査にもなんだかんだで協力することがよくある。
:警備隊員:
セルノ=ラーシュ
四番隊二班の班長、現在リーファの直属上司。ロトの甥。
常に薄荷の香りを漂わせる気障な青年だが、班長としてはそれなりに優秀。
カナン=スーザ
二番隊の隊員、現在は班長。リーファの入隊試験で試験官の一人として出会い、最初の配属先で先輩として色々世話をみてくれた。
能力的には標準的だが、親切でごくまっとうな警備隊員。
ジェイム=ツァーデ
本部の似顔絵書き担当。検死報告書の人体図を最初に描いた。無愛想で面倒くさがり。
:貴族:
東方辺境伯
当主はドゥカイアス=リュード。娘はミナのほか、他家に嫁いだ長女がいる。
国王とは比較的親しく、尚武の家風で身分にこだわらないため警備隊にも協力的。
ラウロス公
ショウカ=レーダ、シンハの双子の弟。
身分違いの相手と結婚したいが為に、玉座を兄に押し付けて駆け落ち同然に王都から逃げた。
3期までは名前と噂だけの登場。旧都ラウロを含む周辺を治める、国内で最も有力な貴族。