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疑惑/終わらない殺戮

こんばんわ、鍵穴です。

夏が終わって一週間と二日ですね。

学業と執筆の両立はキツイ(泣)

頑張らないとかなりやばいです(>_<)

では、マゴロシスタートです。

城下はチャイムを鳴らしまくった。

なんとなくそんな気はしていたが、どうやら妹共は気をうしなっていただけらしく、

「もうっ!よく寝てたのにっ!」

と、奴の事を覚えてないどころか、城下がどうして締め出されたかすら気に留める気が無いらしい。

なんて奴だろう。

まぁ、気の狂いそうな出来事に襲われても気が狂わなかった自分が言えた事では無いか。

しかし、今日と言う日は「奴」と「気」と言う漢字がゲシュタルト崩壊しそうな一日であった。

……気にしないで欲しい気の迷いである。

3.

帰りの会は眠い、なんでこんな物があるのか理解出来ない。

耳から入ってくる情報はどうでもいい物ばかりである。

もう、寝てしまおう。

「やめとけ、じゃねぇと名簿という鉄槌が下るぜ」

突然、口を開いた永人はさらに「紙は鉄で無いがな」と付け加えた。

なんで、わかったんだこいつ。

仕方なく、担任の言葉を耳で拾い始める。

「英語の課題を回収する。写してでも終わらせておけよ。」

一瞬、ひやっとしたが早くに終わらせてカバンの中にしまってある。

「やったのか?」

永人がまっすぐ教卓を見ながら、つぶやくように尋ねてきた。

「おかげさまでな」

「そうかい」

それだけやり取りすると、彼は黙ってしまった。

しかし、 別に彼は無愛想な訳ではない。

荒い口調で不良チックだが真面目で、やれと言われた事はちゃんとやるし、目上の人間にはきちんと敬語で話す。そんな奴なのだ。

だから、ホームルームだってちゃんと聴いている。

やたら腕っ節が強く、攻撃的な性格。特に、いつも不機嫌そうな表情は他人に偏見を抱かせるには十分である。

しかし、本当は優しくて面白くて、面倒見が良い。

頭髪なんかは凄い色なのだが彼が嫌がる所なので、触れない事にする。

「色に触れた時点で、手遅れだ」

寒気が背筋をほとばしる

…最近は人の心を読むのが流行っているのか?

だとすれば、自分もいち早く習得して定期テストに備えたい物だ。

……馬鹿な考えはやめて、再び担任に耳を傾ける。

「最近は学生がよく狙われているそうだ。お前達も知っているかもしれんがこの近辺の女子生徒がたて続けに殺されたり行方不明になっている。二日前にも聖光学園の生徒が一人いなくなったという話だ」

その子も、奴が殺ったのだろうか?

しかし、奴はこの手でぶちのめした。もう安心だろう。

「対象が女と言う事は分かっているが、気を付けるに越した事はないからな。では連絡事項は以上だ。」

それを合図に、級友は廊下に雪崩れる。

「よし帰るか」

永人が声を出す。

「あゝ、そうするか」

返事して、カバンをフックからさらう。

城下達は廊下に向かう。

その途中で、永人が「さっきのって、ほんとに通り魔の犯行なのか?」と問いかけてきた。

「なんで?」

「いや、あの日は誰か殺されてただろ?」

……確かにそうだった。

御守りをくれたあの人。

二日前、彼女と話していたあの日。

あの日、俺は奴と出くわした。

11:15〜8の事だと思う。

聖学と言うと、歩いてだとかなり掛かるはずだが…

昨日、城下の妹共を襲ったあと、奴は走って逃げていたがは余り早くなかった。

瞬間移動したとすると、なぜそうやって逃げなかったんだ?

聖学は門限があると聞く。

聖学の門限と言えば、早いで定評があるとも聞く。12時は越えないと思うのだが、

お嬢様学校(学園)でそもそも不良のふの字ないそうだから。

余り遅くまで出歩く事は無いかと思う。

「あの公園、結構離れてるよな」

……あゝ!忘れていた。

奴が聖学に行ける事など無い。

あの後、奴はとある公園に彼女を捨てた。

その公園は聖学から正反対の方向に、しかも距離も結構ある。

……多分無理だ。

直行ならまだしも、壮絶な寄り道をしている。

聖学の子を襲って、こっちに来て公園に捨てに行ったとして……

うわ……面倒くさすぎだろ……

「共犯いたりな」

また、永人が口を開いた。


共犯……共犯?

盲点だった、あれが一匹とは限らない。

『そうじゃの』

あたりが白く包まれる。

視線の先には幼女が立たずんでた。

「……やっぱそうなのか?」

『まぁの、魔と言う物は無限にあるのだから。

文明どころか命が生まれた所から産まれては消えている。

同じような物がいくつあってもおかしく無い。

ほら、スライムもいっぱいいるじゃろ?』

……嘘だろ。

「おい、どうした顔色が昨日に逆戻りだが?」

はっ、と意識を取り戻す。

永人だ、思えばさっきから永人にばかりしゃべらせている気がする。

「あゝ、大丈夫だ……」

もちろん、そんな事は無い。

φ

『で?どうするのじゃ』

自室。

こいつは冷やかすように尋ねてきた。

断罪のためか、力を持った義務か、を悩む俺に。

もし、奴が複数居たとして。

もし、奴がまた、ひとを襲うとして。

もし、犠牲者が続けるんだとして。

俺は、どうするのか。

勇気など無い、この霧ノ城 城下にはそんな勇気は無い。

ただ、許せないと思う。

そう、思えるのなら。

俺は───

今回も、最後まで見ていただきましてありがとうございました。

そして、お疲れ様です。

今日はうまく書けた気がします。

なんとなくですが…

このクオリティを保てれば…

頑張らないと…

でわ、おやみなさい( ´ ▽ ` )ノ

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