抵抗/説明
こんばんは、鍵穴です。
今期のアニメことごとく見逃していたため、最近はこの時間が大いに盛り上がっている事を知らなかった。
私がお送りする、毎週4時のマゴロシ、スタートです。
嵐には勝てない(⌒-⌒; )
『まず、あの化け物が何なのか』
化け物、あの女性を襲ったあれの事だろう。
思えば、あれをちゃんと確認して無い。
化け物と断言していたが、違ったかもしれなかった。恥かくところであった。
「何なんだ?」
『魔物じゃ』
「魔物?RPGとかででて来る奴か?」
『そうじゃ。もっとも、よそから拝借してきた物干し竿では倒せないがな。』
いまどきは、どの家にもあるから、自分の使えと思うが。
『己が当たったのは「血吸い鬼」と言う輩だの。』
「血吸い鬼。吸血鬼か!」
となると、ヴァンパイアハンターの出番。吸血鬼狩りの霧ノ城か!不謹慎だが、ワクワクしてきた!
『いや、吸血鬼なんて良い物じゃないし、ヴァンパイアなんて、今の己では同じ空気を吸う事もできまい。』
ぇ
「何が違うんだ?」
『簡単に言えばモドキだ、吸血鬼からすれば、チンパンジーはほど遠く、低能で、単純で、攻撃的な猿だ。』
なんとなくわかった。
あまり、いい表現では無いが猿は人モドキと言えなくもない。
もっとも、なんとなく猿の方が強いかもしれないが。
『そうだな、生意気にも、奴らに人の拳は通らない。』
「なんだって?」
『まあ、通り抜けると言う方が正しいがな。』
「通り抜けるって、」
『あぁ、蹴りも、刃物も、銃も。
物理攻撃ほぼ受けつけない。』
もちろん、例外もあるが。と幼女は付け加える。
ここで疑問が生じる。
「じゃあ結局、何も出来ないじゃないか。」
第一、何も出来ない。
それは、どうか?
あのやり取りは何だったのか。
『まあ、まて。
だから、己に攻撃手段を授けようと言うのだ。』
「できるのか? 俺は人だぞ?」
『でなければ呼ばない。』
疑問を投げると。自信満々に張り上げた胸に弾き返された。
『魔殺し。己の家計が受け継いで来た、お家芸じゃ。』
「お家芸?」
『説明する。基本的に、人間は肉体で構成されている。』
つまり、物体である。
『そして、魔物などは人が考え出した偶像に過ぎない。思想は物体でない。』
「ん? いや待てよ。あいつは現実に現れた。」
『そう、それが厄介なのじゃ。
偶像と言う物は人の心を媒体に大きくなって行く物でな。そこから、心や偶像、思想が【魔】と言うエネルギーに変わる』
神様などが解りやすい。と言う。しかし、今となっては強大な魔を持つらしく、偶像と笑ってはならないそうだ。
「ま?」
『そうじゃ。そして、魔物はこの魔を使い物体への干渉を行う事ができる。』
「干渉?」
『うぬ、ひとくくりには出来ないが。例えば、霊と呼ばれている物に弾丸は効かないが、ドアを閉めたり、首を締めたりするだろう。』
確かに、よくホラー映画などで見かける。
ホラー映画などだが。
「なるほど、奴等は物理への干渉はできて、物理からの干渉は受けない。と言うわけだ。」
『そんなところじゃな。物解りの良い奴は嫌いじゃないぞ。』
褒めてもらった。
「そいつはどうも。で、肝心の魔殺しとやらは、結局何なんだ?」
それが知りたい。
『うぬ、平たく言うと魔に干渉出来る力の一つじゃ』
「あっ!あれに勝てるのか!」
『あぁ、先祖代々受け継がれてきた由緒正き退治方じゃ。』
「どうすれば良いんだ?」
やはり。それが知りたい。
『……』
「……おい、どうした」
『若君よ?己は習うより慣れるタイプか?』
「どう言う意味だ?」
簡単に教えてもらえないのか? と思ったときだ。
「うわぁぁああ!!」
叫び声?
これは……妹共の声だ!
今回も読んでいただきましてありがとうございます。
お疲れ様です。
しかし、どうしても展開やセリフが無理矢理な感じが否めません。
違和感を強いられているんだ! カッ!
さてと、自重自重。