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☀「 セロ 」もしも、霄囹がマオと一緒に冒険者をしたら……。  作者: 雪*苺
三四日目 【 ダンジョンの異変 】
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⭕ 再びダンジョン 5


──*──*──*── 地下10階


 遭遇する魔族ディモムを倒しながら[ 安全地帯 ]をしてさきを進む。

 階層フロアボスの広間に到着すると、階層フロアボスは倒されていた。

 ごとな倒しっぷりだ。


マオ

「 アベルとプディがてくれたから階層フロアボスも楽勝だったみたいだな 」


惷麗

「 どういう倒しかたしたんだか。

  考えたくもないな…… 」


 床には階層フロアボスだったモノのにくへんが残骸が無惨に散らばっている。

 シュンシュンがドン引きするのも分かる。


マオ

階層フロアボスを倒すはぶけて助かるよ。

  さきに進もう 」


──*──*──*── 安全地帯


 階層フロアボスを倒すと奥に在る扉がひらいて[ 安全地帯 ]へ行ける。

 [ 安全地帯 ]の中にはアベル(アノスベルド),プディ,ベレティナがた。

 アベル(アノスベルド)はテントを張って、ベレティナを休ませてくれているみたいだ。


マオ

「 アベル,プディ、お疲れ。

  ベレティナを守ってくれてがとな 」


アノスベルド

「 マオにぃさん!

  プディが張り切って頑張ってくれただよ 」


プディ

「 ぷてぃ♥️ 」


マオ

「 ご機嫌だな、プディ。

  これからの事を話したい。

  食事をしながら聞いてくれるかな 」


アノスベルド

「 分かりました 」


 アベル(アノスベルド)と一緒に簡単な調理をして料理を作る。

 えんになって食事をしながら、アベル(アノスベルド),ベレティナ,プディに《 ダンジョン 》に関する考えを話した。


アノスベルド

階層フロアの位置が入れ替わってるかも知れない──ですか?

  地震の影響で…… 」


マオ

「 調べた訳じゃないからだ分からないけどな。

  ほかの冒険者達が見当たらないし、死体も見付からないのを視野にれて考えると、階層フロアれ替わりで深い地下にる可能性が有る──って事になる。

  ちがっててほしいけど、少しでも可能性が有るなら、オレは更に地下へりようと思う 」


アノスベルド

「 僕もマオにぃさんと一緒に行くよ! 」


惷麗

「 言うと思った 」


 シュンシュンの言葉にアベル(アノスベルド)りょうほほを膨らませて、シュンシュンを睨む。

 はははっ、可愛いなぁ~~。


マオ

「 アベルとプディにはベレティナを《 自宅 》まで送ってほしい 」


アノスベルド

「 えっ… 」


プディ

「 ぷ…てぃ…… 」


マオ

「 《 自宅 》に帰ったら、プディにはベレティナとセイリースさんのボディガードとして、2人を危険から守ってほしい。

  頼めるかな? 」


プディ

「 ぷってぃ!

  ぷてぃぷてぃ 」


アノスベルド

「 マオにぃさん、プディは『 任せて! 』って言ってるよ 」


マオ

がとな、プディ。

  ベレティナとセイリースさんを頼むな。

  アベルはマオキノと一緒に《 ダンジョン 》に戻っててほしい。

  マオキノには分裂して《 ダンジョン 》をくまく調査してほしいんだ。

  出来れば冒険者達の保護も頼みたいし 」


アノスベルド

「 《 ダンジョン 》に戻ったらぐ、マオにぃさんに追い付くからね! 」


マオ

「 頼むよ、アベル。

  マオキノに手紙を書くから渡してくれな 」


アノスベルド

「 うん!

  必ずマオキノに渡すよ。

  しゅんれいも《 ダンジョン 》を出るの? 」


惷麗

「 僕はマオと地下へりるぞ。

  びとに冒険者をさがさせる必要が有るからな 」


アノスベルド

しゅんれい、マオにぃさんの足でまといにはならないでよ! 」


惷麗

お前(アノスベルド)よりは使えるってぇの!! 」


マオ

明日あしたそなえて、こんは早く休もう 」


 そんな訳で、こんは[ 安全地帯 ]で一休みする事にした。


──*──*──*── 翌日


 アベル(アノスベルド)とプディにはベレティナとともに《 ダンジョン 》をてもらった。

 オレはシュンシュンと一緒に階段をりて、地下11階へ向かう。

 今更だけど、階段に異変は無いみたいだ。


マオ

階層フロアを繋ぐ役割の階段がなんとも無いみたいでかったよ。

  地下11階に出現するのが魔族ディモム魔神デーエンだと助かるんだけど── 」


惷麗

魔神デーエン以上の奴が出るのかよ? 」


マオ

まれにだけど《 ダンジョン 》にはけたはずれの強さを持つ魔王サタン大魔王デムサタン超魔王チグェダンや更に強さをしのぐ魔王しん,大魔王しん,超魔王しんって呼ばれるヤバいヤツが出現する場合も有るんだ 」


惷麗

「 馬鹿言うなよ。

  魔王,大魔王,超魔王なら兎も角、魔王しん,大魔王しん,超魔王しんなんてのは、ゲームでしか聞かない単語だぞ! 」


マオ

「 宇宙にはるから 」


惷麗

なんだってぇ? 」


マオ

「 魔王レベルになるとぼうだいりょくを使って、自分専用の≪ 魔界 ≫を創造する(つくる)事が出来るんだ。

  宇宙には≪ 魔界 ≫が結構るんだ。

  ≪ 魔界 ≫はりょくのバリアにおおわれてるから見付けるのはむずかしいけど、セロなら余裕で見付けられるよ。

  セロに宇宙へ連れて行ってもらった事が有るんだけど、宇宙の秩序を乱してた超魔王しんの軍勢がセロに喧嘩を売った事が有ったんだ。

  そいつの≪ 魔界 ≫をセロが〈 (原質)(みなもと) 〉に変換しちゃったから、超魔王しんがブチれてさ、セロをころそうとしたもんだから、逆に〈 (原質)(みなもと) 〉に変換されちゃって──。

  まぁ、宇宙には沢山るんだよ 」


惷麗

「 壮大過ぎるはなしをするな。

  頭が痛くなる…… 」


マオ

「 実在する存在だから、《 ダンジョン 》でみ出されるのは当然かな。

  なんせ《 ダンジョン 》は “ 大陸の意思 ” で出来るんだからさ。

  “ 大陸の意思 ” って結局は “ 地球テッラの意思 ” だからな 」


惷麗

「 “ 地球テッラの意思 ” ねぇ。

  だから魔王しんレベルの奴が出ててもってか? 」


マオ

魔王サタン大魔王デムサタン超魔王チグェダンたぐいは地下100階ていの浅い《 ダンジョン 》にはず出現しないもんだけど── 」


惷麗

「 地下100階を “ 浅い ” って言うなよ……。

  なにが出現してもってか?

  そいつはマオが1人で倒せるヤツなのか? 」


マオ

「 強さに依るかな。

  ピンキリだし、ランダムで出現するからさ。

  セロに鍛えられてるから倒せない事はないかな 」


惷麗

「 魔王しんってヤツもか? 」


マオ

「 いやぁ~~それは無理かな。

  キノコンならワンパンで終わるだろうけど、オレには倒せないよ。

  オレは超魔王までかな 」


惷麗

じゅうぶん強いな。

  遭遇しない事を祈るしかないな 」


マオ

「 あはは──。

  マオキノと合流が出来たら怖いもん無しだけどな! 」


惷麗

「 おっ、やっと地下11階だな!

  こん階層フロアなんだ~~ 」


 シュンシュンはびとを召喚する。

 さきに10体のびとを行かせるなんて、さすは鬼畜のシュンシュンだな。


惷麗

「 マオ、行くか? 」


マオ

「 そうだな。

  用心して進もう 」


 目のまえの明るいさきへ足を踏み出す。

 地下11階──、なにが待ち受けているのやらだ。

◎ 訂正しました。

  倒しながら、[ 安全地帯 ]を ─→ 倒しながら[ 安全地帯 ]を

  ひらいて、[ 安全地帯 ]へ行ける。─→ ひらいて[ 安全地帯 ]へ行ける。

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