⭕ 再びダンジョン 5
──*──*──*── 地下10階
遭遇する魔族を倒しながら[ 安全地帯 ]を目指して先を進む。
階層ボスの広間に到着すると、階層ボスは倒されていた。
見事な倒しっぷりだ。
マオ
「 アベルとプディが居てくれたから階層ボスも楽勝だったみたいだな 」
惷麗
「 どういう倒し方したんだか。
考えたくもないな…… 」
床には階層ボスだったモノの肉片が残骸が無惨に散らばっている。
シュンシュンがドン引きするのも分かる。
マオ
「 階層ボスを倒す手間が省けて助かるよ。
先に進もう 」
──*──*──*── 安全地帯
階層ボスを倒すと奥に在る扉が開いて[ 安全地帯 ]へ行ける。
[ 安全地帯 ]の中にはアベル,プディ,ベレティナが居た。
アベルはテントを張って、ベレティナを休ませてくれているみたいだ。
マオ
「 アベル,プディ、お疲れ。
ベレティナを守ってくれて有り難な 」
アノスベルド
「 マオ兄さん!
プディが張り切って頑張ってくれたお蔭だよ 」
プディ
「 ぷてぃ♥️ 」
マオ
「 ご機嫌だな、プディ。
これからの事を話したい。
食事をしながら聞いてくれるかな 」
アノスベルド
「 分かりました 」
アベルと一緒に簡単な調理をして料理を作る。
円になって食事をしながら、アベル,ベレティナ,プディに《 ダンジョン 》に関する考えを話した。
アノスベルド
「 階層の位置が入れ替わってるかも知れない──ですか?
地震の影響で…… 」
マオ
「 調べた訳じゃないから未だ分からないけどな。
他の冒険者達が見当たらないし、死体も見付からないのを視野に入れて考えると、階層の入れ替わりでかなり深い地下に居る可能性が有る──って事になる。
間違っててほしいけど、少しでも可能性が有るなら、オレは更に地下へ下りようと思う 」
アノスベルド
「 僕もマオ兄さんと一緒に行くよ! 」
惷麗
「 言うと思った 」
シュンシュンの言葉にアベルが両頬を膨らませて、シュンシュンを睨む。
はははっ、可愛いなぁ~~。
マオ
「 アベルとプディにはベレティナを《 自宅 》まで送ってほしい 」
アノスベルド
「 えっ… 」
プディ
「 ぷ…てぃ…… 」
マオ
「 《 自宅 》に帰ったら、プディにはベレティナとセイリースさんのボディガードとして、2人を危険から守ってほしい。
頼めるかな? 」
プディ
「 ぷってぃ!
ぷてぃぷてぃ 」
アノスベルド
「 マオ兄さん、プディは『 任せて! 』って言ってるよ 」
マオ
「 有り難な、プディ。
ベレティナとセイリースさんを頼むな。
アベルはマオキノと一緒に《 ダンジョン 》に戻って来てほしい。
マオキノには分裂して《 ダンジョン 》を隈無く調査してほしいんだ。
出来れば冒険者達の保護も頼みたいし 」
アノスベルド
「 《 ダンジョン 》に戻ったら直ぐ、マオ兄さんに追い付くからね! 」
マオ
「 頼むよ、アベル。
マオキノに手紙を書くから渡してくれな 」
アノスベルド
「 うん!
必ずマオキノに渡すよ。
惷麗も《 ダンジョン 》を出るの? 」
惷麗
「 僕はマオと地下へ下りるぞ。
死乃人に冒険者を探させる必要が有るからな 」
アノスベルド
「 惷麗、マオ兄さんの足でまといにはならないでよ! 」
惷麗
「 お前よりは使えるってぇの!! 」
マオ
「 明日に備えて、今夜は早く休もう 」
そんな訳で、今夜は[ 安全地帯 ]で一休みする事にした。
──*──*──*── 翌日
アベルとプディにはベレティナと共に《 ダンジョン 》を出てもらった。
オレはシュンシュンと一緒に階段を下りて、地下11階へ向かう。
今更だけど、階段に異変は無いみたいだ。
マオ
「 階層を繋ぐ役割の階段が何とも無いみたいで良かったよ。
地下11階に出現するのが魔族か魔神だと助かるんだけど── 」
惷麗
「 魔神以上の奴が出るのかよ? 」
マオ
「 稀にだけど《 ダンジョン 》には桁外れの強さを持つ魔王,大魔王,超魔王や更にその強さを凌ぐ魔王神,大魔王神,超魔王神って呼ばれるヤバい奴等が出現する場合も有るんだ 」
惷麗
「 馬鹿言うなよ。
魔王,大魔王,超魔王なら兎も角、魔王神,大魔王神,超魔王神なんてのは、ゲームでしか聞かない単語だぞ! 」
マオ
「 宇宙には居るから 」
惷麗
「 何だってぇ? 」
マオ
「 魔王レベルになると膨大な魔力を使って、自分専用の≪ 魔界 ≫を創造する事が出来るんだ。
宇宙には≪ 魔界 ≫が結構在るんだ。
≪ 魔界 ≫は魔力のバリアに覆われてるから見付けるのは難しいけど、セロなら余裕で見付けられるよ。
セロに宇宙へ連れて行ってもらった事が有るんだけど、宇宙の秩序を乱してた超魔王神の軍勢がセロに喧嘩を売った事が有ったんだ。
そいつの≪ 魔界 ≫をセロが〈 テフ 〉に変換しちゃったから、超魔王神
まぁ、宇宙には沢山居
惷麗
「 壮大過ぎる話
頭が痛くなる…… 」
マオ
「 実在する存在だから、《 ダンジョン 》で生
何
“ 大陸の意思 ” って結局は “ 地球
惷麗
「 “ 地球
だから魔王神
マオ
「 魔王
惷麗
「 地下100階を “ 浅い ” って言うなよ……。
何
そいつ等
マオ
「 強さに依るかな。
ピンキリだし、ランダムで出現するからさ。
セロに鍛えられてるから倒せない事はないかな 」
惷麗
「 魔王神
マオ
「 いやぁ~~それは無理かな。
キノコンならワンパンで終わるだろうけど、オレには倒せないよ。
オレは超魔王までかな 」
惷麗
「 十
遭遇しない事を祈るしかないな 」
マオ
「 あはは──。
マオキノと合流が出来たら怖いもん無しだけどな! 」
惷麗
「 おっ、やっと地下11階だな!
今
シュンシュンは死
先
惷麗
「 マオ、行くか? 」
マオ
「 そうだな。
用心して進もう 」
目の前
地下11階──、何
◎ 訂正しました。
倒しながら、[ 安全地帯 ]を ─→ 倒しながら[ 安全地帯 ]を
開




