⭕ 再びダンジョン 4
──*──*──*── 地下8階
地下7階を隈無く探索しても冒険者達の姿は見なかった。
元から地下7階には居なかったのか、死乃人達が運んでくれたのか、オレには分からない。
シュンシュンにも聞いてみたけど分からないみたいだ。
アベルとベレティナから大分遅れて地下8階へ下りた訳だけど──、地下8階は天井から血の雨が降る階層で、凸凹している地面には血溜まりが地面に出来ている。
衣服が血の色に染まってしまうから気分が萎える。
プディなら喜びそうだけどなぁ~~。
シュンシュンが飛行タイプの式神を召喚してくれて、オレ達が濡れない様にと傘代わりに使っている。
後で式神に御礼をしたい。
シュンシュンに言うと「 甘やかすな! 」って怒られるから、御礼は内緒でしようと思う。
血の雨が降っていても御構い無しに魔族は群れで襲って来る。
血には濡れたくないけど、倒さないと先には進めないから応戦する。
シュンシュンは死乃人にを召喚して魔族を倒させている。
シュンシュン曰く、こんな血の雨が降る中だと防水加工をしてない御札は使い物にならないみたいだ。
陰陽術で防水加工が出来れば良いのにな!
マオ
「 ふぅ……。
やっと片付いたな~~ 」
惷麗
「 手強い魔族だったな 」
マオ
「 シュンシュンは見てただけで何もしてないだろ~~。
血の雨の所為で真っ赤っかだな…… 」
惷麗
「 汚れを落とす魔法は使えないのか? 」
マオ
「 掃除魔法の事か?
使えはするけど、回復魔法以上に苦手なんだよなぁ~~ 」
惷麗
「 アミュレットの中に入ってるんだろ。
苦手とか有るのかよ 」
マオ
「 オレは元々祝福を授かる素質の無い〈 ノマ 〉だったんだ。
セロと “ 魂の契約 ” をした事で、〈 テフ 〉で魔法
攻撃魔法より回復
惷麗
「 成る程
魔法は使える様
だが、使えるなら問題無いだろ。
血
マオ
「 地下9階に下
はぁ……また出現したみたいだな 」
惷麗
「 マオ、此
マオ
「 地下8階の筈だけど──、地震の影響で階層
惷麗
「 それが事実なら、かなり深
マオ
「 そうだな。
オレは1人で地下100階以降へ下
アベルにはベレティナを連れて《 ダンジョン 》を出てもらおうと思う。
一旦、ベレティナを連れて《 自宅 》に帰ってもらって──、アベルにはマオキノと一緒に《 ダンジョン 》に戻って来
惷麗
「 良
プディはど
マオ
「 プディにはベレティナの護衛をしてもらう。
ベレティナには暫
精霊魔法の使えるベレティナが居
賢いプディが居
惷麗
「 良
スライムを連れた女2人組だから、馬鹿な奴なら断して絡んで来
マオ
「 そんな奴が居
シュンシュン死
1000体に分裂の出来るマオキノが来
キノコンなら《 ダンジョン 》に起きた異変を何
惷麗
「 出来るのかぁ?
まぁ、キノコンなら《 ダンジョン 》で起きた異常について詳しく調べてくれそうだけどな。
僕も付き合ってやるよ。
話し相手は必要だろ 」
マオ
「 足でまといは御免だからな 」
惷麗
「 式神が居
足でまといになるかよ!
魔物
マオ
「 出来ないのが残念だな。
怪物
実体が有るのに何
勿体無いよな 」
惷麗
「 全
《 ダンジョン 》の中じゃあ、冒険者の死体を死
マオ
「 ははは……。
シュンシュン、そろそろ地下9階へ下
惷麗
「 あぁ。
血の雨は勘弁してほしいねぇ… 」
マオ
「 確
早く綺麗にしたいよ 」
次から次へと出現する魔族
地下9階に出現するのは魔族
魔王
出現しない事を祈るしかない。
死
今更だけど、アベルとベレティナを先
◎ 訂正しました。
召喚した死
使えないだよ。─→ 使えないんだよ。
セイリースと組んで ─→ セイリースさんと組んで




