✒ 再びダンジョン 1
──*──*──*── 古代遺跡・中
マオ
「 …………何だ?
様子がおかしい?? 」
惷麗
「 どうしたんだよ。
遺跡に入った途端、止まったりして 」
マオ
「 シュンシュン,アベル,プディ──、何か違和感を感じないか? 」
惷麗
「 違和感?
別に何も感じないが? 」
アノスベルド
「 僕も特には──。
プディは何か感じた? 」
プディ
「 ぷてぃ…?? 」
アノスベルド
「 プディは『 気の所為じゃない? 』って言ってるよ 」
マオ
「 そっか……。
でも何か……前と違う気がするんだよな…… 」
惷麗
「 仮にそうだとしてもだ、僕等には関係無いだろ 」
マオ
「 そうだけど……。
戦闘未経験者のベレティナが居るし──。
何時もより、慎重に行こう 」
アノスベルド
「 ベレティナ、プディを抱っこして。
プディが守ってくれるよ 」
ベレティナ
「 は…はい…。
プディさん、宜しく御願いします 」
プディ
「 ぷてぃ! 」
惷麗
「 プディの上にベレティナの胸が──?!
くそっ、羨ましいっ!! 」
シュンシュンは悔しそうに拳をプルプルと震わせている。
アノスベルド
「 …………惷麗にも胸は有るじゃん 」
アベルは呆れた顔でシュンシュンを見ている。
マオ
「 最終確認をしてから、《 ダンジョン 》に下りよう 」
オレ達は持参した道具の確認をする。
装備品の確認と点検も忘れない。
惷麗
「 心配なら死乃人を2体出してやるよ。
前方と後方に1体ずつで良いか? 」
マオ
「 有り難な、シュンシュン 」
マオ
「 眷属の僕等には感じない事も、マオなら感じのかも知れないしな。
用心したいってなら、マオの思いを汲んでやらないとな! 」
マオ
「 シュンシュン…(////)」
オレ達は階段を下りて地下1階の《 ダンジョン 》へ向かった。
──*──*──*── ダンジョン
地下1階から探索しながら進んでいるけど、これと言って変化は感じない。
出現する魔物の強さにも変化した様子は感じられ無いし、オレの杞憂だったのかな。
前方を歩いてくれている死乃人が大抵の魔物を素手で倒してくれるから楽に進める。
マオ
「 シュンシュン、死乃人ってさ前よりもパワーアップしてたりするのか? 」
惷麗
「 まぁな。
僕だって改良くらいするさ。
幻夢の呪靈には敵わないが、それなりに強い。
僕の式神は幻夢の呪靈より強いけどな! 」
マオ
「 ふぅん?
式隷より死乃人が強くて、幻夢さんの呪靈よりシュンシュンの式神が強いんだ?
式神は特級呪靈に勝てるのか? 」
惷麗
「 特級呪靈もピンキリだかなら。
無傷で勝つのは無理だな。
自慢の式神も麼白には勝てないしな…… 」
マオ
「 そうなのか? 」
惷麗
「 麼白の強さは別次元だぞ。
僕の式神が束になっても無理だろうな。
封じられてる力を解放してもらえれば、捩じ伏せて瀕死状態に追い込む事は可能だろうが……。
倒すのは無理だな。
セロフィートなら麼白を〈 テフ 〉に変換する事が出来るから最強だな。
特殊な呪
セロフィートに対しては本能的に絶対服従してるよ、アレは── 」
マオ
「 そ…そうだな……。
目の前
セロの機
惷麗
「 セロフィートが〈 テ
キノコンにしてみれば、麼
マオ
「 そ…そだな……。
キノコンが居
惷麗
「 キノコンに頼り過ぎて依存し過ぎるのも問題だがな。
セロフィートなら〈 テ
マオ
「 そうだな。
セロでも攻撃専用の古代
惷麗
「 ≪ 大地 ≫の9割り?!
古代魔法ってのは、そんなに危険な魔法なのかよ 」
マオ
「 そうみたいだな。
だから、セロは攻撃魔法を使わないでくれてるんだ。
使う時
それでも≪ 街
“ 300年は溶けない ” って言ってたかな~~。
今となっては遥か昔の話
今では解凍して、ちゃんと≪ 街
惷麗
「 末
何
マオ
「 それはオレにも分からないけど……。
作り替えられた人
惷麗
「 其
大事な所だろ 」
マオ
「 そ…そうかな?
今
シュンシュンと話す事で、改
オレ、完全に忘れてた。
“ 恋は盲




