表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
45/49

✒ 再びダンジョン 1


──*──*──*── 古代遺跡・中


マオ

「 …………なんだ?

  様子が?? 」


惷麗

「 どうしたんだよ。

  遺跡にはいった途端、まったりして 」


マオ

「 シュンシュン,アベル,プディ──、なにか違和感を感じないか? 」


惷麗

「 違和感?

  別になにも感じないが? 」


アノスベルド

「 僕も特には──。

  プディはなにか感じた? 」


プディ

「 ぷてぃ…?? 」


アノスベルド

「 プディは『 気の所為じゃない? 』って言ってるよ 」


マオ

「 そっか……。

  でもなんか……まえと違う気がするんだよな…… 」


惷麗

「 仮にそうだとしてもだ、僕には関係無いだろ 」


マオ

「 そうだけど……。

  戦闘未経験者のベレティナがるし──。

  もより、慎重に行こう 」


アノスベルド

「 ベレティナ、プディを抱っこして。

  プディが守ってくれるよ 」


ベレティナ

「 は…はい…。

  プディさん、宜しく御願いします 」


プディ

「 ぷてぃ! 」


惷麗

「 プディのうえにベレティナの胸が──?!

  くそっ、羨ましいっ!! 」


 シュンシュンはくやしそうにこぶしをプルプルと震わせている。


アノスベルド

「 …………しゅんれいにも胸は有るじゃん 」


 アベル(アノスベルド)あきれた顔でシュンシュンを見ている。


マオ

「 最終確認をしてから、《 ダンジョン 》にりよう 」


 オレ達は持参した道具アイテムの確認をする。

 装備ひんの確認と点検も忘れない。


惷麗

「 心配ならびとを2体してやるよ。

  ぜんぽうこうほうに1体ずつでいか? 」


マオ

がとな、シュンシュン 」


マオ

「 眷属の僕には感じない事も、マオなら感じのかも知れないしな。

  ようじんしたいってなら、マオの思いを汲んでやらないとな! 」


マオ

「 シュンシュン…(////)」


 オレ達は階段をりて地下1階の《 ダンジョン 》へ向かった。


──*──*──*── ダンジョン


 地下1階から探索しながら進んでいるけど、これと言って変化は感じない。

 出現する魔物マタムトの強さにも変化した様子は感じられ無いし、オレのゆうだったのかな。

 ぜんぽうを歩いてくれているびとが大抵の魔物マタムトで倒してくれるからラクに進める。


マオ

「 シュンシュン、びとってさまえよりもパワーアップしてたりするのか? 」


惷麗

「 まぁな。

  僕だって改良くらいするさ。

  げんじゅれいにはかなわないが、それなりに強い。

  僕の式神はげんじゅれいより強いけどな! 」


マオ

「 ふぅん?

  しきれいよりびとが強くて、げんさんのじゅれいよりシュンシュンの式神が強いんだ?

  式神は特級じゅれいに勝てるのか? 」


惷麗

「 特級じゅれいもピンキリだかなら。

  無傷で勝つのは無理だな。

  自慢の式神もしろには勝てないしな…… 」


マオ

「 そうなのか? 」


惷麗

しろの強さは別次元だぞ。

  僕の式神がたばになっても無理だろうな。

  封じられてるちからを解放してもらえれば、せて瀕死状態に追い込む事は可能だろうが……。

  倒すのは無理だな。

  セロフィートならしろを〈 (原質)(みなもと) 〉に変換する事が出来るから最強だな。

  特殊なじゅれいしろにだって生存本能は有るだろ。

  セロフィートに対しては本能的に絶対服従してるよ、アレは── 」


マオ

「 そ…そうだな……。

  目のまえで物体やせいぶつを〈 (原質)(みなもと) 〉に変換するのを見せ付けられたら、絶対服従もしちゃうよな……。

  セロのげんそこねたら──って、考えると…… 」


惷麗

「 セロフィートが〈 (原質)(みなもと) 〉に変換しなくても、キノコンなら暴走して手が付けれなくなったしろも簡単にめれる。

  キノコンにしてみれば、しろだって、蚊みたいなもんだからな 」


マオ

「 そ…そだな……。

  キノコンがてくれたら安心だし、安泰だよな 」


惷麗

「 キノコンに頼り過ぎて依存し過ぎるのも問題だがな。

  セロフィートなら〈 (原質)(みなもと) 〉に変換しなくても古代魔法を使って、消しずみにするくらい楽勝だろ 」


マオ

「 そうだな。

  セロでも攻撃専用の古代エンシェント魔法マジックの手加減が出来ないみたいだから、使うと≪ 大陸 ≫の9割りを “ 死の大地 ” に出来るりょくが有る──って言ってたよ 」


惷麗

「 ≪ 大地 ≫の9割り?!

  古代魔法ってのは、そんなに危険な魔法なのかよ 」


マオ

「 そうみたいだな。

  だから、セロは攻撃魔法を使わないでくれてるんだ。

  使うときにはなんじゅうにも弱体化魔法をかさけしてから使ってくれるよ。

  それでも≪ ベリチェスト ≫を凍り漬けにしちゃう事態になったけど……。

  “ 300年は溶けない ” って言ってたかな~~。

  今となっては遥か昔のはなしだよ。

  今では解凍して、ちゃんと≪ ベリチェスト ≫として機能してるし── 」


惷麗

すえおそろしいな……。

  なんで加減が出来ないんだよ…… 」


マオ

「 それはオレにも分からないけど……。

  作り替えられたセロフィートにも向き不向きや得意不得意が有るんじゃないかな?? 」


惷麗

はハッキリさせとけよ。

  大事な所だろ 」


マオ

「 そ…そうかな?

  こん、セロに会ったら聞いとくよ 」


 シュンシュンと話す事で、あらめてセロ──セロフィートの存在がに、≪ 地球テッラ ≫にとってきょうなのかがわかった気がする。

 オレ、完全に忘れてた。

 “ 恋はもうもくになる ” って言葉、ほんとうだったんだな──。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ