表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
40/49

✒ 惷麗の秘め事 3


──*──*──*── 翌日


──*──*──*── 宿屋


──*──*──*── 宿泊室


???

「 …………………………………うぅ……………頭が………………痛いぃ~~~~ 」


ショウレイ

「 御早う、ハイデス──。

  やっぱりふついになったな 」


ハイデス

「 ………………うぅ゛……………そうみたい………………です…… 」


ショウレイ

「 ほら、ふついに効くくすりだ。

  飲んどけ 」


ハイデス

がとう御座います……。

  エバンスさん…(////)」


ショウレイ:エバンス

「 着替えたら朝食モニングに行くぞ 」


ハイデス

「 は…はい…(////)

  お…おの…………オレ…………エバンスさんと……寝ちゃった…………んですか?(////)」


ショウレイ:エバンス

「 うん?

  ──さぁね。

  ハイデスの想像にしようか? 」


ハイデス

「 えぇぇぇぇぇぇぇぇっ!?

 ( “ 否定しない ” って事はもしかして──??

   よ…ようやく?? )」


 ハイデスは嬉しそうに赤らめながらゆるめている。

 ならば、ベットにはいって寝ていた自分はたぐいを着ていない状態だし、自分の右側にるエバンスもたぐいを着ていないからだ。

 同じベットの中に想いびとぜんの状態で寝ていた──という現状を見る限り、期待しないものないだろう。


ハイデス

「( …………やっと??

   エバンスさんがオレの気持ちにこたえてくれた??

   でも………………オレ…なにも覚えてないっ!!

   折角、エバンスさんと繋がれたかも知れないのにぃ~~!! )」


ショウレイ:エバンス

「 ハイデスはキス魔なんだな。

  あとを隠さないとなにを言われるかだ 」


 ショウレイ──エバンスは両手で髪をむしっているハイデスを見ながらニヤリと笑う。


ハイデス

「 ──っ?!

  キス魔って──オレ…………エバンスさんにキスしたんですか? 」


ショウレイ:エバンス

くすぐったかったよ 」


 エバンス(ショウレイ)はクスリと笑うと、赤く染まっているあとを指で差して見せる。

 エバンス(ショウレイ)の首筋,首元,胸にはたしかになま(なま)しい赤いあとが残っている。


ショウレイ:エバンス

「 誰かさんの熱烈なくちけのないしゅけつしてるな~~ 」


ハイデス

「 うぅ…………なんか済みません……。

  オレ……なにも覚えてなくて………… 」


ショウレイ:エバンス

「 だろうな。

  ふついするほど飲んでたんだ。

  気にする事は無いさ。

  オレも久しりにひとはだを感じれたし── 」


ハイデス

「 久しりに…………ですか?

  えと…………それって……オレ以外とも……有るって事………………ですか? 」


ショウレイ:エバンス

「 はははっ、冒険者だからな! 」


ハイデス

「 エバンスさん──。

  …………これからは……オレだけにしてくださいよ……。

  ほかの男となんて……………… 」


ショウレイ:エバンス

「 女相手には出来ないだろ。

  避妊やくなんて有って無いようなもんだからな。

  はらまれたりでもしても困る。

  子宮と卵巣を持ってない男を相手にするほうが、ちがいも起きにくいんだ 」


ハイデス

「 それは……そうですけど………… 」


ショウレイ:エバンス

「 女はこわいぞ、ハイデス。

  避妊やくだと嘘をいて妊娠やくを飲みやがるぎつねるんだ。

  『 避妊やくを飲むから── 』なんて言葉を信じないほういぞ。

  気にった男をのがさない為なら平然ときたない手も使うたくましい女が多いんだ。

  結婚して身を固める覚悟が出来る迄、あんに女で遊ぶのはめとけ 」


ハイデス

「 …………冒険者の女性ってこわいですね…… 」


ショウレイ:エバンス

たいざいを飲ませて、胎児をろさせる訳にもいかないからな。

  腹にいのち宿やどした母親にごろしなんてさせられないだろ 」


ハイデス

「 そ…そうですよね……。

  出すだけなら1人でも出来ますし……。

  不幸な目に遭う子供……胎児を増やしたら駄目ですよね! 」


ショウレイ:エバンス

「 男が男を相手にして事を済ませる──って事はだ、望まない妊娠をして人生がいっぺんしてしまう不幸な女や望まれないでまれてくる子供を増やさない事にも繋がるのさ。

  望んでまれた子供ですら、親に虐待されて死んでしまう不幸なケースだって多いんだ。

  望まれないでまれた子供が不幸な目に遭う未来は目に見えてるからな。

  たくましくき残り、幸せを掴める子供はごくわずかさ 」


ハイデス

「 そう…ですよね……。

  …………オレは……幸運でした……。

  《 冒険者ギルド 》で保護してもらえなかったら、どんな人生を送っていた事か…… 」


ショウレイ:エバンス

「 なら、今日きょうしっかり《 冒険者ギルド 》から受けた恩にむくいないとな!

  元気に働くハイデスの姿をはげみに頑張れる冒険者,安心する冒険者もるだろう 」


ハイデス

「 そうですね(////)

  年配の冒険者さん達には随分と可愛がってもらいましたからね(////)

  冒険者を引退してもわざ(わざ)顔を見にてくれるかたますし── 」


ショウレイ:エバンス

「 さてと、着替えも済んだし[ 食堂 ]に行くか 」


ハイデス

「 はい!

  今日きょうも1日、元気に働いてます!! 」


ショウレイ:エバンス

「 張り切り過ぎて腰を痛めるなよ 」


ハイデス

「 は…はい(////)」


 エバンス(ショウレイ)はハイデスとともに[ 宿泊室 ]を出ると、廊下を歩いて1階へ続く階段をりた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ