表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
34/49

⭕ 僕らのエロフ♥ 3


──*──*──*── 武器屋


マオ

「 精霊魔法を使うから杖かな。

  杖なら敵を叩く,殴る,突く──って事が出来るし 」


惷麗

「 魔法書のかども攻撃りょくは抜群だが、近距離になるしな。

  多少は距離の取れる杖がいんじゃないか? 」


マオ

「 巻物で叩いても痛く無さそうだしな 」


アノスベルド

「 …………使いかた間違ってないかな~~ 」


プディ

「 ぷてぃ…… 」


マオ

「 いっそ、斬り込み系にして──双剣にしてみるか? 」


惷麗

「 精霊魔法って遠距離だろ。

  安全地帯から動かずに戦えるんだから、わざ(わざ)ぜんせんで戦う必要は無いだろ 」


マオ

「 そうだよな…… 」


惷麗

「 どうせなら僕みたいに仕込みづえにしたらどうだ?

  僕と御揃いにするんだ! 」


マオ

「 仕込みづえいけど、シュンシュンと御揃いにする必要は無いと思うな 」


惷麗

なんでだよ!

  周りに “ 仲良し ” をアピール出来るじゃないか。

  奴隷ドンクラってだけで、差別する低能な馬鹿どもには見えるけんせいする必要が有るだろ。

  “ 御揃いのつえを持ってる ” ってだけでもじゅうぶんけんせいになり、われわれ天使様ベレティナが差別的な目で見られる事も減ると思うんだが! 」


アノスベルド

しゅんれいめずらしくな事を言ってるよ、プディ。

  明日あしたそらから蜥蜴トカゲが降ってるかもね 」


プディ

「 ぷてぃ~~ 」


惷麗

「 おい、聞こえてるぞ! 」


アノスベルド

わざ(わざ)聞こえるように言ってるんだよ 」


惷麗

「 失礼過ぎるだろ! 」


アノスベルド

「 僕はしゅんれいの “ おにいちゃん ” だよ。

  言葉づかいには気を付けてほしいな 」


プディ

「 ぷてぃ! 」


惷麗

「 この野郎っ── 」


マオ

「 ほらほら、ベレティナのまえで喧嘩しない!

  ベレティナ、きみれを装備したいかな。

  教えてくれないか 」


ベレティナ

「 ………………あの……奴隷ドンクラエルフは武器を装備する事の出来ないようになっていまして…… 」


マオ

「 えっ…そうなのか?

  りきが切れたら、どうするんだ?

  魔物マタムト魔獣ジエンダ悪魔デモン魔族ディモム魔神デーエンたぐいから身を守れないぞ 」


ベレティナ

「 精霊魔法には人間のようりきが必要無いので使えなくなる事は有りません…。

  なので大丈夫かと…… 」


マオ

「 へぇ、そうなんだな。

  りきの消費じゃないのか。

  対価はエルフの寿命か? 」


ベレティナ

「 い…いぇ……対価に寿命もけずられる事も無いです。

  精霊魔法は精霊様の御力エネルギーを使わせて頂き、助けて頂く為にみ出された方法でして…… 」


マオ

「 対価が必要無い?

  無償で精霊がエネルギーを使わせてくれるって?

  そんな都合のはなしが有るのかな? 」


惷麗

「 別にいじゃないか。

  精霊とエロフ達の問題だろ。

  僕には関係無いはなしじゃないか。

  武器の装備が出来ないなら、たいじゅつだな。

  格闘系路線で行こうぜ 」


マオ

「 そうだな。

  たいじゅつなら護身術と平行して教えられるし──。

  取り敢えずは、格闘系って事にしとこうか? 」


ベレティナ

「 は…はい。

  宜しく御願い致します…… 」


マオ

「 よし、じゃあ──アベルの武器を買おうか 」


アノスベルド

「 僕の武器ですか?

  僕に武器は必要無いよ 」


マオ

「 あはは…いまさらだけど、まるごしで《 ダンジョン 》に挑戦する訳には行かないからな。

  実際に使う必要は無いんだ。

  ほかの冒険者達の目にればいんだ 」


惷麗

「 見せるようって事だな。

  たしかにまるごしで歩いてるより、武器を持ち歩いてるほうとくさくだな 」


マオ

「 アベルなら腰にげる細剣でいと思うんだ。

  どうせなら、こうひんしつの細剣を買おう 」


アノスベルド

がとう御座います(////)

  一族のほうにしますね♥ 」


マオ

ほうおおだから…… 」


 ベレティナが装備を出来ない事が判明した為、(ドン)(クラ)ティナ(エルフ)の武器を買うのは諦めて、アベル(アノスベルド)に武器を買う事にした。

 オレ達は細剣を選ぶ為に細剣コーナーへ移動した。


──*──*──*── 細剣コーナー


惷麗

れもさいってるな~~ 」


ベレティナ

「 どの細剣も鞘が美しいです…… 」


マオ

「 半分以上がさい代で取られても変じゃないよな…… 」


アノスベルド

「 こんなに綺麗な細剣が揃っていると選ぶのがむずかしいね…… 」


マオ

「 鞘のさいで選ぶのは違うと思うけど……アベルが気になるデザインは有るかな? 」


アノスベルド

「 う~~ん……。

  あかい宝石が使われている鞘のほういかな。

  僕の瞳と御揃いの細剣にしたいです 」


マオ

「 アレか?

  オレ達の身長じゃ取れないから店員さん(従業員)に頼もう 」


 オレはてんない店員さん(従業員)に事情を話して、アベル(アノスベルド)が選んだ細剣を壁から取りはずしてもらった。

 店員さん(従業員)いわく、細剣の中身──けんしんれも同じで、デザインの違うさいほどこした鞘を売りにしているらしい。

 どうやらアベル(アノスベルド)が選んだ細剣のけんしんは、ほかの細剣のけんしんの素材とこうぶつが違うらしい。


 なんでも特殊な素材とこうぶつを使って作られた細剣で、ほかの細剣よりもぐんを抜いて高額なんだとか。

 にゅうしゅ困難でしょうな素材と鉱物を伝説級の鍛治屋がたんせいを込めてしんけつそそいで作られた細剣だから、べらぼうに高いらしい。

 鞘のさいほかの鞘にくらべて、わりかし控え目となっている。


惷麗

「 おぃおぃ、なんの冗談だよ。

  一振りの細剣だけで、僕の装備ひんいっしきの値段よりも高いじゃないか!

  ぼったくりじゃないのかぁ? 」


アノスベルド

「 ………………御免なさい……マオにぃさん……僕……もっと安いほかの細剣に変えるよ…… 」


プディ

「 ぷてぃ…… 」


マオ

「 遠慮するなよ、アベル。

  アベルは細剣がいんだろ。

  必要経費だから、心配しなくていよ。

  店員さん(従業員)、この細剣をください。

  現金でいっかつばらいします 」


惷麗

「 マジかよ…… 」


アノスベルド

「 マオにぃさん……(////)」


ベレティナ

「 す…凄いです…… 」


 言い出したのはオレだしな。

 レジカウンターで細剣の代金を支払って、アベル(アノスベルド)の武器を購入した。

 腰にげる為に必要な道具も一緒に買おうと思ったら、きサービスしてもらえた。


 アベル(アノスベルド)が細剣を腰にげたあと店員さん(従業員)達からていちょうな御見送りをされながら《 武器屋 》を出た。

 オレ達は次の目的地の《 装飾アクセサリー屋 》をして歩き出した。

◎ 訂正しました。

  使いほう ─→ 使いかた

  必要も無いだろ 」─→ 必要は無いだろ 」

  守れないぞ。─→ 守れないぞ 」

  店員さん(スタッフ)、─→ 店員さん(従業員)

  ベレ(奴隷ドンクラ)ティナ(エルフ) ─→ (ドン)(クラ)ティナ(エルフ)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ