⭕ 僕らのエロフ♥ 3
──*──*──*── 武器屋
マオ
「 精霊魔法を使うから杖かな。
杖なら敵を叩く,殴る,突く──って事が出来るし 」
惷麗
「 魔法書の角も攻撃力は抜群だが、近距離になるしな。
多少は距離の取れる杖が良いんじゃないか? 」
マオ
「 巻物で叩いても痛く無さそうだしな 」
アノスベルド
「 …………使い方間違ってないかな~~ 」
プディ
「 ぷてぃ…… 」
マオ
「 いっそ、斬り込み系にして──双剣にしてみるか? 」
惷麗
「 精霊魔法って遠距離だろ。
安全地帯から動かずに戦えるんだから、態々前線で戦う必要は無いだろ 」
マオ
「 そうだよな…… 」
惷麗
「 どうせなら僕みたいに仕込み杖にしたらどうだ?
僕と御揃いにするんだ! 」
マオ
「 仕込み杖は良いけど、シュンシュンと御揃いにする必要は無いと思うな 」
惷麗
「 何でだよ!
周りに “ 仲良し ” をアピール出来るじゃないか。
奴隷ってだけで、差別する低能な馬鹿共には見える牽制する必要が有るだろ。
“ 御揃いの杖を持ってる ” ってだけでも十分な牽制になり、我等の天使様が差別的な目で見られる事も減ると思うんだが! 」
アノスベルド
「 惷麗が珍しくまともな事を言ってるよ、プディ。
明日は空から蜥蜴が降って来るかもね 」
プディ
「 ぷてぃ~~ 」
惷麗
「 おい、聞こえてるぞ! 」
アノスベルド
「 態々聞こえる様に言ってるんだよ 」
惷麗
「 失礼過ぎるだろ! 」
アノスベルド
「 僕は惷麗の “ お兄ちゃん ” だよ。
言葉遣いには気を付けてほしいな 」
プディ
「 ぷてぃ! 」
惷麗
「 この野郎っ── 」
マオ
「 ほらほら、ベレティナの前で喧嘩しない!
ベレティナ、君は何れを装備したいかな。
教えてくれないか 」
ベレティナ
「 ………………あの……奴隷エルフは武器を装備する事の出来ない様になっていまして…… 」
マオ
「 えっ…そうなのか?
魔法力が切れたら、どうするんだ?
魔物,魔獣,悪魔,魔族,魔神の類いから身を守れないぞ 」
ベレティナ
「 精霊魔法には人間の様に魔法力が必要無いので使えなくなる事は有りません…。
なので大丈夫かと…… 」
マオ
「 へぇ、そうなんだな。
魔法力の消費じゃないのか。
対価はエルフの寿命か? 」
ベレティナ
「 い…いぇ……対価に寿命も削られる事も無いです。
精霊魔法は精霊様の御力を使わせて頂き、助けて頂く為に編み出された方法でして…… 」
マオ
「 対価が必要無い?
無償で精霊が力を使わせてくれるって?
そんな都合の良い話が有るのかな? 」
惷麗
「 別に良いじゃないか。
精霊とエロフ達の問題だろ。
僕等には関係無い話じゃないか。
武器の装備が出来ないなら、素手で体術だな。
格闘系路線で行こうぜ 」
マオ
「 そうだな。
体術なら護身術と平行して教えられるし──。
取り敢えずは、格闘系って事にしとこうか? 」
ベレティナ
「 は…はい。
宜しく御願い致します…… 」
マオ
「 よし、じゃあ──アベルの武器を買おうか 」
アノスベルド
「 僕の武器ですか?
僕に武器は必要無いよ 」
マオ
「 あはは…今更だけど、丸腰で《 ダンジョン 》に挑戦する訳には行かないからな。
実際に使う必要は無いんだ。
他の冒険者達の目に入れば良いんだ 」
惷麗
「 見せる様って事だな。
確かに丸腰で歩いてるより、武器を持ち歩いてる方が得策だな 」
マオ
「 アベルなら腰に提げる細剣で良いと思うんだ。
どうせなら、高品質の細剣を買おう 」
アノスベルド
「 有り難う御座います(////)
一族の家宝にしますね♥ 」
マオ
「 家宝は大袈裟だから…… 」
ベレティナが装備を出来ない事が判明した為、ベレ
オレ達は細剣を選ぶ為に細剣コーナーへ移動した。
──*──*──*── 細剣コーナー
惷麗
「 何
ベレティナ
「 どの細剣も鞘が美しいです…… 」
マオ
「 半分以上が細
アノスベルド
「 こんなに綺麗な細剣が揃っていると選ぶのが難
マオ
「 鞘の細
アノスベルド
「 う~~ん……。
赫
僕の瞳と御揃いの細剣にしたいです 」
マオ
「 アレか?
オレ達の身長じゃ取れないから店員さん
オレは店
店員さん
どうやらアベル
何
入
鞘の細
惷麗
「 おぃおぃ、何
一振りの細剣だけで、僕の装備品
ぼったくりじゃないのかぁ? 」
アノスベルド
「 ………………御免なさい……マオ兄
プディ
「 ぷてぃ…… 」
マオ
「 遠慮するなよ、アベル。
アベルはこ
必要経費だから、心配しなくて良
店員さん
現金で一
惷麗
「 マジかよ…… 」
アノスベルド
「 マオ兄
ベレティナ
「 す…凄いです…… 」
言い出したのはオレだしな。
レジカウンターで細剣の代金を支払って、アベル
腰に提
アベル
オレ達は次の目的地の《 装飾
◎ 訂正しました。
使い方
必要も無いだろ 」─→ 必要は無いだろ 」
守れないぞ。─→ 守れないぞ 」
店員さん
ベレ




