⭕ 僕らのエロフ♥ 2
──*──*──*── 冒険者ギルド
マオ
「 よし、〈 S・G 〉への登録終了だな。
これでベレティナも〈 S・G 〉の一員だ 」
惷麗
「 とうとう待ちに待ったエロフが仲間になったんだな!
僕は心身共に満たされているっ!! 」
アノスベルド
「 一々大袈裟だよね 」
プディ
「 ぷてぃ… 」
マオ
「 先ずは簡単な自己紹介をしとこう。
立ち話も何だから、座れる場所へ移動しよう 」
オレは皆を誘導して、座って話せる場所へ移動した。
──*──*──*── テーブル
マオ
「 先ずは、オレから自己紹介するな。
オレはマオ・ユーグナル。
Sランク冒険者で、S級冒険者パーティ〈 S・G 〉の一員だ。
リーダーはセロフィート・シンミンなんだけど、今は留守にしてるからオレが臨時でリーダー代理をしてるよ 」
アノスベルド
「 次は僕だね!
僕はアノスベルド・ユーグナルだよ。
Cランク冒険者で、マオ兄さんと同じくS級冒険者パーティ〈 S・G 〉の一員だよ。
この子は僕のバディでプディだよ 」
プディ
「 ぷってぃ~。
ぷてぃぷてぃ~ 」
アノスベルド
「 プディは知能が高くて賢いスライムだよ 」
惷麗
「 僕が最後かよ。
僕はシュンレイ・ユーグナルだ。
可憐で可愛い美少女だろ!
僕もCランク冒険者で、マオ兄さん,アノス兄さんと同じS級冒険者パーティ〈 S・G 〉の一員だ。
女の子同士、ちちくり──仲良くしようねぇ♥ 」
マオ
「 ベレティナ、シュンシュンには重々気を付ける様に! 」
アノスベルド
「 プディがね、『 破廉恥セクハラ痴漢野郎の惷麗からベレティナの安全を守る 』って言ってるよ。
安心して良いよ 」
プディ
「 ぷてぃ! 」
惷麗
「 おいコラ、誰が “ 破廉恥セクハラ痴漢野郎 ” だって! 」
アノスベルド
「 自覚してないの?
御愁傷様レベルの “ 困ったちゃん ” だね、プディ 」
プディ
「 ぷってぃ! 」
惷麗
「 後から来といて、お前等なぁ── 」
マオ
「 シュンシュン、一々反応しない!
ベレティナは冒険者にはなれないけど、戦える様に鍛えてもらう事になるから、そのつもりで覚悟してほしい。
護身術も教えるから、身に付ける様にな。
生き残る為に必要不可欠なサバイバル術も教えるから。
後は── 」
惷麗
「 マオ、落ち着けよ。
ベレティナにもペースってもんが有るだろ。
時間は有るんだから、徐々に教えてやれば良いさ。
女の子にスパルタは厳禁だぞ 」
マオ
「 スパルタぁ?!
オレはスパルタなんてしないぞ。
セロのスパルタで懲りてるんだからな 」
惷麗
「 いゃいゃいゃ、お前は普通にスパルタだからな。
セロフィートに鍛えられてる所為で麻痺してるんだよ。
自覚しろ 」
マオ
「 オレは優しいよ。
丁寧に教えるし── 」
アノスベルド
「 ねぇ、そろそろ《 冒険者ギルド 》を出て《 防具屋 》へ向かおうよ 」
プディ
「 ぷてぃ 」
マオ
「 あ、そうだな。
日が暮れる前に《 防具屋 》で買い物を済ませよう 」
惷麗
「 精霊魔法を使うなら動き易い衣装にしないとな!
ミニスカな、ミニスカを選べよ! 」
マオ
「 ミニスカートなんて無いから!
仮に売ってても買わないから!
《 ダンジョン 》での肌の露出は命取りだからな 」
惷麗
「 チェッ(・ε・ )
面白くないなぁ……。
折角、エロフの生足とパンチラを拝めると思ったのに! 」
マオ
「 拝むな! 」
セクハラ発言ばっかりするシュンシュンの事は、取り敢えず無視する事にした。
《 冒険者ギルド 》を出してから寄り道をせずに《 防具屋 》を目指して徒歩で移動した。
──*──*──*── 防具屋
マオ
「 う~~ん…………防具系はこんな感じで良いかな? 」
アノスベルド
「 可愛いと思う。
似合ってるよね、プディ 」
プディ
「 ぷてぃ♪ 」
惷麗
「 太股チラリしないのが残念だけどな!
悪くないんじゃないか。
ベレティナの髪と瞳に合わせた色を選んだのは無難な判断だと思うぞ 」
マオ
「 ベレティナ、どうかな?
変更したい箇所が有れば遠慮無く言ってくれると助かるんだけど…… 」
惷麗
「 言葉通り、遠慮なんてする必要は無いからな。
マオ兄さんに金持ちなんだ。
気になるのが有れば、今の内に言っとけ。
全部、買ってくれるからな! 」
マオ
「 全部は言い過ぎだから!
必要な物しか買わないから! 」
ベレティナ
「 ………………いえ……奴隷の私に……こんなに立派な防具を買って頂けるだけで…………十分です…… 」
アノスベルド
「 泣いちゃったね 」
惷麗
「 前の冒険者パーティの扱いが酷かったんじゃないのか?
ボロボロの薄布を着てたからな。
実に良いセ──けしからんセンスだったな! 」
アノスベルド
「 ボロボロの薄布を絶讚するなら、惷麗が着たら良いじゃん 」
惷麗
「 冗談、言うなよ。
高貴な僕が、あんなボロボロの薄布を着る訳が無いだろ!
ボンキュッポンなボディをしてるエロフが着るから最高なんだよ!!
エロチズムの分からんガキは黙ってろ! 」
アノスベルド
「 分かるもんっ!! 」
プディ
「 ぷてぃ?!
ぷてぃ゛~~ 」
マオ
「 アベル、無理して張り合わなくて良いからな。
オレだって “ エロチズム ” が何なのか分からないんだ。
知らなくても困らないさ 」
アノスベルド
「 ………………マオ兄さんが知ってたら、セロフィート様が暴走しちゃうから…… 」
プディ
「 ぷ…ぷてぃ…… 」
惷麗
「 ははっ!
そりゃ、見物だな★ 」
マオ
「 ベレティナが良ければ、支払いを済ませて来るよ 」
惷麗
「 折角だし《 装飾屋 》にも行こうぜ。
ベレティナにも附与された装飾品を身に付けさせないとだろ 」
マオ
「 《 武器屋 》に行った後でな。
装飾品はアベルの分も買うから 」
アノスベルド
「 わぁい!
有り難う、マオ兄さん♥ 」
オレはレジカウンターに移動して、ベレティナの為に選んだ防具類一式の支払いを済ませた。
かなりの金額だったけど、必要経費だから問題無いと思いたい。
事情を話せばセロだって解ってくれるさ!
嬉し泣きしているベレティナはシュンシュン,アベル,プディが宥めてくれたみたいだ。
《 防具屋 》での買い物を済ませた後、オレ達は《 防具屋 》を出て、《 武器屋 》を目指して移動した。




